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複素数と方程式
複素数1+iを解の一つとする実数係数の三次方程式xの三乗+axの二乗+bx+c=0(すいません。式をどの様に打てばよいのか分からず、大変見づらくなってしまいました。axの二乗は、xだけが二乗されています)について、 ①この方程式の実数解をaで表せ。 ②この方程式と二次方程式xの二乗-bx+3=0がただ一つの解を共有するとき、定数a、b、cの値を求めよ。 という問題です。 ①から解けません。xに1+iと、共役な複素数1-iを代入したりしてみたのですが、解けません。 教えてください。
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実数解をαとすると α+(1+i)+(1-i)=-a α(1+i)+(1+i)(1-i)+α(1-i)=b α(1+i)(1-i)=-c 整理すると α+2=-a‥‥(1) 2α+2=b‥‥(2) 2α=-c‥‥(3) (1) (1)から求まる。 (2) x^3+ax^2+bx+c=0‥‥(4) x^2-bx+3=0‥‥(5) (4)と(5)がただ1つの解を共有するのは, (4)の実数解αだけ。 (1)(2)からb=2(α+1) だから,(5)は x^2-2(α+1)x+3=0‥‥(6) これが,αを解にもつから, α^2-2(α+1)α+3=0 これを解いて α=1,-3 α=1 のとき, a=-3 b=4 c=-2 α=-3 のとき, a=1 b=-4 c=6
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- again1212
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1 この方程式の実数解をaで表せ。 (解答)1+iを解とするので1-iも解の一つである。 残りの求める実数解をαとする。 3次方程式の解と係数の関係から、 α+(1+i)+(1-i)=-a ∴α=-a-2 この問題では1+iという虚数解をもっているので、それと共役な複素数1-iもこの方程式の解になります。そこで今、解が1+i,1-iの2つ分かりました。3次方程式は3つ解を持つから、残り一つが求めたい実数解です。 ここで3次方程式の解と係数の関係 (3つの解の和)=-x^2の係数/x^3の係数 を使います。 3次方程式の解と係数の関係に慣れていなかったら、これを機に練習しておくといいかもしれません。結構使うので。参考書等で確認しておけばOKでしょう。 ちなみに2乗は^2、3乗は^3というように書きます。 2.この方程式と二次方程式xの二乗-bx+3=0がただ一つの解を共有するとき、定数a、b、cの値を求めよ。 (解答)共有解はx=-a-2なので,この2次方程式に代入すると、 (-a-2)^2-b(-a-2)+3=0 ⇔(a+2)^2+b(a+2)+3=0 ⇔a^2+4a+7+b(a+2)=0 ・・・(1) ここで、3次方程式の解と係数の関係より、 (1+i)(1-i)+(1-i)(-a-2)+(-a-2)(1+i)=b ∴b=-2a-2 これを(1)に代入して、 a^2+4a+7+(-2a-2)(a+2)=0 ⇔ a^2+2a-3=0 ⇔ (a+3)(a-1)=0 ∴a=1,-3 a=1のとき、b=-4 また、3次方程式にa,bの値、解x=-a-2=-3を代入して、c=6 a=-3のとき、b=4 同様にしてc=-2 求めるa,b,cの値は、(a,b,c)=(1,-4,6),(-3,4,-2) まず、共有な解は絶対1+iや1-iではありません。理由は、仮に1+iだった場合、その共役な1-iも解となってしまい、「ただ一つの解を共有する」ことにはならないからです。 また、ここでも解と係数の関係を使いますが今度は、 (他の解との積のそれぞれの和)=xの係数/x^3の係数 を使います。 今度は-がつかないことに注意しましょう。 ちなみに、(他の解との積のそれぞれの和)とは、 3つの解をα、β、γとすると、 αβ+βγ+γα のことを指します。 間違っていたらすいません。参考程度に。
お礼
丁寧にありがとうございます。
- info22
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>すいません。式をどの様に打てばよいのか分からず、大変見づらくなってしまいました。 そう、見る回答者のことを考えて、他の質問をみて書き方を覚えてください。このサイトを利用する上でのマナーです。 x^3 +ax^2 +bx+c=0…(◆) (1) 実数係数のn次方程式の解は、実数解と共役複素解しかありません。 x=1+i が解なら x=1-i も解になります。 つまり、(◆)の左辺は (x-1-i)(x-1+i)=(x^2 -2x+2)という因数で因数分解できると言うことです。 x^3 +ax^2 +bx+c=(x^2-2x+2)(x+c/2)…(●) 右辺の括弧をばらして x^3 +ax^2 +bx+c=x^3 +{(c/2)-2}x^2 +(2-c)x+c これは恒等的に成り立つことから xの同じ次数の係数を比較して a=(c/2)-2 , b=2-c …(◎) 従って、(●)から実数解は x=c/2=a-2 (2) 2次方程式 x^2 -bx+3=0 …(▼) と(◆)がただ1つの解を共有するということは、 もしその共有解がx=1+iとすれば、(▼)は実係数2次方程式なので x=1-iも(▼)の解でなくてはならなくなる。x=1-iは(◆)の3次方程式の 解なので、共有解がただ1つということに反する。同様な理由でx=1-iもただ1つの共有解になりえない。 従って、共有解があるとすれば,(1)で求めた(◆)の実数解 x=a-2 がただ1つの共有解の候補となる。これが共有解なら(▼)を満たすので代入して (a-2)^2 -b(a-2)+3=0 …(■) (■)と(◎)を連立方程式として(a,b,c)を求めると (a,b,c)=(1,-4,6) これを(◆)と(▼)に代入して共有解は x=-1 のみと言うことを 確認して下さい。
お礼
詳しくありがとうございます。
- bgm38489
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一つの複素数解I1がわかれば、も一つI2は共役数ですね。も一つが実数解dだとすると…(x-I1)(x-I2)(x-d)=0!!
お礼
ありがとうございます!!
http://onohiro.hp.infoseek.co.jp/amanojack2/a/kisokaku024.htm 3次方程式の解と係数の関係より、(1)は自明となります。 (2)は、x^3 + ax^2 + bx + c = x^2 - bx + 3 この方程式の解がどうあればよいのかが問題の味噌です。
お礼
解と係数の関係とは・・・ 思いつきませんでした。 ありがとうございました。
お礼
分かりやすかったです。ありがとうございます。