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高校の現代文の授業で梶井基次郎の「檸檬」の読後感想文(1200文字)が

apple_aiの回答

  • apple_ai
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回答No.4

たぶん、高校の勉強ですから、好きで読んだわけではないのでしょう。書けないのも当たり前です。ですが、ぜひ、何度も読みかえしてみてください。短編ですので、ササッと読めると思います。 そして、大分読みなれて来たな、と思ったら、本を閉じて、考えてみてください。 (1)あなたが『檸檬』に対して抱いたイメージと、これを書いていた作者の心はどのようなものだったのか   『えたいの知れない不吉な塊が、始終私の心を圧えつけていた』 「私」は、肺(結核)を患っていて、不吉な塊に心をずっと圧さえつけられている。この「不吉な塊」によって、主人公は好きだった音楽や詩、文具店の丸善への興味を失い、当てもなく、古ぼけた街をさまよい歩いていた。そこで、普段から気に入っていた果物屋の店先に、『檸檬』を見つける。肺病で熱を帯びた「私」の手にその果実の冷たさはちょうど良く、それまでの不安が幾分か和むのに気がつく。そこで、私はしばらく来ていなかった丸善に立ち寄る。そこで、やはりあの「不吉な塊」に圧えつけられ、不安な気持ちになる。お気に入りだった画集を見るのにも、病んでいるため力が入らず、不安が広がっていくことに不満を覚えた私は、積み上げた画集の上に檸檬を置き、時限爆弾に見立ててその場を立ち去る。 『変にくすぐったい気持が街の上の私を微笑ませた。丸善の棚へ黄金色に輝く恐ろしい爆弾を仕掛けて来た奇怪な悪漢が私で、もう十分後にはあの丸善が美術の棚を中心として大爆発をするのだったらどんなにおもしろいだろう。 私はこの想像を熱心に追求した。「そうしたらあの気詰まりな丸善も木端みじんだろう」 そして私は活動写真の看板画が奇体な趣きで街を彩っている京極を下って行った。』 冒頭の暗い雰囲気から始まり、中盤までは重く暗く、どろどろとした物語ですが、果物屋の店先で見つけた『檸檬』をキーポイントに、「私」の気持ちはだんだんと、明るく軽く、爽やかになっていきます。 私は『檸檬』を時限爆弾に見立て、「不吉な塊」「不安な物事」が吹っ飛ぶところを想像し、さも悠然と、街を下って行くのです。 実はこの時、物語の作者自身も時結核を患っていて、この物語が刊行された約一年後には三十一歳という若さで亡くなってしまいます。 作者は、自信にかかわる様々な「不安」が、作品中に出てくる檸檬によって爆発し、木端微塵に散っていく姿を想像し、何を思ったのか。どういう想いで、この作品を書いたのか。そして、これらのことから、質問者さん自身は、何を感じ、何を思い、何を想像したのか。 そういったことを書き綴ってみると、意外と書きやすいですよ。 書き方を例に挙げてみますので、是非参考に。 ((1)この作品が、どういうものなのか「檸檬は、~~なさくひんだとおもう。」・・・・・・・((2)物語のあらすじと、主人公の気持ちを簡潔に書く)・・・・・・((3)主人公の気持ちの移り変わり、その変わり目である「檸檬」が、あなたにとってどう映ったのか、あなたと共通する点、主人公に対して抱いた疑問、これを書いていた作者の気持ちはどんなだったのかなど)・・・・・・((4)あなたが、この作品に対してどういうイメージを持ったのか、何を感じたのか)……((5)終わり) 【長文大変失礼いたしました。】

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