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なぜ積分で面積?

微分の原理はわかるんです。 例えばf(x)では、f’(x)=lim(b→a) {f(b)-f(a)}/(b-a)ってことで、(a,f(a))における接線の傾きを意味するんですよね。 では、積分するとなぜ面積になるんですか。原理がよくわかりません。

質問者が選んだベストアンサー

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  • Rossana
  • ベストアンサー率33% (131/394)
回答No.5

おおざっぱに説明します.以下の説明にしたがって絵を描いて下さい. 1.x軸,y軸を書いて適当にy=f(x)≧0のグラフを描く. 2.区間a≦x≦t (a≦t≦b)の部分にある面積をS(t)とします.すると,区間a≦x≦bでの面積はS(b)-S(a)と書けます.tが微小変化ΔtするとSはΔSだけ変化します. t~t+Δtの間でf(x)の最大値をM,最小値をmとします. 3.Δt>0のとき mΔt≦ΔS≦MΔt ∴m≦ΔS/Δt≦M Δt→+0のとき,m,M→f(t)となるので, f(t)≦S´(t)≦f(t) つまり S´(t)=f(t) 両辺を区間[a,b]で積分すると, S(b)-S(a)=∫[ a to b]f(t)dt 左辺は求めたい面積でそれが右辺の積分と自然と結ばれてしまいました. 4.Δt<0のときも同じように m(-Δt)≦-ΔS≦M(-Δt) ∴m≦ΔS/Δt≦M Δt→-0のとき,m,M→f(t)となるので, f(t)≦S´(t)≦f(t) つまり S´(t)=f(t) 両辺を区間[a,b]で積分すると, S(b)-S(a)=∫[ a to b]f(t)dt これでf(x)≧0のときは定積分が面積を表している事が分かったと思います.  これをさらに一般的に使えるようにするには 5.次のg(x),h(x)は正でも0でも負でもいいとします. ただし,常にg(x)≧h(x)とします. これをy軸の正の方向にC≧0だけ平行移動して 常にg(x)+C≧h(x)+C≧0となるように移動します. 6.絵を描けば分かるように g(x)とh(x)で囲まれた部分の面積と g(x)+Cとh(x)+Cで囲まれた部分の面積は全く同じですね. 7.1~4の結果を使えば,この面積は ∫[a to b][g(x)+C]dx-∫[a to b][h(x)+C]dx =∫[a to b][{g(x)+C}-{h(x)+C}]dx =∫[a to b][g(x)-h(x)]dx つまり,上の関数から下の関数を引けば囲まれた面積が計算できるんです.

tsuki-san
質問者

お礼

なるほど、詳しい解説をありがとうございます。 なんとなくわかったような感じがします。(何せカンが悪いものですから)

その他の回答 (10)

  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.11

 #5, #6 で Rossana さんが書かれている内容と同じだと思いますが,下記サイトには図がありますので考え易いかもしれません。  ◎ 解析学参考資料 (↓1番目)   「定積分」や「図形の面積」を。  ◎ 微分積分いい気分 (↓2番目)   「積分 1」を。

参考URL:
http://www.toyama-mpu.ac.jp/la/math/kyouzai/index.html, http://phaos.hp.infoseek.co.jp/contents.htm
tsuki-san
質問者

お礼

面白いサイトをありがとうございました

  • uyama33
  • ベストアンサー率30% (137/450)
回答No.10

NO 9 の方が言われるとおり、 区分求積の話があれば イメージが浮かぶと思います。 でも、  最近の高校数学では、 計算が出来ればよい。 と言うような教科書のスタイルと 問題の出題傾向があります。 理由を深く考えることが、 まるで悪いことかのような 扱い方です。  ご自分で本を読んでみてください。 違う世界が見つかります。古い本ですが 解析概論 高木貞治 著 岩波書店 を薦めます。

tsuki-san
質問者

お礼

ありがとうございます

noname#24477
noname#24477
回答No.9

今高校では 「積分とは微分の逆演算である」と教えます。 昔は まず「面積は分割して集めればよい。(区分求積)」 これは面倒だね。実は・・・といって微分とのつながりが 話されました。 どちらでも結論は同じですが、「面積は微小部分の和である」 というイメージが現在は非常につかみにくくなっています。 興味があれば大学で勉強してください。あるいは いろいろ本を読んでみてください。 というのがアドバイスかもしれません。

