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所謂(いわゆる)

a-martianの回答

回答No.2

漢文の読み下しは、ANo.1さんのおっしゃるとおり。 私は、上代(万葉集や古事記の時代)以前の和語研究家なのでそちらを。 「いはゆる」は、「言ふ」の未然形「いは」に上代の受身の助動詞 「ゆ」の連体形「ゆる」が膠着したものです。 江戸時代の前期に語中の「は」は、「わ」になって、「いわゆる」。 (世に)言われる[連体形だから]ところの→世間で言われている、と いう意味になります。 かならずしも学問的または専門的には正確ではないが、という言外 の意味も持っています。 例えば、法律用語で「悪意」といえは、「知っていて」という意味 になりますから、法廷で「いわゆる悪意で」と言えば、普通の意味 での「邪(よこしま)な心を持って」という意味になります。

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