平氏政権
わかっているつもりだったのに、改めて考えると「あれ?」と思ってしまったので、詳しい方にお伺いしたく……
1.平氏政権に独自の政治機構などはなかったのですよね?
平氏は元々武士ですが、それが貴族政治の中枢に深く入り込んだことで「平氏政権」というように言われるだけで、土俵は貴族政治のままだったってことでいいですか?
六波羅政権という言い方もされますし、イメージではいかにもそこで「武士による武士のための」政治が行われていたような気がしていたのですが、
平氏一門が力を持っていて政治を掌握していたことは事実にしても、政治に携わる人々には貴族もいて、武士だけが独立して政権を担当する、という段階までは進んでいなかったという理解でいいでしょうか。
六波羅あたりに一門が居を構えていた……ということですが、つまり「住んでいただけ」ってことですよね。
たしかにその周辺だけで物事が決まっていくと言う側面はあったかもしれませんが、それは「近いから話がまとまりやすい」という程度のことでしかなかったのでしょうか。
2.それとも何らかの特別な役職?や地位が六波羅(または平氏側)に置かれ、それが政治的に重要な役割を演じた、ということがあるのでしょうか。
3.また平氏の力の基盤は、縁戚関係と、財と、それに連なる兵力ですか?
4.兵はどんな形で平氏と結びついていたのでしょう。
所領というかたちで平氏と結びついていたのでしょうか。
所領はもっと時代が下がってからの話のような気もしますが……
長々と書きましたが質問は以上です。
できればこの辺りのことに関する参考文献などご存知でしたら、それも併せて教えて下さい。
よろしくお願いします。