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単純に一年の長さは365日6時間のようですが、4年に一度閏年があります
kagakusukiの回答
分かり易く言うと、確かに1年は365日と5時間48分46秒なのですが、新年が始まる時刻が年によって異なってしまうと、(人間は1日を一区切りにして生活をしているため)分かり難くて面倒なのです。 そこで、実際に天文学上の1年が始まるのは1月1日の午前5時48分46秒からなのですが、区切りの良い午前0時丁度という、早めの時刻から、新年が始まったものとして、生活で使用する暦上の1年を始めているのです。 ですから別に、1年から365日を差し引いて余った時間を、1日毎に割り当てて、調整しているわけではありません。(時計が午後11時59分を表示している時間がやけに短かったり、午後11時59分の次に午後12時0分を1分間近くも表示する事はありません) 但し、それでは年月の経つうちに、日付と季節がずれて来ます。 星座の位地がずれても、あまり困る事はありませんが、季節がずれると、農業でいつ種まきや田植えをすれば良いのか判らなくなりますし、漁業で魚の群れが現れる時期を知る事も出来なくなります。 又、梅雨や冬の寒さ、台風の多い時期、等に備える事も出来ません。 そこで、4年毎に修正して、季節にずれがないようにしているのです。 それから、人間の生活は太陽の動きを元にして決められています。 ですから1日の長さは、地球が1回転だけ自転する時間ではなく、太陽が真南にくる周期を元にしています。 ところで、地球は太陽の周りを回っている上に、その回る向きも自転の方向とほぼ同じです。(実際には約23.4°傾いている) これにより、1日が経つ間に地球は太陽の周りを、1回転の365.2422分の1だけ移動するため、太陽が真南に見えてから、次に真南に見えるまでにかかる時間は、地球が1自転するのにかかる時間ではなく、1回転と365.2422分の1だけ自転するのにかかる時間となります。 地球の自転する周期は、86164.091秒(23時間56分4.091秒)ですから、1日は 86164.091[秒]×(1+1÷365.2422)=86400[秒](=24時間) となり、1分近くにもなるずれなどはありません。
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