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哲学とは

mintarou1の回答

  • mintarou1
  • ベストアンサー率30% (22/73)
回答No.8

. こんにちは、 key1569 さんの質問は、気になっていたので、答えを書き込もうと思っていたのですが、質問の内容が、分からず逡巡していました。 分からない点は、いくつもあるのですが、一つは、「哲学も人が作ったもんだろう」という、ある人の質問の意味です。 哲学に限らず「数学」「物理学」「化学」・・・etc と、全ての学問は人間が作ったものです。 それなら、「哲学も人が作ったもんだろう」という質問は何の意味もなしません。 ですから、その人の質問の趣旨がよく分からないのです。 その裏には、「哲学って何の役にも立たないんだろう?」という気持ちが込められているのでしょうか? 分からない場合は、その歴史を語ると正解に近い場合がありますので、哲学の歴史を軽く説明したいと思います。 哲学は、紀元前6世紀の古代ギリシャから始まったとされています。 そのとき、考えたのがまず、「世界の元になっている物質は何か?」という問いです。 ある人は「水」、ある人は「空気」、又別の人は「火」だと、言っている状態です。 これからは分かるように、物事の本質を考えようとしている態度は、現在に通じるものがありますが、「物理」「化学」「生物学」「哲学」が、ごっちゃになったような感じですね。 これから、進んで色々な学問に分離し、目に見えないもの「心」「生きる意味」「存在とは何か?」を扱うのを哲学としたわけです。 だから、初期の哲学者は、今で言う、色々な学問を一人でやっています。 デカルトは、数学者でもあり、物理学者でもありました。 (だから、哲学を学問の父という言い方もあります。) そういう意味で、哲学は自然発生したという見方も出来ると思います。 これは、「哲学も人が作ったものだろう」の答えになっているでしょうか? ・ 次に key1569 さんが強く感じている疑問。 >人が考え作り出した「創造物」なのなら、どうして多くの人は哲学を齧って虚無感に襲われ、「死にたくなる」「生きる意味が解らない」などになってしまうのでしょうか 創造物が、必ず人間を幸せにするとは限りません。例えば、車は人間が作ったもので、便利なものですが、一方では、交通事故という悲しい出来事も発生させています。 哲学も同様で、理論的に突き詰めて物事の本質に迫ろうとしますが、生きる意味を突き詰めて、実は生きる意味はあやふやなものであるという所まで行き着いてしまう場合があります。 こう言ってもピンとこないと思いますので、具体例を上げます。 同カテに「誰か教えてください。」とカントの呪縛についての質問があります。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5489156.html ここで、私も回答を書いているのですが、これをまず、読んでください。 ニュートンの運動方程式で、全ての運動が分かるとされていました。 天体の運動も過去、未来にわたり、計算できました。実際、太陽と月が重なる「日食」の時間も正確にわかります。 これは、哲学にも大きい影響を与えました。 心も、複雑にせよ何らかのメカニズムで動いているのだから、それに関与するパラメーターを全て与えたら、表面に現れる心の動きも決定する。と考えられたわけです。 自分が、自由に考え、悩み、行動していたと思っていた事が、そうではなく、知らない(無意識?)の世界で決められていた。 そうすると、自由意志は否定されます。これは、生きる意味の否定にもつながります。 これは、ショックではありませんか? 実際、その考えが広まった時、哲学している人はつよい絶望感にとらわれた様です。 (現在では、その考えは、哲学的にも、物理学的にも否定されていますが・・・・) . 次に、 >哲学は非論理的なものと感じていました。 ですが、 哲学は、論理的の究極とも言える学問です。 ある人が、自分の哲学的な考えと、それに至る推論を述べたとします。 その場合、論理に矛盾はないか、飛躍はないか徹底的に、検証されます。 それで、矛盾、飛躍があれば、その推論によって得られた結論は、著しく信用を落とします。 だから、哲学者は、論理的に問題は無いか、執拗に考えます。 当然、自分で十分に論理的と考え、その時代に受け入れられた考えも、後年、矛盾が指摘され評価を落とすことも少なくありません。 (実際、デカルトの評判は、現在かなり悪いです。  原因の一つは、彼は、心身二元論(心と身体は別物である。独立している)を唱えたのですが、その説明で神を持ち出しています。  当時は、神は強力な論拠となったようですが、現在では、通用しません。他にも、色々あるのですが、細かくなるので説明しません。  興味があれば、調べてください。) . >その、捉え方が人それぞれで、答えは無いのではないでしょうか? 捉え方が、それぞれでは、学問として成立しません。 どの人から見ても、正しいと思われる所に答えを見出そうとするのが哲学です。 例えば、デカルトの有名な「我思う、故に我あり」という台詞がありますが、 デカルトは、本当に確実なものは何か、疑いのあるものを排除していき、最後に「考えている、これは、疑いようも無く確かだ。それゆえ、考えている自分の存在も確かだ」という、結論を得たとされています。 この、台詞には、納得できる所はありませんか? 本質を、考えると言うことは、誰にとっても成立する、答えを求めていると言えると思います。 ざっと、疑問と思われていると思う所の、答えを書きましたが、納得できたでしょうか? 最後に、key1569 さんの回答に対するお礼を読むと、とても論理的な印象を受けます。 哲学に、向いていると思われて仕方ありません。・・蛇足でした .

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