ブラジャーについて

質問

おおむね250年近くに渡って、女性の胸は下から支えるものだとされてきたと思いますが、それを上から吊るようになったのはどうしてでしょうか。

回答No.6

makamokoma

番組についてですが、１～２週間前の１９時～２３時位しか思い出せません。
社会的な要請とは、男女間の性的な美意識に対する欲求と実用性とのバランス、その需要に対しての経済的側面からの供給だと思いますが。

裸では歩けないが見せたい見られたい、見て喜ぶ人と、それを見てまた見られている事に対する秘かな喜び・・・
相補的欲求の存在が美の追求という概念となっているのでしょう。
番組ではマリリン・モンローの登場によってアメリカでの価値観が大きく変わったと言ってました。

夏頃のあるニュース番組で、最近アメリカで‘付け乳首‘なるものが流行っていて日本でも流行るのでしょうか？なんてレポートをニュースで見ましたが、『シャツの上から乳首の形が見えた方がセクシーでいいじゃない？』なんて若いアメリカ人女性が答えてました。
いっそノーブラにすれば？と思いました。
日本は元々着物で完全に隠すという美意識があるのでしょう、洋の東西の違いを感じました。
しかし近年日本では、小さい乳房を貧しい乳と呼ぶようになったのも西洋化の波を感じます。

構造上の開発の難点は、多岐に亘る形や重量の、左右バラバラに、時には同時に不可解に動く悩ましげな物体の慣性力を、如何に効果的に分散させるかだそうです。
しっかりと固定された前部の帯に、補完的に吊るという形で支える紐、又そのショックを補完する繋がった背部の帯はフレキシブルに動くようになっているとか。
件の番組で、アメリカのある下着ショップの優れた店員さんが‘私の所に来れば必ずジャストフィットするものを提供します‘と言って、訪れたお客さんが大喜びするシーンがありましたが、殆んどの女性が適正なサイズを分かっていないとの事でした。

形を美しく露わにする事を厭えばこんなに苦労しなくてもいいのにね！！
構造の変化はここに帰結すると思います。

お礼

ご回答をありがとうございます。

　男女間の性的な美意識に対する欲求――という点ですが、
　よく聞くフレーズだと個人的に思っているのですが、実は正直、ここがよくわからないでいます。

　むしろ、「構造上の開発の難点は、多岐に亘る形や重量の、左右バラバラに、時には同時に不可解に動く悩ましげな物体の慣性力を、如何に効果的に分散させるかだそうです」とお書きの部分は、近代になってからの開発史を彩ったのが、ほぼ女性開発者の独壇場ですから納得しやすい。
　というのも、実際の着易さや体の動きに抵抗を与えないかたちというのは、結局のところ、男には実体験できないものだし、近頃のシュミレーション技術があれば別ですが、それが無い場合に具体的な効果を上げるのは難しかったのだろうなと思うからです。

　ただ、前段の美意識については、今でも懐疑的です。
　恐らく女性が見て美しいかたち、という視点で考案されてきたのでしょうけれど、それを「男性が見て美しいかたち」というふうに紹介されるケースがある。手元の資料では、（機能美の理解できない）男性が見て判断できるブラジャーの美しさは、ほとんど乳房のかたちに帰納される――という結果ですから、ブラジャーの存在を透かして見ているようなんですね。

　コルセットの時代は、明らかに「見た目」という、しかも女性主導の美意識だったと思います。それが19世紀末期に上下に分解されたとき、（僕の考えでは）どうやら女性が「見た目」を捨てたのではないか、あるいはやはり「見た目」だとすれば、見る視点が変わったというふうに思いました。
　２ピース下着への流れは、仏国と米国でほぼ同時に進んでいるし、欧化に伴って、アジアでも多くの国が、同じ時期に丈の長い一枚の外衣から上下半身で別々の服を着るようになった。見た目よりも機動性なんじゃないか？　と思うんですが、どうなんでしょうね。