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この漢文の意味などを教えてください。

この漢文の意味などを教えてください。  渉世百年真逆旅  忘機萬事即安心  できれば作者、出典、書き下し文、意味まで教えていただけるとありがたいです。 よろしくお願いします。

  • jojin
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質問者が選んだベストアンサー

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  • c2662fly
  • ベストアンサー率54% (45/83)
回答No.2

作者と出典については、以下のようです。(表示できない漢字があるため一部変換しています) 書き下し、訳には自信がありません。 ●[作者]周衡之(号は此山) ●[出典]『此山詩集 周權・撰』 『晩春』(七言律詩) 花事 怱怱 彈指頃  人家 寒食 雨晴天 香浮 夜月 梨団雪  緑染 春風 柳罨烟 渉世 百年 真逆旅  忘機 萬事 即安禪 獨憐 憔悴 江湖客  猶記 風流 掉酒船 http://club.xilu.com/wave99/msgview-950484-92358.html (※ポップアップウィンドウにご注意ください) ―この詩にはもうひとつのパターンが存在します。 花事 怱怱 彈指頃  人家 寒食 雨晴天 香浮 夜月 梨飄雪  緑染 春風 柳拂煙 渉世 百年 真逆旅  忘機 萬事 即安禪 獨憐 憔悴 江湖客  猶記 風流 櫂酒船 http://www.sinology.cn/WKGX/viewthread.php?action=printable&tid=175062 ●[書き下し(前者)](参考) 花事は怱怱、彈指頃。 人家は寒食、雨晴天。 香が夜月に浮かぶ、梨団雪。 緑が春風を染むる、柳罨烟。 世を渉りて、百年、真に逆旅なり。 機を忘るれば、萬事、即ち安禪なり。 獨り憐れむ、憔悴、江湖の客。 猶お記す、風流、掉酒の船。 ●[語釈] 花事(カジ):春の日に花を見歩くこと。 怱怱(ソウソウ):いそがしいさま。慌ただしいさま。 彈指(ダンシ):指をはじく。[仏]きわめて短い時間。許諾・歓喜・警告などの意を表す動作。 頃(ケイ):僅かな時間。 寒食(カンショク):冷たい食物。冬至から105日目の前後三日間にする行事の名。 逆旅(ゲキリョ):宿屋。旅館。旅籠。(「逆」は旅人を迎える意)/[国]とどまること。滞在。旅。 安禪(アンゼン):静かに座禅すること。 憔悴(ショウスイ):痩せ衰えるさま。憂えるさま。 梨團雪(リダンセツ):梨の花の白さを雪にたとえた表現。 柳罨烟(リュウエンエン):柳に棚引く霞や靄。 江湖客(コウコのキャク):各地を旅行して歩く人。各地をさすらい歩く人。 掉(トウ,ふる、ふるう):ふる。ふるう。うごかす。ふりあげる。ふるえる。ゆれる。うごく。 ●[訳](参考) ある春の日に慌ただしく花を愛でる。民家では「寒食」をしている。 梨の花の香りが月夜に漂い、柳の緑が春風を染める。 これまで過ごした百年という時間は、まるで旅籠のようで、あらゆる時事を忘れてしまえば全く安心である。 さすらいの旅人となってひとり憔悴している。それでもなお船の上で酒を飲みながら風雅に詩を愉しんでいる。

jojin
質問者

お礼

ありがとうございます。ここまで詳しく教えていただけるとは思っても見ませんでした。この丁寧な心遣いにとても感動しています。前後がわかると、内容の理解もまた深まります。大変ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • yanhua
  • ベストアンサー率72% (508/701)
回答No.1

回答が付かないようですので、半可通ですが。 先ず、 作者・出典とも知りません。 日本、中国のWebでもhitしません。 文の様子からは日本人のものと思います。 読下し: 1.渉世百年真逆旅     しょうせいひゃくねんしんぎゃくのたび   忘機萬事即安心     ぼうきばんじすなわちあんしん  ちょっとくだいて、     世を渉ること百年真逆の旅、     よをわたることひゃくねんまさにさからいのたび   万事争はざれば即ち心安んず。     ばんじあらそわざればすなわちこころやすんず   注:忘機=無心になること、世の中と争わない、世間から離れる      (機=陰謀の心)     作者は、成語「鴎鷺忘機」を踏まえている可能性ありや?        (出典『列子・黄帝』に由来⇒世間のことを気にかけない)     漢文/漢語で“真逆”は見ません。取りあえず上記の読みにしました。  意味:    人生百年世間に逆らって生きてきたが、    無心になって全てのことから離れれば心は安らぐ。  注:「全てのことから離れていれば」 は     意味合いとしては、「自由に振舞えば」に近い心情かも。 2.この文は日本人の作として、考えにくいのですが、   “真逆=まさか”の意味で使っていると仮定しても意味が通じます。   むしろその方が長寿を得た人の素直な表現になります。   即ち、意味は:    人生百年まさかこれほど生きるとは思わぬ長い旅をしてきたが、    無心になって全てのことから離れれば心は安らぐ。 さていかがなものでしょうか。 専門家のご指摘があれば幸いです。

jojin
質問者

お礼

ありがとうございます。内容を詳しく解説していただき、とてもよくわかりました。丁寧に解説していただいてうれしく思っています。本当にありがとうございました。

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