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金融危機について教え下さい。
金融危機について教え下さい。 2008年にリーマン?ブラザーズが経営破綻して、世界金融危機に陥りました。そもそも金融危機とは何ですか?なぜ1つの会社が潰れただけでそんな事態になってしまったのですか? また、これが原因で何故、日本の企業にも影響があるのですか?金融危機のメカニズムを教えて頂きたいです。 質問ばかりで誠に申し訳ありません。 でも、どうしても知りたいんです。 回路頂ければ幸いです。
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- SPROCKETER
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サブプライムローンなどの詐欺商法による経済政策の失敗が原因という主張が多いですが、日本の例を考えてみると、列島改造論で住宅建設を奨励してハイパーインフレを引き起こした時代がありましたが、列島改造論が破綻した後は不況になりましたけど、現在のような深刻な金融危機が長期に渡って続くような事態ではなかったように思います。 米国のサブプライムローンはインフレになるという目算があった政策だったのだろうと思いますが、結果は全てが裏目に出た感じで、経済政策だけでなく、別の原因があるように思います。 ある人が書いていますが、金融危機が起こっている年を調べてみると、その2年前に大規模地震の発生で甚大な犠牲者が出ているのだそうです。また、原発事故の翌年も株価の暴落が起こっているそうです。 今年(2011年)は東日本大震災と福島第一原発事故という2つの大災害が発生しましたが、過去と同じ現象が起こるとすると、今年も株価暴落が起こっていますが、来年も金融危機、再来年も金融危機と金融危機が連続して起こる危険が高いように見えます。 そうだとすると、今後は深刻な事態を想定して置かなければならないようで、2013年は世界恐慌の懸念があると指摘する人もいますし、金融危機は経済政策の失敗と言うよりは、自然災害や人災の結末として起こる現象ではないかと思います。
- covanonki
- ベストアンサー率48% (219/448)
他の方が既に回答されていますが、リーマンブラザーズの崩壊は、「サブプライムショック」の1つの 現象に過ぎません。 ですが、このリーマンショックがもたらした影響の影に、「CDS債」と言うものが存在します。 リーマンが扱っていた商品は、主にリスクの高い住宅ローンが含まれた金融商品だったのですが、当然 リーマンブラザーズは、「破綻するリスク」を始めから背負っていました。 そこで、AIGという保険会社は、「リーマンブラザーズが倒産したら支払われる保険のような商品」 を考え出しました。その商品のことをCDSと呼びます。 リーマンブラザーズが倒産したことにより、リーマンブラザーズだけでなく、このAIGという会社も また破綻するリスクを背負うことになりました。AIGが倒産すると、このCDS債を多く保有する ゴールドマンサックスや、その他諸々の金融会社も大きな損失をこうむることとなります。 また、実際にサブプライムローン商品を購入していたのはアメリカの国民ではなく、イギリスやルクセ ンブルクを初めとする、ヨーロッパの国々でした。 日本は基本的に貯蓄の殆どを現金や国債として保有しているのですが、ヨーロッパでは、その殆どを 証券化商品として保有しています。リーマンがつぶれたことにより、欧州の国民は、その資産の大部分 を毀損することとなったのです。 欧米に金融不安が押し寄せたため、グローバルマネーは、一気に日本円へと集中し始めました。 円高の波がえげつないほどに押し寄せてきたことはまだ記憶に新しいと思います。 このときに、日本の株価がものすごく値下がりしましたね。 実は、日本株の外国人保有率は28%弱と、約3割に上ります。 外国人が日本株を保有している理由は、円が安い状態において、日本円を保有する際、外国人は日本 国債を保有できませんから、外貨として円を保有する折に、円のままそのお金を運用しようと考えた 時、国債ではなく、日本株として保有するのです。 このため、仮に円高状態が進むと、外国人たちは株を売り、円紙幣に換え、これを更に米ドルへと 両替します。円の価値が高い状態ですから、より多くの米ドルが手に入るのです。 また、欧州各国がアメリカのサブプライムローン商品を購入する時、当時日本は政策金利が安く(今も 安いですが)、お金を借りるのに都合が良かった為、欧州各国は日本からお金を借りて、そのお金で サブプライムローン商品を購入していました。 リーマン崩壊直後、当時麻生政権では、故中川財務大臣は、過度の円高が進む中、紙幣に換えて売り払 う分けにも行かない、無用の長物と化していた「外貨預金準備高」1000億ドルを、IMFに対して資金 供与することを約束しました。 1000億ドル=約10兆円と言う巨大なお金ですが、そのことで全世界の経済は救われました。 世界を救う為に行ったように見えるこの巨額の融資ですが、これは、世界経済を守ることで、ヨーロッパ に対して巨額の融資を行っている日本の民間の金融機関を救う意味もあったのです。 というのがリーマン崩壊における一連のお金の流れ。ご理解いただけましたでしょうか。(o^∇^o)ノ
