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参議院選挙はなぜ選挙区制か?
参議院選挙はなぜ選挙区制か? 衆議院では、一つの党から複数の立候補者があると個人本位の選挙になってしまうという中選挙区制の欠点を改善し、政党本位の選挙にするために小選挙区制になったのですよね。ならば、なぜ参議院選挙ではあいまいな選挙区制がとられているのでしょうか。参議院=選挙区制という図式は、どのような政治的理念から決められているのでしょうか。ちなみに私の住んでいる選挙区でも同じ党から複数の候補が立てられており、もしその党に入れようとするならばどちらに入れるか悩んでしまいます。 よろしくお願いします。
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- yespanyong
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参議院の選挙区も小選挙区にするというアイデア自体はあることはある(あった?)そうなのですが、そうなるとだんだん衆議院との違いがなくなってきて参議院不要論につながり、やがて一院制へ移行してしまう、という危惧が参議院の中にあるようです。 ちなみに衆議院が小選挙区になったのは自民党政権の時ではなくて細川政権の時です。もっとも、この「政治改革」には、時の自民党総裁河野洋平も一役買っていたのは確かですが。
- bismarks05
- ベストアンサー率33% (221/666)
>衆議院では、一つの党から複数の立候補者があると個人本位の選挙になってしまうという中選挙区制の欠点を改善し、政党本位の選挙にするために小選挙区制になったのですよね。 形式的には、そのような大義名分で選挙区制度の変更理由にはなりませんが、政治改革関連4法案の立法趣旨から考えれば、政党本位の政治(政党政治)が基本にあり、そこから二大政党制を推進する旨が指摘されています。 小選挙区制導入の理由つけは、様々ですが、本義、議員定数・選挙制度の改変は、立法府の裁量権に委ねるべきではなく、国民投票などの国民主導で意思決定されるのが、一般的です。 >なぜ参議院選挙ではあいまいな選挙区制がとられているのでしょうか。参議院=選挙区制という図式は、どのような政治的理念から決められているのでしょうか。 参議院は都道府県単位の選挙区選挙ですから、衆議院の選挙区よりは論理的な妥当性があるとは言えます。 従って、むしろ衆議院の方が不明確であることへの批判が妥当ですから、質問者の認識は妥当性を見出せません。 なお、政治理念によって選挙区制度は決定されるべきでしょうが、どのような選挙区制度でも一長一短です なお、政治理念があって、選挙制度が出来上がったという事実はない、とは思います。 1928年普通選挙の代わりに治安維持法が施行されたように、政治理念ではなく、政局の駆け引きで選挙制度が設計されるのが、日本の議会制度史と考えた方が、過去の選挙制度改革などの説明が可能です。 早い話、政治理念なき選挙制度に過ぎません。 >ちなみに私の住んでいる選挙区でも同じ党から複数の候補が立てられており、もしその党に入れようとするならばどちらに入れるか悩んでしまいます。 非拘束式・拘束式の相違も問題でしょうが、単純に、政党名を書けばいいと思います。 正直言わせてもらえば、複数の候補者を精査しないで「政党」で投票する人が、”どちらにしようか”と悩むなんてのは、想像できません。 早い話、政党名で候補者を選んでるだけの有権者に、複数名の候補者の択一の必要性はないでしょう。
- gohara_gohara
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参議院の選挙区選挙は、大選挙区制を取っています。 大選挙区というのは、1つの選挙区から複数名の当選者を出すシステムです。これは、1つの選挙区から1人しか当選者が出ない小選挙区制では、必ずしも国民の声を十分に国政に反映できないから、です。 小選挙区制の場合、その選挙区で最も得票数を取った1人が当選し、他は全て落選します。 例えば、3つの政党が存在していて、A党が34%、B党が33%、C党が33%の支持率だったとします。選挙区はX区、Y区、Z区と3つあります。 全ての選挙区で、その支持率通りに有権者が散っていたとすると、得票率は34%しかないのに、A党が全ての選挙区で議席を独占する、ということも起こり得るのです。 09年の衆院選挙で、民主党は小選挙区で7割近い議席数を獲得しました。ところが、民主党の小選挙区での得票率は50%に足りません。その前、05年の自民党の圧勝の際にも同様のことが起こりました。 小選挙区制は、そのようなことが起こるのです。 しかし、大選挙区制であれば、選挙戦術を工夫することで、小政党にも国政に声を届けることが出来ます。 先ほどのA、B、Cの3つの党で言えば、もし、A党が2人、B党、C党が1人ずつで、当選者数3人のXYZ区に候補を送れば、A、B、C党、それぞれ1人ずつ当選することになるでしょう。こういう形でルールを変えることで、様々な意見が反映されるようになっているのです。 また、小選挙区制というのは、1人しか当選者が出ませんから、各党は1人しか候補者を出しません。 さらに、選挙協力などで、自分の支持する政党の候補者がいない場合もあります。例えば、昨年の総選挙では、自民党と公明党、民主党と社会民主党と国民新党が選挙協力をし、同じ選挙区の立候補者を調整しました。 同じ政党から複数人だと迷う、と仰っているわけですが、逆に自民党は応援しているけど公明党は嫌い、という人の住む選挙区から公明党しか出ていない。民主党は応援しているけど、社民党は嫌い、なのに、社民党しかいない。なんてことも起こるわけです。 また、自民党を応援しているけど、この候補者は嫌だ、という場合だってあるでしょう。同じ政党の中でも、細かい部分では候補者ごとに意見が割れていることは多々あります。 そういったことを考えたとき、決して、小選挙区がベストである、とは言えないのです。 参院選の場合、比例区と選挙区での重複立候補は認められていません。 ですので、同じ政党から複数名の候補者が出ているのであれば、その個人の意見などをよく見て、より、応援したい、という方に投票するのが良いと思います(結構、細かいところまで見てみると違いがあります)
- debukuro
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小選挙区制は少数派を閉め出すために自民党政権下で制定されたのです 参議院は総選挙はなく半数改選であり改選議席はほぼ一県1名ですから県を分割出来なかったのです しかしすべての県に公平とは行かないので導入されたのが比例代表制です これは各党の全国の得票率に応じて当選者を割り当てる方法です 定員1名に同じ党から二人立候補しているのなら どちらかが比例代表区の候補者でしょう