インフルエンザの簡易検査について

質問

インフルエンザの簡易検査で陰性とでても検査時期によっては陽性の場合もあるというのはニュースや新聞などでよく報道されていて、実際自分の子供も発熱初日は陰性で翌日陽性だったということで簡易検査の信頼性が問われていますがふと思ったのですが逆もあるのでしょうか？陽性反応が出たが陰性だったということはないのでしょうか？

回答No.1

lion_tiger · ベストアンサー

あれはですね、検査の信頼性が問われているのではなく、マスコミの報道の仕方が悪いんです。
あの検査はインフルエンザの症状が出てから24時間以内は鼻の中の粘液中のウイルス量がまだそこまで増加してきていないので陰性が普通にありうる検査です。要は24時間経ってから調べないことにははっきりいって意味のない検査です。そこのところをマスコミがしっかり報道してくれないから今日から熱が出たんですという人が真夜中に病院に押しかけてきたりするわけです。まあ、我々医療関係者としてはいい迷惑なわけで当直日は辟易しております。。例えインフルエンザだとしても症状が発熱だけで仮に38～39℃あっても夜中に病院に来る緊急性はまったくありませんから。

“発熱が始まってから24時間はよほどひどい症状がない限り病院に行ってもインフルエンザかどうかわからずに無駄だ”という風にマスコミがもっと報道してくれればいいんですが、どうもそういう報道の仕方ではないようです。

で、本題の陽性が出た場合に本当は陰性だったことがあるかの件ですが、いわゆる検査の偽陽性というやつでどんな検査にでも理論的にはあり得ます。
ただ、インフルエンザの場合はあの迅速インフルエンザ検査で陽性が出た場合にも医療機関としてはよほど重篤な症状がない限りタミフル出したりするだけで経過を見るだけですので結果的にインフルエンザであったのであれそうでなく普通の風邪などであったのであれ一週間もすれば治ります。要は短期間で治ってしまうので治ってしまった後に本当に検査をした時点でインフルエンザであったかどうかの検証は難しいです。これがもっと長期間にわたって体内に存在し、自然治癒しないような病気の検査、例えば癌のスクリーニング検査などではそのあとよく調べたけど癌じゃなかったよということは多々あり、それは検査の偽陽性として扱われて記録に残ることになりますが、短期間で治癒してしまうインフルエンザではそういう記録は残りにくいでしょう。

だから理論的にはありうるが、統計として存在するかは疑問というところでしょう。

お礼

ありがとうございました。とてもわかりやすく説明いただきたすかりました。季節性のインフルエンザのときから気にはなっていたのですがやっぱりありうるのですね。これでよく眠れます。