有情・非情け

質問

有情（　http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/15303/m0u/%E6%9C%89%E6%83%85/　）を検索すると、ここで一番の意味が出てまいります。
　そしてその対義語として、非情という語が参照（をもみよ参照）紹介されています。
　不情や無情では妥当ではないということでの、仏教上の考えからのことばだと存じます。
　　質問：国語として、不情や無情と違う、非情ということはどういう意味になるのでしょうか？
　（*私は非情というのを使う決心ができなくて、非（有）情と言い換えてきましたが、“（有）”は無用だったのかと、まだ奇妙に思っています）

回答No.2

hakobulu · ベストアンサー

非は「あらず・でない」で、
無は「存在しない」ということなのでしょうね。

「あらず」と言う以上、「あること」を前提にしていると思われますが、
「存在しない」は、そもそ最初から無い、ということで多少ニュアンスが異なってくるのだろうと思います。
個人的見解になってしまいますが、
非情は意図的、無情は不意図的（あるいは、結果論的）、といったニュアンスも含むような気もしてきます。

お礼

ありがとうございます。
　【非情・無情】
　　『非』は「あらず・で(に)ない」で、『無』は「存在しない」ということ。
　　「あらず」という以上、「(そうで)ある」ということがある。
　　「有情」は情を有するものであること。「非情」は情を有するものではないこと。

　　『無』は「存在しない」と「存在する」の対比であり、「そもそ最初から無い」、ということ。
　　そして非情と無情の相異は、前者は意図的で後者は不意図ないしは結果的というニュアンスである。

　という自己咀嚼を試みました。ありがとう御座いました。

補足

ありがとうございます。
　とても参考になります。
　よく咀嚼してみます。
　ありがとう御座います。

回答No.1

84jupiter

こんにちは
無情は「思いやりや感情がない」と言う意味で、残酷はその類義語と思います。それに対し、「非常」は「非常な仕打ち」のように「無情」と共通するところもあるが、「意識がない、感情がない」（例えば石や植物）という意味もあるでしょう。

お礼

ありがとう御座いました。
　無情：「思いやりや感情がない」と言う意味で、残酷が類義語ともなる語。
【質問者：確かに、存在し使用されている語の語義はお教えの通りですね。】

　非情：「非情な仕打ち」のように「無情」と共通するところもある。
【質問者：この意味での非情は回答：No.2さんの『情を持つものではない仕打ち』ということですね】

「意識がない、感情がない」(例えば石や植物)という意味。
【質問者：このお教え部分は上記の文章の更なる説明となっている後半部分ですが、山河、木石、草樹木を主として指示する語、人間の側からは意識や感情などがない、という意味として仏教的にも使われているようですね】
　上記のように自己咀嚼を試みました。
　ありがとう御座いました。

補足

ありがとう御座います。
　とても納得できると思われるお教えです。
　よく咀嚼してみます。