tsuki-san
質問者

お礼

ありがとうございます

  • jmh
  • ベストアンサー率23% (71/304)
回答No.8

面積とは積分のことと定義されてます。 なぜ積分を面積と呼ぶのかというと…。積分は微小長方形の縦×横の和の極限であり、長方形の積分は縦×横なので、この命名は、小学校で習った「長方形の面積=縦×横、面積の和は和の面積」の拡張として、十分に妥当と言えると思います。

tsuki-san
質問者

お礼

定義なのですか、知りませんでした。 ありがとうございます。

回答No.7

面積になるとは限りません。体積にもなるし、長さにもなるし。 ということはおいといて、理論的には、2次元図形を積分して得られた値の事を面積といいます。ので、定義だからということになります。 もしこの解答に納得できないときは、貴方の面積の定義を教えて下さい。

tsuki-san
質問者

お礼

おっしゃるとおりです。それを言うと複雑になるので、今回は面積だけを取り上げました。

  • Rossana
  • ベストアンサー率33% (131/394)
回答No.6

3~4の部分で少しおかしい所があったので訂正します. 3.Δt>0のとき mΔt≦ΔS≦MΔt ∴m≦ΔS/Δt≦M Δt→+0のとき,m,M→f(t)となるので, f(t)≦lim[Δt→+0]ΔS/Δt≦f(t) つまり lim[Δt→+0]ΔS/Δt=f(t) Δt<0のとき m(-Δt)≦-ΔS≦M(-Δt) ∴m≦ΔS/Δt≦M Δt→-0のとき,m,M→f(t)となるので, f(t)≦lim[Δt→-0]ΔS/Δt≦f(t) 挟み撃ちの原理から lim[Δt→-0]ΔS/Δt=f(t) 以上より lim[Δt→0]ΔS/Δt=S´(t)=f(t) 中辺と右辺を区間[a,b]で積分すると, S(b)-S(a)=∫[a to b]f(t)dt

tsuki-san
質問者

お礼

補足をありがとうございます

  • acacia7
  • ベストアンサー率26% (381/1447)
回答No.4

縦×横っていう単純な長方形は簡単に計算できるじゃないですか・・ で、関数fはxが決まると定まる値を示しますよね?・・ つまり、縦がわかる・・ じゃぁ・・横xをかければ関数fの下側の面積に近い値が示せる・・ でも、xの値によってfの値はまちまち・・ じゃぁ・・細かく短冊状に刻んで足せばいいじゃん?・・ てな発想です。

tsuki-san
質問者

お礼

おっしゃることの原理はわかりますが、これと「積分する」ことが同じであることの証明について知りたいです。 ありがとうございます

  • Mell-Lily
  • ベストアンサー率27% (258/936)
回答No.3

関数  y=f(x) と、直線  x=0, y=0, x=a が囲む面積を表す関数を  y=S(a) とすれば、  lim<h→0>{S(a+h)-S(a)}/h=f(a) が成り立っているからです。

tsuki-san
質問者

お礼

>lim<h→0>{S(a+h)-S(a)}/h=f(a)が成り立っているからです。 これが成り立っていることの証明を教えていただければよかったんですけど。 ありがとうございます。

  • juvi
  • ベストアンサー率31% (524/1684)
回答No.2

例えば定積分を一言で言葉で表現してしまえば、「定積分する範囲内でxを順番に変化させて、その変化させたすべてのf(x)の値を足すから面積になる」でOKでは?

tsuki-san
質問者

お礼

「すべての値を足す」のが、なぜ「積分する」ということと同じなのですか?

  • ymmasayan
  • ベストアンサー率30% (2593/8599)
回答No.1

∫f(x)・dx とします。Xという地点でのf(X)という高さにX軸の微小幅dxをかけます。 これらを全部足し合わせたのが積分です。つまり,面積を出しています。

tsuki-san
質問者

お礼

X軸の微小幅dxをかけることが積分することとなぜ同位置なのですか? ありがとうございました

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