混乱する二元国政下の政治分権はいったい誰が?
国政をつかさどる二院について衆議院が与党多数・参議院が野党多数とねじれ現象を呈し、日本の政治・行政は二院制矛盾を露呈したこう着状態が続いて1277万人の国民が722人の国会議員から多大な損失を享受する時代を迎えました。
一方、地域住民に身近な政治・行政は市区町村をベースとした地方自治体が担い、地方政治家(地方議会議員)は4万9千人もいるのですが、地方分権改革といっても霞ヶ関と国地方局の役人が地方自治体の役人支配を表面的に控えるだけの虚実に過ぎませんでした。
しかし、国政が本格的な二院政矛盾時代に突入したいじょう、国会議員の集票マシンに成り下がり地方議会の片隅で眠りこけている地方議員には国会議員から乳離れ的政治分権を果たしてもらい、地方政治家が自らの市民生活を安定させる本格的な地方分権が必要な時代を迎えたものと思います。
加えて、喫緊の課題となっている地球温暖化の取組みは、政治分権によって行政執行権を得た地方政治家の活躍によって進むことがヨーロッパ(とりわけ北欧)の事例からうかがえ、日本の政治分権は喫緊の課題となっています。
しかしながら、722人の国会議員と国政に偏向したマスコミや政治学者は二院政矛盾時代を喜び混乱に拍車をかけるだけの論調が目立ち、市民生活を安定させるために地方政治を強固にすることなど眼中にありません。
市民の身近な政治・行政を安定させる政治分権の扉はいったい誰がどうやって開けるのでしょうか。
政党や団体等の決定的な動きを教えて!