• ベストアンサー

ハミルトニアン

放射線物理の勉強をしているところなのですが、3次元空間でのハミルトニアンでつまずいてしまいました。 1次元の場合はわかっているのですが、3次元空間でのハミルトニアンになるとわけがわからなくなってきました。さらに、「質量mの質点が3次元空間の原点から距離rに比例する力krで引かれながら運動する場合」という条件が付いていて更にわからなくなりました。 友人数人と考えましたが納得行くハミルトニアンが導き出せません。ヒントでも何でもいいのでお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • KENZOU
  • ベストアンサー率54% (241/444)
回答No.2

ご質問の意味がいまいちよく掴めませんが、1次元のハミルトニアンは分かっておられるということですから、3次元にまで独立変数を増やせばよいということになると思います。 具体的には、力学系の運動エネルギーをT、ポテンシャルエネルギーをVとするとハミルトニアンHは H=T+V (1) と書かれます。但し、なぜハミルトニアンがこのように書かれるのかという定式化については解析力学の知識が必要で、ここではそこまで踏み込まないことにします。 さて、今、1次元の調和振動子を考えてみます。質点の速度をVx、運動量をPx(=mVx)、原点からの変位量をxとすると、このハミルトニアンは直交座標系で書くと(1)から H1=(1/2)mVx^2+(1/2)kx^2 =(1/2m)Px^2+(1/2)kx^2 (2) となりますね。ご質問の「質量mの質点が3次元空間の原点から距離rに比例する力krで引かれながら運動する」力学系は3次元調和振動子となりますから、(2)式を3次元に拡張すればよい事になります。このハミルトニアンをH3とすると H3=(1/2m){Px^2+Py^2+Pz^2}+(1/2)k(x^2+y^2+z^2) =(1/2m){Px^2+Py^2+Pz^2}+(1/2)kr^2 となります。以上は古典力学でのハミルトニアンでしたが、量子力学では運動量を微分演算子で置きかえればよいということになります。 Px→-i(h/2π)∂/∂x(他同様) ご質問の主旨とは違う回答でしたらごめんなさい。

kintaro009
質問者

お礼

丁寧な回答をありがとうございます。 非常に参考になりました。 おかげで少しずつですが問題を解き進んでいけるようになりました。 あまりにも勉強不足だと感じたのでもっと基礎を固めなければいけませんね。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • pipejob
  • ベストアンサー率36% (7/19)
回答No.1

ハミルトニアンは運動エネルギーの演算子であり、演算子自体を導き出すには相当の計算量が必要だと思います。 距離rに比例する力krですから三次元の調和振動子の問題でしょう。 ラプラシアン、ルジャンドル演算子をキーワードに調べてみては?

kintaro009
質問者

お礼

持っている参考書では1次元の調和振動子しか書かれてなかったのですが、ご教授の通りに調べてみると徐々にわかってきました。 でも、いきなりハミルトニアンを・・・というのではなくて他にももっと勉強することがありそうですね。 アドバイスありがとうございました。

関連するQ&A

  • 角運動ベクトル

    3次元空間中を運動する質量mの質点が位置ベクトルxの場所にあるとき、その質点にはF(x)↑の力がはたらく。時間tにおける質点の位置ベクトルをr(t)↑とする。 質点の原点まわりの角運動量ベクトルと、質点にはたらく原点まわりの偶力を求めよ。 L↑=r↑×p↑      ここからどうすればよいのですか? 詳しい解説お願いします。

  • 微分方程式の解法の問題

    テスト勉強中です 問題の解答がないのであってるかどうかわかりません おねがいします 1.質量mの質点を、原点から角度θ、速さVで投げ上げた。重力加速度をgとして、運動方程式を立て、与えられた初期条件のもとで解け 2.速度に比例した抵抗-mrvを受ける質量mの質点が、水平面を運動する。その従う運動方程式を立て、それが初速度Vで原点から投げられたという初期条件のもとで解け 3.質量mの物体が、壁に固定されたばねに速度Vで衝突し、逆向きに同じ速度で跳ね返されるときの運動方程式をたてて解け。ばねから受ける力はF=-kxで与えられる 4.原点から(-k1x,-k2y)の力を受けて水平面内を運動する質量mの質点の運動方程式を立てて解け。またそのその運動の軌跡はどうなるか求めよ

