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正史三国志
正史三国志 正史三国志を読みたいと思っています。 そこで、 ちくま学芸文庫の正史三国志 『中国の思想』刊行委員会発行の三国志 どちらが良いですか? また、これらは書き下し文や白文は載っていますか? 他にオススメがあれば教えて下さい。 いずれにしても、とりあえずは魏書のみを買うつもりです。 三国志に関しては、演義の訳本(立間祥介訳)を読んでいる途中で、後は蒼天航路も読んでいる途中です。 三国志にハマったきっかけはゲームの無双OROCHIZです。 好きな人物は、曹操、曹丕、呂布、趙雲です。 よろしくお願いします。
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ちくま学芸文庫の「正史 三国志」をお勧めします。といっても一冊1500円もするので私は一冊しか持っていません。原文、書下し文は載っていませんが各伝ごとすべて訳してあるのでこれを全部読んだら「正史」すべて読んだと言っていいのではないでしょうか。裴松之の注ももちろんついています。手に入りやすいのでこれが一番いいと思います。 光人社「正史 三国志群雄銘銘傳」坂口和澄・著 という本もありますが、本屋で売っているかどうかはわかりません。この本は三国志正史の人物辞典みたいなものですが著者がそれぞれの人物について考察しています。演義と正史での扱いの違いや、その当時の儒教による偽善的な価値観についての説明やら、本伝にはその人物にとって不名誉なことは書かず別の伝で不名誉なことを書くといった正史の読み方も書いてあります。この本があるからちくま学芸文庫の本を無理して買う気がしないという理由もあります 徳間書店 「三国志」全五巻 『中国の思想』刊行委員会 2冊だけ持っていますが、どこの本屋に行っても売ってないのでそろえるのを諦めました。内容は時代順に整理されて劉備や曹操が登場するよりも前の党錮の禁あたりから始まっています。本伝に関しては原文、書下し文が載っています。裴松之の注は訳のみです。読みやすいですがメインの話のみ載っているのでマイナーな人物についてはほとんど載っていないといえます。荀彧や曹操との対立、官渡の戦い、呂布や陳宮の話は横山光輝の漫画しか読んだことがなかった当時はとても衝撃的でした。 徳間書店 「正史 三国志英傑伝」『中国の思想』刊行委員会 魏書二冊・蜀書一冊・呉書一冊だったと思います。私は蜀書一冊しか持っていません。本屋でも見かけません。 内容は上の「三国志」を人物ごとに再構成したもので本伝の原文、書下し文、裴松之の注が載っています。もともと正史三国志が人物ごとに伝を立てているので仕方ないかもしれませんが時代がばらけていてが読みにくいです。当然メインの人物しか載っていません と言うわけで正史について深く突っ込みたいならちくま学芸文庫のおすすめで、大まかに知りたいなら徳間書店の「三国志」がいいと思います。 三国志正史を読むと「蒼天航路」の一コマ一コマに作者のこだわりが感じられます。さらに正史に載っているエピソードを作者がダイナミックに解釈して漫画を面白くしているというのもわかります。「蒼天航路」には光人社「正史 三国志群雄銘銘傳」がいいかもしれませんね。
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- riceballer
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ちくま訳しか読んでないですが…ちくま訳は完訳です。現代の日本人が読める言葉で書いてあります。 演義の完訳を読んでいるなら正史もそれほど苦にはならないと思いますが、やはり独特な書き方をしてますので下知識無しに読むのは難しいでしょう。魏書を買うなら魏書Iだけ買うのはやめましょう。絶対挫折します。他のも2、3冊一緒に買ったほうが良いです。というか買う前に図書館で借りて軽く読んでみてからのほうがいいと思いますがね。 まずは正史の読み方を勉強してみたほうがいいかと。恐らくネットで調べりゃ読み方はたくさん出てくるはず。好きな人物の伝から読むとか、陳寿の評から読むとか色々です。 ですが、正史を読む前に一つ読んで欲しい本があります。 『いっきに読める三国志』 (島崎晋/PHP研究所/2009年) これオススメです。正史を時系列している本で、解説や地図なども秀逸です。正史は紀伝体という書き方をしている以上物事の前後関係が今ひとつ分かりにくい書物です。特に武帝紀(曹操の伝)~明帝紀(曹叡の伝)は慣れてないとハッキリ言って読む気が失せます。この本を読んでから正史を読むと時系列が整理されているので、それほど記述の前後関係に悩まされることもないと思います。正史を勉強している人間でも楽しめる一冊になってます。
お礼
本の紹介までして頂いて、ありがとうございました。 余裕があるときに読んでみたいです。
- peridot26
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文藝春秋社刊「三国志」宮城谷昌光・著をお奨めします。 演義ですが、中央公論社刊「中国劇画 三国志」陳舜臣・監修もいいですよ。
お礼
ありがとうございました。 宮城谷さんの三国志は気になっていたので、読んでみようと思います。
お礼
様々な本の紹介、ありがとうございました。 早速図書館へ行き、紹介して頂いた本を探してみました。