- 織田 信長(@id_system)
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「市場には臨界点が存在する」「大きすぎて潰せない企業が存在する」という事です。 市場はすべて自己責任、商売に失敗したらその企業は解散し、会社が所有する資産はすべて売却し債権者などに没収され、経営者や企業役員は責任を取るというのが資本の論理としての市場です。 しかし市場には核爆発の臨界点のようなものが存在していて、一定以上の不良債権が発生すると、その事が関連企業を倒産させ、更に不良債権が増大し、そしてその事が更に倒産企業を増大させるという負の悪循環が起こり、市場が崩壊状態になってしまいます。 この臨界点直前にまで至ったのがリーマン・ショックでした。リーマン・ショック後、市場の道理・論理に基づいて企業活動を市場原理に任せておけば、米国の全金融機関はその連鎖で100%倒産、当然関連している大多数の企業も倒産です。市場崩壊ならず社会自体が崩壊してしまうような状況です。 その為、米国政府並びに世界各国政府は、市場に大量の財政資金(税金)を投入する事を約束し、金融機関の救済策を講じました。リーマン意外の投資銀行もリーマンと大差ない財務状態にあり、これらは税金によって救済されたという図式です。 通常、小規模企業であれば自己責任で倒産、破産が待っています。ところが大規模金融機関は救済された上に多くの企業役員のボーナスなどは100万ドルを超える報酬を得ています。米政府もそれに対し対策も行っていますが、金融機関の相変わらずの高報酬は変わっていません。 しかしそれでも、そんな企業を潰してしまえば市場は臨界点に達し、社会は崩壊してしまうという市場原理が実態として存在しているわけです。 さてそもそもですが、銀行などの金融機関には顧客から預かっている預貯金と同じ額のお金は保持されていません。その為、一定以上の預金が下ろされると、どんな健全な金融機関でも倒産してしまいます。つまり「あの銀行は危ないらしい」という噂が広がって多くの預貯金が口座からお金がおろされただけで、その銀行は潰れてしまうという事です。 そしてその銀行が大手であれば、その銀行一社が潰れただけで他の銀行並びに金融機関も間違いなく連鎖倒産に至ります。要するに金融機関というのは一定以上の規模になると、その企業が倒産しただけで市場が臨界点に達して、市場並びに社会を壊してしまうという社会構造になっており、そしてこれが資本主義の根幹をなしているという事です。
お礼
回答ありがとうございました。よくわかりました。
- gungnir7
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発端はサブプライムローンですが、それは事実の1つに過ぎません。 原因ははっきりしています。バブル経済です。 日本が1985年から経験したバブル景気と本質は同じです。 アメリカは金融工学を開発し、先物市場はじめ空前の金が発生します。 金融工学のもとでは富は成長を続けるはずでした。 そのようなもとで人々の心は歪み、不正が横行しました。 その最も醜く現れたものがサブプライムローンです。 アメリカではやくざまがいのブローカーが不正入国した、英語もろくに 話せないような難民に高額な住宅契約を結ばせるのです。 金余りですからブローカーがバックにつけば簡単に審査が通ってしまいます。 今度はそういうリスク商品を複雑に証券として一般人に販売してしまいます。 人間の欲望の連鎖の結果、欧米では金融商品がモンスターに育ちます。 あまりにも複雑に絡み合って、今では誰がどのように関与しているのか 世界中の誰も分からなくなってしまいました。 遂にぶくぶくと肥え太った人間に欲望は終焉を迎えるときが来たのですが、 試しにリーマン1つを潰してみたら、あまりにもショックが大きすぎたので、 米国政府はあわててAIG以下の証券会社や銀行を救済したのです。 AIGを救済しなかったらギリシャショックは2年早かった筈です。 日本はこのバブルに慎重になっていたので比較的軽傷で済んだのですが、 それでも農林中金や新生銀、年金などは投資をして大穴をあけています。 JAは大幅なリストラがあるのではないかと懸念されるところです。 世界経済はこれから暴風圏内に入る危険性があります。 ただし、これは前提条件があり、それさえなければ暴風圏は回避できます。 暴風圏に入らなければ欧州は緩やかな衰退を迎え、日本はこのままです。 暴風圏に入ると欧州は激動の時代に入り、日本も巻き込まれます。
お礼
回答ありがとうございました。金融危機についてよくわかりました。
- kbfd33
- ベストアンサー率26% (371/1398)