  • 質点A、B(それぞれ質量m)が長さLの糸で結ばれ、質点Aは水平面上を運

    質点A、B(それぞれ質量m)が長さLの糸で結ばれ、質点Aは水平面上を運動し、質点Bは水平面の原点Oにあけられた穴を通して垂れ下がり、3次元的に運動する。重力加速度をgとし、ラグランジュ関数を求めよ。 という問題なのですが、ラグランジュ関数は求めて、運動方程式は立てたのですが、その後の小問がわかりません。 (1)質点Aが原点を中心とした半径rの定常な円運動をする解を求めよ。 (2) (1)の状態から少しずれた場合には微小振動が起きる。その角振動数を求めよ。 どなたかよろしくお願いします。(ヒントだけでもお願いします。)

  • 解析力学のラグランジアンの対称性について

    「2つの粒子(質量m1、m2)が3次元空間内にあり、原点から距離に比例する中心力(比例定数は共通のk)を受けて運動しており、重力は無視する。」 (1)このときのラグランジアンの対称性は? (2)2つの粒子をばねでつないだ場合対称性はどう変わるか?」 という問題なのですが、とくに(2)がどうすれば解けるのかわかりません。 解き方を教えてください!よろしくお願いします。

  • 角運動ベクトル

    3次元空間中を運動する質量mの質点が位置ベクトルxの場所にあるとき、その質点にはF(x)↑の力がはたらく。時間tにおける質点の位置ベクトルをr(t)↑とする。 角運動量ベクトルがしたがう方程式を記せ L↑=r↑×p↑      ここからどうすればよいのですか? 詳しい解説お願いします。

  • 力学

    1.質量mの質点を、原点から角度θ、速さVで投げ上げた。重力加速度をgとして、運動方程式を立て、与えられた初期条件のもとで解け 2.速度に比例した抵抗-mrvを受ける質量mの質点が、水平面を運動する。その従う運動方程式を立て、それが初速度Vで原点から投げられたという初期条件のもとで解け 3.質量mの物体が、壁に固定されたばねに速度Vで衝突し、逆向きに同じ速度で跳ね返されるときの運動方程式をたてて解け。ばねから受ける力はF=-kxで与えられる 4.原点から(-k1x,-k2y)の力を受けて水平面内を運動する質量mの質点の運動方程式を立てて解け。またそのその運動の軌跡はどうなるか求めよ 自分の解答 1.問題の意味がわかりません。初期条件がなにか   mg=Vsinθ? 2. 3.-mV+F=mV   F=-kx   -kx=2mV    4.

  • モーメントについて

    モーメントについての下のような問題の解き方が分かりません。やり方を教えてもらえれば幸いです。 「x,y-平面上を運動する質量2kgの質点がある.この質点が位置(1,-2) (m) にいるとき,力F=(3,3) (N) の力が作用した.質点に働く原点のまわりの力のモーメントの大きさを答えよ.また、質点に働く原点のまわりの力のモーメントの向きを答えよ。」

  • 円筒面に束縛された質点が・・・

    半径aの滑らかな円筒面に束縛された質量mの質点が円筒の中心軸(z軸)上一点oから距離rに比例する引力(kr)を受けるとすれば、質点はどのような運動を行うでしょうか。 という問題で、中心方向にkrsinθの力が働き、重力mgも働き、それと逆向きにkrcosθの力が働くのは、わかるんですが。 円筒面というのがどう関係してくるのかよく分かりません。 詳しい解説をよろしくお願いいたします。

  • 物理の問題

    次の物理の問題がわからなかったので、回答、解説をお願いします。 1つの平面の中で運動する単位質量の質点に作用する力の成分が、 質点の座標を(x,y)として次のように与えられている。 Fx=kxy,Fy=1/2*kx^2,Fz=0 (kは定数) この力は保存力か否か。保存力ならば原点を基準点として、ポテンシャルを求めよ。 教科書を調べてもわからなかったので、どなたか教えてください。お願いします。

  • 3次元空間の内の質点と重心と引力について

    3次元空間に、それぞれM1,M2という質量を持つ2つの質点があるとします。この2つの質点の両方をまとめた1つの質点系としてその重心を1つ考えることができると思います。2つの質点を結ぶ直線内に質量の重みを使って内挿したような点になると思います。さらにもう1つの質点mを導入します。mは前述した1,2から引力を受けますが、1と2をまとめた質点系から引力を受けるという考え方もできます。これは同じことになるのでしょうか。 つまり、2つをまとめた質点系の重心に質量(M1+M2)の1つの質点があると考えた場合の引力(ベクトル)は、バラバラに1,2を考えて計算された2つの引力(ベクトル)の合力と一致するでしょうか。当然、そうなるような直観があるのですが。簡単に示せるでしょうか。全然見当はずれかもしれないとも思いますが。 よろしくお願いします。