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ネットワークの将来。

私が今たずさわってる仕事で、シーケンサを使って自動機を制御しています。将来、もっとネットワークが進んでテレビや自動車や携帯電話がつながると面白いと思ってます。 ただ、現実には自動車は『CAN』,一部ビルの管理やメンテに『LonWorks』,家電製品では『BLUE TOOTH』と分野によってまちまちの通信仕様になっています。 むろん使用環境が異なることは承知していますが、ある程度妥協(通信速度など)して1つの規格にベクトルを合わせなくてはいけないでしょう。 可能なのでしょうか? 現状等教えていただくとありがたいです。

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  • GTAC
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回答No.2

工業用・事業用の制御の世界は市場が小さく、売れている商品が結局標準になるようです。 シーケンサはラダー言語でプログラムしますが、シーケンサ本体の供給安定性などから三菱のMELSECが国内では主流です。海外ではSIEMENSなどが主流のようです。どのメーカーもバスの仕様を公開しておらず、秘密保持協定を結んだ会社にサードベンダーとしてのユニット供給を認める程度です。かつてはVMEやMULTIBUSなどCPUメーカー主体でバスの標準化が進められた時期もありました。これらはキーデバイス(CPUやバス制御IC)の供給をCPUメーカーが握ってしまうため価格的な競争力がつかず、参加企業の熱意も低いようでした。 この状況にユーザーとして反発したのがトヨタが主導した工場用のLANであるMAPプロトコルです。これも通信ICをシャープが独占し、プロトタイプは子会社のトヨタ工機が作ったため他のユーザーや電機メーカーの賛同が得られなかったようです。 今後 oka123さんが書かれたようにTCPIPすなわちEthernetによる通信が主体的になると思います。 情報通信の世界と工業用制御の違いは、 ・リアルタイム性 ・重要度の高いタスクの割り込み ・故障の自動検出と縮退、自動再起動 ・高度な誤り検出と誤送信の未然防止 ・ハードウエアの高信頼性(数年の連続稼動)  =MTBFで数十年以上 ・冗長構成(二重化、2OUT OF3)が可能なこと などが要求されることです。 現在でもEthernetが多用されない理由は ・ベストエフォート ・通信が滞った場合にいつまでに通信が完了するかわからない などの点で危険だからです。これらが解決すれば採用されることでしょう。 電力やプラントではWEBカメラ(カメラサーバー)や、監視系(CRTオペレーション)、レポートなどには既に使われていますが、燃料ガス流量の設定、非常停止ボタン、ボイラの失火検知などプラントの事故に直結するところへは今後も採用されることがないでしょう。 ビルのエアコンや給排水の監視制御など人命に直結しないところではすでに採用されているようですが、火災報知器などは無理でしょう。 自動車は特殊な世界で、マイナス20度でもエンジンが掛からないといけないのですが、Ethernet用のデバイスはマイナス5度までしか仕様にありません。 大抵の電子装置は耐環境性や振動、スパークからのノイズなどを考慮して専用設計しています。コストダウン屋消費電力低減などからなるべく少ないLSIで制御しようとするため、汎用のUSBやEtherを使うことはないでしょう。燃料系などは危険なためIPプロトコルでは制御できないと思います。  逆に日立のH8マイコンのように日産のエンジン制御用から汎用化したものもあります。 そのほか現場の計器やアクチュエータ(電磁弁、サーボ弁、モーター)などとの通信ではUSBも可能性があります。

9766
質問者

お礼

とても詳しい内容でよくわかりました。 どうもありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • oka123
  • ベストアンサー率31% (69/219)
回答No.1

こんにちわ ソフトでは 本命はイーサネットでしょう シーケンサーもイーサネット対応機器が主流になって いると思います さらにはIP6が出まわれば、家電もこれに乗っていくと 思います 『BLUE TOOTH』は最近は勢いがないみたいです 回線関係では、 ビル管理、遠隔施設管理等は電話回線経由、 自販機管理はPHS電波で、 という具合に電話(携帯電話)回線が主流のようです 通信速度については、普通の電話線(ADSL)で12 メガですし、光フアイバーなら100メガあるので (無線でも50メガ程度は有る) 十分な能力だと思います 私見で失礼しました

9766
質問者

お礼

私自身、開発もできないくせに偉そうな事いえる立場ではないのですけど・・・。 ありがとうございます。

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