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接頭辞「お」がつかない名詞の傾向は?
「お頭(あたま)」とは言えないけど「お頭(かしら)」とは言えるというように、日本人ならば何気なく「お」をつけて言えるもの言えないものを判断しているように思います。 しかし、私はその判断基準がなんなのかよくわかりません。 どんな言葉に「お」がつくのか、つかないのか、その傾向が知りたいです。 よろしくお願いします。
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言われてみれば気になりますね。ちょっと調べてみました。 接頭語「お」を付ける言葉 ・訓読みの言葉。音読みには「ご」をつける。 (例)お名前、ご氏名 ・相手の所有物。「あなたの」という意味を表すとき。 (例)おたばこ、お車、お洋服、お帽子 ・ 自分の物事だが,それが相手にかかわることなので付けるもの。(慣用) (例)お礼、お願い ・主に女性が関わってきた語。 (例)お米、お鍋 自然・動植物を表す言葉や外来語には原則的に接頭語「お」は付けないようですが、「お空」「おビール」などは結構一般的に使われているような気がします。(IMEの変換も一発で出ます。)
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- toysmith
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私なりに考えてみました。 モノに対して丁寧な言葉遣いをする傾向は関西に根強い文化です。 関西では「お芋さん」、「おかゆさん」のように敬称までつくことがあります。 また、家のことを「おいえ」とは言いませんが「おうち」と言うことはあります。 家を「うち」と表現するのは関西文化です。 また、『お』がつく言葉のほとんどは庶民言葉です。 「おひな様」とは言うが「おひな祭り」は一般的でない。 「三度の食事の支度」を縮めて「おさんど」と呼ぶあたり、庶民文化の香りがぷんぷんにおいます。 関西文化だと仮定すると、宮廷言葉を庶民がまねて何でもかんでも「お」をつけてみた。 言いやすそうなモノが残り、言いにくいモノが消えた。 (本当の宮廷言葉には「名詞自体が敬語」というモノが多く、「お」を付けてはいけない名詞が多い) 接頭語『お』ではなく『御(お、ご)』がつくモノは庶民語でないモノが多い。 「御み足」、「御殿」など。 「御飯」は微妙な線ですが「おまんま」と対比すると非庶民言葉っぽいですね。 「おみそ汁」に対する「御みおつけ」を考えると、『御』は関東文化(武家文化)のような気がします。 以上の点から考えて ・『お』がつくのは関西庶民文化 ・京が都の時代に言葉の伝搬により関西から全国へ伝わった ・封建時代以降、関東では武家文化により独自の『御』文化が発生 ・封建社会崩壊以降、武家言葉と庶民言葉が融合し、「お」「御」付き言葉が混ざり合う 封建社会崩壊以降に出来た(渡来した)言葉に関しては、「語感」「発音」の線が強そうです。 近年(だと思う。多分明治以降)、「お」付き言葉は幼児言葉に使われる傾向が強い気がします(関西だけか?)。 「語感が柔らかくなる/可愛くなる」、「上品っぽい」などの理由。 幼児に発音しにくい「お」付き言葉は消えていく(古い言葉)、はじめから付けない(新しい言葉)。
お礼
発音という観点には気がつきませんでした。 調べてみたいと思います。 ありがとうございました。
- he-goshite-
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わたしも自信はありませんが,考えてみました。傾向です。 ・「お」をつけたとき,発音しやすいか? 「お」の次の「あ」だと言い難い。「お」の次に「か」のほうが言いやすい。(手のときは「お手(をどうぞ)」,足のときは「お足」と言わず「おみ足」 ) (「おえかき」はかなり発音しづらいが ) ・外来語には普通「お」を付けない(おハンカチ,おシャツ,おパソコン(外来語か?) )。 ただし,例外もあります。おビール,おタオル など。 ・上と同じ系統かもしれませんが,やまと言葉(和語)にはつきやすいが,漢語(音読みの熟語など)にはつきにくい。(おくるま/お自動車,お考え/お思考)(例外:お祝辞,お客,お膳,お盆 など) ほかにもあるかもしれません。他の方の回答も待ちましょう。
お礼
外来語にはつきにくいようです。 おビールや、おタオルに関しては、接客用語として使われるうちに定着?してしまったのでしょうか。 すばやい解答ありがとうございました。
お礼
丁寧化接頭辞という性質がやはり、つけるものには大きく出ているように思います。 「相手」の存在があるときに、つけやすいのでしょうか。 回答ありがとうございました。