- ベストアンサー
NECと富士通の違い
NECと富士通の違い サーバの国内シェアは、 金額ベースで富士通がトップ、2位がNECで、争っているように思います。 その一方で、海外シェアでは、 日本勢は外国勢(HP,IBM,Dell)に大きく水をあけられているように思います。 そんな中で、富士通だけがなんとか上位に食い込んでいるようですが、 NECは海外シェアのレポートでは名前もほとんど見かけません。 両社の海外シェアの差はなぜ生まれているのでしょうか? NECは海外展開が弱いのでしょうか? 富士通とNECでは、サーバラインナップや戦略など、どのような点に違いがあるのでしょうか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
おそらくメインフレームの違いでしょう。 富士通はFACOMシリーズを扱っていて、それにIBMのメインフレームに互換性があったようです。 そのせいか海外戦略しやすかったと思います。パソコンとセットで組む場合は、自社のを売っていたかもしれません。 NECはACOSシリーズを扱っていたのですが、IBMのメインフレームには互換性がなく、独自のシステムを組んでいたようです。そのせいか海外にはIBM中心でしたので、海外戦略しにくかったようです。 それにパソコンもIBM互換機(海外ではIBM互換機を売っていましたが)に力を入れていなく、PC98中心でしたね。 NEC自体がガラパゴスのイメージを持たれたのでしょうか。パソコンの世界はNECの名前があまり見かけませんね。撤退したほどです。 それと、NECはもともとコンピュータメーカではなく、通信会社からスタートしたので、それに関係しているかもしれません。 メインフレームと言えば、IBMがデファクトスタンダードでしたから。 システムをサーバーへダウンサイジングしていく上で、メインフレームで養った知識、技術が必要ですし、その提案力も関係してきます。パソコンからマクロ的に構築していくには、どうしても知識、技術が乏しくなります。
その他の回答 (3)
- ralf124c
- ベストアンサー率52% (232/446)
古い人間から偏った情報を少し・・・。 NECアメリカ(通称NECAM:ネカム)でも日本でPC-98全盛のころIBM-PC準互換機であるAPC-IIIがかなり売れていました。が、いかんせん完全互換にするには拡張ボードが必要でした。 そのあと、最初から完全互換のAPC-IV PowerMateがでてこれまた互換機市場でかなりのヒット商品になったと聞いています。 日本ではNEC内部では海外に関連する部門の一部で逆輸入して使っていましたし、IBM互換機のコアなマニアの方は個人で逆輸入していました。 98じゃないNECのパソコンということで当時の互換機マニアには有名な機種です。 当時はBBS(っていっても掲示板じゃないよ)がやっと始まったころでしたので、LANなどもまだ普及しておらず、情報の伝わり方に偏りがあった上に、この業界は古いものには一銭の価値もないことから記録も定かではないのかも。 富士通は国内ではNEC同様に互換機をまったく作っていなかったのですが、海外ではあまり見かけることは有りませんでした。 バブル崩壊が始まったころ日本の大手メーカーは海外からほぼ撤退状態でしたので、海外拠点を独立法人化させる云々というすったもんだのときにPC市場から日本の大手メーカの名前が霞んで行ったように感じます。 ただ、前の回答者様が書かれているように通信分野ではNECは海外展開に関して強かったと思います。なんせNECは住友グループ。日電営業のみならず住友商事が営業をかけているのですから海外への浸透度は・・・「え?こんなところに?」といった感じです。
それは富士通が汎用機(メインフレーム)の頃からのサービス網・体制を持ち、PCが一般的になる前から、汎用機でアメリカに一定のシェアを持っているためでしょう。 サーバは規模が大きくなればなるほど、機械を売っておしまいとはいかず、その上で動かすシステムの構築とか後々のメンテナンスが必ず必要になります。そこで過去に構築したサービス網なり体制が生きるわけです(下手に機械を売るより、その方がいい商売になることも)。 この点IBMは言及するまでもないですが、もともとPC屋ではなかったHPがサーバで大きなシェアを持っている理由は、今は亡きコンピュータ界の雄、DEC(を飲み込んだコンパック)を合併で抱えていると言うことも理由の一つです。こうした業務向けのサービス網って一朝一夕に構築できるものではなく、過去からの地道な積み重ねが必要なものです。それを持っている会社は、エンタープライズ向けでは強いですね。
- oktuburero
- ベストアンサー率22% (102/446)
メインフレームなどではなくてあくまでサーバレベルなら 富士通はSPARC系CPUの技術を持っている。非x86系の選択肢もある。