一人暮らしをする理由

質問

日本において、大学側が学生寮を用意する意図はなんですか？

また、海外において、大学側が、学生が親元から通うことを認めていなかったり、寮を用意する意図はなんですか？

よかったら参考にしたURLも教えてください

お願いします

回答No.2

tanuki4u · ベストアンサー

大学のシステムというのは、
A　イギリスのオックスフォード、ケンブリッジのシステム
B　ベルリン大学のシステム
C　アメリカの大学院システム
AにBを付け足して、Cをまぶしたという感じになっています。大雑把に言うと。
A　はもともと聖職者を育成するための学寮から始まってます。日本的に言えば、日蓮や親鸞が比叡山に籠もって修行するようなものです。まぁ交通手段もないですから、全国から集まったら宿泊施設は必須です。
これが、だんだん俗世間の研究もするようになったのが大学っす。
ハーバード大学も牧師養成所です
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%89%E5%A4%A7%E5%AD%A6
Bのベルリン大学というのは、後発国がキャッチアップするために効率的に教育するには研究しつつやるのがよかろうというもので、現在の講座制度に繋がります。
で、この段階で日本に大学制度が導入されます。
大学の予科としての旧制高等学校は、全国から旧制中学を出た、早ければ15歳くらいの学生を集めたので、宿舎が必要だった。
全国の大学は、旧制高校＋旧制大学セット　あるいは　旧制高校を新制大学に格上げして作ったので、資産として学生寮を持っていた。
※　なので、旧制一高があった駒場には学内寮として駒場寮があったが、東京帝国大学があった本郷には、本郷寮なんてない。もう大人なんだから寮なんて用意しませんよという事じゃないかと思う。
この伝統が残っているということかと。
海外、イギリスにおいては、上記のような伝統を引き継いでいるからだと思います。他の国は知りません。

お礼

歴史的背景の説明をしていただいて、非常に分かりやすい説明ありがとうございます！
日本だけでなく、海外の大学の仕組みにまで、知識豊富で、尊敬です。

ありがとうございました。

回答No.3

publicpen

アメリカでは高卒＝大人として扱われます。
実際は子ども側は高校へ車で通ったりしますので、気持ちは高校から大人なんですが親的には高卒が大人です。
LOVEの国ですが、その辺は割とドライなので親も「そろそろ出て行ってくれ」と言いますし、子どももせっかくだからと遠く離れた大学へ行きたがりますね。
英国は大学自体がド田舎にあるので、下宿せざるをえないと言うのもあります。

ですから自律を求められ、１８歳以降も親と暮らすこと自体が「気持ち悪い」「ダメな奴」と思われます。男女関係なくです。
ただし白人に多く、黒人、ヒスパ、アジア系などは結婚するまで親と同居することも多いです（金銭面もあります）

この自律はすべてにおいて及び、欧米では
大学の学費や生活費は本人が負担するのが普通です。アルバイト、奨学金、教育ローンなどですね。
子が親に仕送ることはあっても逆は無いです。

小中高の寮制は、両親の家を離れての団体生活の中で心身ともに鍛えられ、学業のみならず、生活も指導されるということで、甘えが無くなり、規則と自分に対する克己の態度が育まれるということがあります。

お礼

アメリカ・イギリスにおける生活スタイルの価値観ありがとうございます！
すごく参考になりました。

回答No.1

塾長（@ty470620）

日本の大学の場合、寄宿制度を取るのは皆無かと思います。大学が寮を用意するのは、物理的な通学の利便性と経済性のためだけでしょう。
それに対して英国や米国で、全員が寄宿舎に入るのが条件の学校(大学もあるのかなっ?)は、勉学以外の団体生活とか、団体行動の体験、その他親元を離れて一個人として自立する練習とか、様々な要素を考えていると思います。

お礼

日本の大学と英国、米国での大学の考え方はやはり違うのですね。
私の考えでは、そこまでたどり着かず、
意見を提供していただいてとても助かりました。

考えを書いてくださってありがとうございました。