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「硫酸銅の水溶液を両極とも炭素棒を用いて電気分解すると、陰極で銅が析出
「硫酸銅の水溶液を両極とも炭素棒を用いて電気分解すると、陰極で銅が析出し、そのうちその水溶液は硫酸になる」これは正しいでしょうか?
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水酸化ナトリウムは食塩水を電気分解して作ります。 食塩水の電気分解で水酸化ナトリウムができるという表現は可能です。 100%の水酸化ナトリウムができるわけではありません。食塩が100%消費されるというわけでもありません。 そういう意味では「硫酸ができる」という表現は可能です。 でも「そのうち硫酸になる」という表現ではなくて「だんだん硫酸の濃度が高くなる」とか「濃い硫酸ができる」とかの表現にとどめておいた方が誤解が少ないでしょう。
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- Saturn5
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ほぼ正しいと言っていいと思います。 銅イオンはそんなに大きなイオンではありませんので、 比較的速く移動できますので計測できないくらい薄い溶液 でない限り、陰極には銅が析出するでしょう。 確かに銅イオンは完全に無くならないとは思いますが、 非常に薄くなります。これを持って硫酸といえるかが 問題だと思います。 ただ、そこまで厳密に言うと真空などは存在できません。 ごくわずかな水銀の蒸気であったり、微量の空気が 入っているものです。ベンゼンは水に溶けないと言われていますが、 極微量は溶けるのです。
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丁寧なご回答ありがとうございました。 私は高校生なのですが、化学部にて実際に実験をしてみたのですが、銅が析出した後徐々に溶液の色が透明に近くなり、マグネシウムリボンが溶けることを確認しました。そのため、これが硫酸の作用であることを確認したかったので、質問させていただきました。
正しくありません。 溶液が純粋な硫酸になるためには無限の時間と電位差が必要です。 ネルンストの式をご存知でしたら分るでしょう。
お礼
ごめんなさい。すべてが完全な硫酸になるのではなく、あくまで、そのプロセスの中で硫酸ができるかということを知りたかったでのです。すばやいご回答ありがとうございました。
お礼
質問の時点で表現を間違えてしまいました。またこの表現にこだわっているわけではなく、 ご教示いただきました「だんだん硫酸の濃度が高くなる」程度の意味にとっていただければ無難です。 実際に実験をしてみて、酸の性質を十分確認したので、これが硫酸である確証を得たかったので、質問させていただきました。 わかりやすい例と、丁寧なご回答感謝しております。