「金融危機について」 2008年に、リーマンブラザーズが破綻した。 ヒトツの会社が潰れただけで、何故金融不安事態になるのか 当店知り合いの会社は、リーマンブラザーズ発行の投資信託に、銀行販売勧誘により、5億円を投資していました。他にもアメリカンインタアナショナルグルウプの投資信託にも3億円投資していました。 経営破綻して、世界が大騒ぎになったとき、販売勧誘銀行を通じて、売却損失額4億円は承知の上で、即日、即金、返還を求めましたが、実現しませんでした。何でか。同様の要求する客が多くてキャッシュ不足で返金には3ケ月程度サキになるよ。ッテ言います。カネが返って来ない会社は資金不足でヒックリカエリます。此れが知人の会社だけの出来事ではなくて、日本中、世界中に多数存在して、即日カネ返セとなるから、銀行にカネがなくなって、返金に応じられなくて金融危機発生なのです。
お礼
回答ありがとうございました。すごく丁寧でわかりやすかったです。
- Baku7770
- ベストアンサー率37% (110/292)
金融危機を語る前に、金融とは何かを理解しなければなりません。日本国内に住む普通の人が金融と言えば、銀行、保険まで知っていれば十分ですが、これに証券会社というものがあります。 証券会社といえば株式だけを扱っていると思われますが、金や石油といった鉱物資源、大豆、とうもろこし、砂糖といった農産物も扱っています。どう扱うかと言うと店頭で売るのではなく、先物取引といって、1年後にこれだけの量が取れるでしょう、その時の価格はこのぐらいだろうと予想して1年前に証券を発行して売り出します。そうするとその業者は1年前にお金を手に入れることができますし、証券を買った人は利息を手に入れられるかもしれないということになります。かもしれないというのは、本当にそれだけとれるとは限りませんし、価格が1年後にどうなっているか保証はされていませんから。証券の怖さというのは元々投資したお金が返ってくる保証がないという点にあります。 今回の金融危機というのは、サブプライムローンの破綻がきっかけです。そのサブプライムローンとは住宅ローンが借りられない低所得者層向けに高利で住宅ローンを組むのですが、借りた人が破産した場合に備えてそれを証券として売り出したんですね。Aさん向けに2000万円の住宅ローンを組んだ場合、2000万円分の証券を発行する。Aさんが完済すれば問題なし。Aさんが破産してもAさんが住んでいた家を売ってそのお金を証券の償却や配当に当てるから問題なし。といった商品でした。 ところが、ここで問題が起こりました。サブプライムローンが人気商品となり、低所得者でも家が買えるということで、それまで家を買うことができないと思っていた低所得者が一斉に家を買い始めました。利息は高利です。すぐに破産して家を出なければならない。住宅が余ってしまいます。ということは、住宅の価格が下がります。2000万円貸して500万円は帰ってきたから利息を含めて1700万円で売れたらいいやと思って売ろうとしたら1000万円に下がってしまった。そうすると、500万円がどこかに消えていますね。 日本の金融機関もサブプライムローンをかなり購入していました。拙かったのはAさんに直接お金を貸していれば人の住んでいないとはいえ家が残りますが、証券ですから何も残りません。これで、世の中から200兆円というお金が消えてしまいました。 200兆円というお金が消えたのですから、株は売られる一方です。お金がないんですから。外国為替市場もドルは売られ続けましたから、円が高くなる一方です。 さらにまずいことは、アメリカはクレジット社会といわれますが、車が欲しい人は頭金がなくてもクレジットで分割して買う、それが常識でした。クレジット会社の資金に余裕があれば、多少損しても他で取り返せますからね。クレジット会社にもお金が無くなってしまいましたから、そう簡単にはお金を出さなくなってしまいましたし、サブプライムローンの破綻でクレジットカードを持てる人が減ってしまいました。その結果、車や家具の売れ行きが落ちてしまいました。 日本の自動車メーカーにとって、自動車は作っても売れない。売れても円高だから儲からないといった状況に陥ったのです。
お礼
回答ありがとうございました。よくわかりました。
- yamasakaki
- ベストアンサー率32% (364/1113)
まず金融危機とは何かですね。 銀行から金を借りてる人の多くが返せなくなると、 銀行の信用は失われます(取り付け騒ぎなど) 物凄く簡単に言うとそういうことです。詳しくはウィキペディアをご覧下さい。 で、1つの会社が潰れたら日本にも影響がある理由ですね。 リーマンブラザーズは証券業務・投資業務を行っておりました。 証券も投資も博打の様なものなので、失敗すると大損を出します。 その出資者に日本の個人や銀行が多く含まれてたのです。 博打に出した金が戻ってこないことになれば当然損をします。 よって日本以外でもリーマンブラザーズに出資していた機関投資家、個人は 損(金融危機)を迎えることになるのです。
お礼
回答ありがとうございました。もっと経済について知りたくなりました。
お礼
回答ありがとうございました。納得できました。