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「カラマーゾフの兄弟」を楽しく読むには・・・

「カラマーゾフの兄弟」(亀山郁夫さんの)を今読んでいるのですが、とても時間がかかってます。面白くないわけではないのですが、もともと読書スピードが大変遅いので去年1巻を読んで今2巻です。読むのが遅いので話の内容もちょっと忘れてしまっています。 2巻ではまだ父親は殺されていません。 どういうところに注目して読んでいくと楽しめますか? 皆さんの思うカラマーゾフの兄弟の良さって何ですか? 宜しくお願いします。

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noname#125540
noname#125540
回答No.4

私は原卓也訳で読んだんですが、 自分が好きなのは、鋭い人間観察が入っていることです。 時として腹を立てることは楽しいことだとか「民族的常識はずれ」とか。 あとは、自分が宗教性のようなものに惹かれるからです。 修道院とか。 クリスチャンではないんですが、西洋文学や西洋美術が好きだというのもあるし・・・・・ でもこれは興味ない人には興味を持てない部分でしょう。 ロシア人と大地の精神的関係なんかもいいですけど。 ロシア文学って人生の深みを描いていますが、 美女をめぐる色恋沙汰が多いんですよ(笑) こういう見方はいかがでしょうか。私はこの読み方に賛成。  ↓ http://blog.livedoor.jp/benica/archives/24179011.html 私は『罪と罰』が挫折し通しでした。 古本で買ってしまったので読みにくかったのかしら。 亀山訳が出たから読もうかな。でももったいないな。と思ってやっと読みきりました。 でも『カラ兄』のほうが好き。 『白痴』はわりとすぐ読めました。 公爵は特に好きというほどでもないけど(嫌いでもないけど。カラ兄のアリョーシャのほうがずっと好き)、ナスターシャが好きでした。 こう見てみると、私は共感できる登場人物がいるかどうかで読んでるのかもしれません。 『カラマーゾフの兄弟』も、それぞれの人物の描き方かな。 長老、イワン、カーチャ、リーザ、コーリャ・クラソートキン。 グルーシェニカ、ミーチャ、スメルジャコフ、グリゴーリイ。 司祭たち、その他の脇役の人々。 話が複雑で、一度読んだだけでは覚えられなかったです。 もしドストエフスキー的文体に慣れていないのなら、 準備体操として『白夜』(角川クラシックス)をさらっと読んでから『カラ兄』に戻るのもいいと思います。 http://www.amazon.co.jp/%E7%99%BD%E5%A4%9C-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%87%E5%BA%AB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E3%83%89%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC/dp/4042087027

pochilang
質問者

お礼

鋭い人間観察ですね。わたしもじっくり登場人物を観察して読んでみます。わたしも宗教性に興味があります。 ロシア文学にも慣れていないし(初めてですし)ドフトエフスキーに慣れるためにもgaliinaさんがオススメしてくださった「白夜」を先に読んでみます。 共感できる好きなキャラクターを見つけて自分なりの楽しみ方で「カラ兄」を読破したいです! 準備体操として「白夜」を紹介してくださったgaliinaさんをベストアンサーにしたいと思います。 ありがとうございました♪

その他の回答 (3)

  • zura69
  • ベストアンサー率18% (69/367)
回答No.3

恋愛物、推理物、法廷物色んな側面がある作品だと思います。 自分のペースでゆっくり読むのが一番だと思いますよ。 ちなみに、本編とは別に「大審問官」の部分が有名なんだそうです。

pochilang
質問者

お礼

まだ父親が殺されていないので、面白さを感じてないのでしょうか。 恋愛の部分だけでも頭の中でちょっと混乱してしまいます。 時間が掛かっても読みきりたい作品です。 「大審問官」楽しみにしています。 ありがとうございました!!

  • doorakanai
  • ベストアンサー率27% (758/2747)
回答No.2

真っ向から否定してしまいますが 「カラマゾフの兄弟」「永遠の夫」「死の家の記録」 「罪と罰」「白痴」を読んだ中で、 カラマゾフが一番つまらなかったです。冗長過ぎる。 大体ドストエフスキーは長編ばかりですが、 「罪と罰」「白痴」は、冗長な印象もなくハラハラして面白かった。 「死の家の記録」は、声を出して笑う程の部分が2ページ分あった。 カラマゾフは、あの3兄弟の差がおもしろいですね。 ドミトリーの迷走っぷり ただ、彼の恋人(名前忘れた)の存在は正直いらない。 イワンの苦悩が後半で爆発して、ゲーテのファウストっぽくなるが 私はここが一番好きです。最後の方ですけど アレクセイの能天気さは、物語があまりに重いから 必要なのかも知れないけど、どうもリアリティがないなあ・・・ ジェラール・フィリップ主演、ドストエフスキー原作「賭博師」 映画しか知らないけど、おもしろかった。 ドストエフスキーは博打大好きだったらしいですが、 あの文体で博打をどう表現するのか知りたい。 が、原作を読む機会もなく、本も見つからず。 ドストエフスキーは、まあまあ作品があるので 他を読んでみてもいいんじゃないでしょうか? 前を忘れたら、訳分からなくなる=つまらない

pochilang
質問者

お礼

>前を忘れたら、訳分からなくなる=つまらない そうなんですよね。でもつまらないって思いたくないです^^ いつか読みきりたいです! 今はアレクセイの純粋さに癒されていますが、このお話がどう進んでいくか楽しみです。 イワンがゲーテのファウストっぽくなるというのがまた気になります。 「ファウスト」もいつか読んでみたいです。 ありがとうございました♪

noname#192430
noname#192430
回答No.1

高知大学のサイトにあるラジオ公開講座のコーナーで「カラマーゾフの兄弟」(略称カラキョウ)の楽しい読み方が解説されていますので、一度URLへご訪問されてみてはいかがですか。 音声配信で、30分ほどの講義になります。 ※iPodやiTunesをご利用になっている場合はポッドキャストとしてダウンロードすることもできます。

参考URL:
http://www.kochi-u.ac.jp/~wwwlife/radio/081123.html
pochilang
質問者

お礼

ありがとうございます。 こういう公開講座はありがたいですね!! 後でじっくり聴いて見ます。

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