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「思いを巡らせる」と「思いを巡らす」は両方存在するのでしょうか

 日本語を勉強中の中国人です。次の二文をご覧になってください。 1.最近起きたあれこれについて思いを巡らせた。 2.最近起きたあれこれについて思いを巡らした。  上の二文は両方存在するのでしょうか。「思いを巡らせる」は「思いを巡らす」の使役だと思い、両方は意味が違うと思いますが、日本の方の話によると、両方は意味が同じで、両方存在するそうです。形から見れば、「思いを巡らせる」は「思いを巡らす」の使役ではないでしょうか。なぜ意味が同じでしょうか。よくわかりませんが、ご説明いただけないでしょうか。  また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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回答No.5

#1です。 > もう1つの理解もできそうです。「巡らせる」は「巡る」という自動詞の使役です。そうすると、次の結論が出せます。自動詞の使役は他動詞と同じような働きを持ちます。いかがでしょうか。 私が思い及ばず、曖昧なままにしていたことをきれいにまとめていただき、ありがとうございます。 可能性の高いご推論だと思います。 感覚的にも合っていますね。

1mizuumi
質問者

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 再びありがとうございます。ご確認いただき安心しました。本当にありがとうございました。

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回答No.4

No.3です。 一部補足いたします。 > めぐらす【巡らす】〈他五〉 > (ウ)ぐるりと周りを囲ませる。「家の周りに塀を―」 > (エ)あれこれと頭を働かせる。「思い[策]を―」 > > めぐらせる【巡らせる】〈他五〉⇒巡らすに同じ。 > > > 1.最近起きたあれこれについて思いを巡らせた。⇒(エ)―使役ではない > > 2.最近起きたあれこれについて思いを巡らした。⇒(エ)―使役ではない ↓ 1.最近起きたあれこれについて思いを巡らせた。 ⇒【めぐらせる【巡らせる】〈他五〉】【意味】(エ)―使役ではない 2.最近起きたあれこれについて思いを巡らした。 ⇒【めぐらす【巡らす】〈他五〉】【意味】(エ)―使役ではない

1mizuumi
質問者

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 再びありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

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回答No.3

おはようございます。 語史的には五段活用の他動詞「めぐらす」が先にあって、使役の表現に引かれるようにあとから「めぐらせる」が生み出されたみたいです。この語尾の「せる」は使役の助動詞ではなく、全体で一つの他動詞となるようです。『助詞・助動詞の辞典 東京堂出版』より 例(辞書によっては見出し語として出ていませんが) ・動かす―動かせる(可能-「明鏡国語辞典」、可能-自下一「三省堂国語辞典」) ・悩ます―悩ませる〈他下一「明鏡国語辞典」〉 ・乾かす―乾かせる(可能-「明鏡国語辞典」、可能-自下一「三省堂国語辞典」) ・驚かす―驚かせる〈他下一「明鏡国語辞典」〉(可能-自下一「三省堂国語辞典」) ・済ます―済ませる〈他下一「明鏡国語辞典」〉(可能-自下一「三省堂国語辞典」) ・散らす―散らせる(可能-「明鏡国語辞典」、可能-自下一「三省堂国語辞典」) など ・巡らす―巡らせる〈他下一「明鏡国語辞典」〉(可能-自下一「三省堂国語辞典」) 三省堂国語辞典の【巡らす】のところに、「⇒めぐらせる。[可能]巡らせる(自下一)」とあるので、見出しとしては出ていませんが、おそらく「他下一」と「自下一」(可能)が存在するのではないでしょうか。自信なしですが^^; 上記助動詞の辞典には、可能動詞となる条件も書かれているのですが、私の理解が足りないためうまく説明することができません(というか、その条件が上の例すべてに当てはまりそうに思えてしまいます^^;)。もし興味のある方がいらっしゃいましたら、全文を引用いたします。 今度は逆に、使役表現があるのにもかかわらず、新たに「~す」形が生まれたものです。 ご参考までにいくつか挙げておきます。 ・開けさせる―開けさす(使役) ・急がせる―急がす(使役) ・入れさせる―入れさす(使役) ・調べさせる―調べさす(使役) ・滑りこませる―滑りこます(使役) ・怒らせる―怒らす(使役) ・覚えさせる―覚えさす(使役) ・食わせる―食わす(使役) ・騒がせる―騒がす(使役) ・作らせる―作らす(使役) ・嫁がせる―嫁がす(使役) ・持たせる―持たす など(使役) ------------------ No.2様のおっしゃる他者がポイントになるのでしょうか。そんな気がいたします。 それから、今回のご質問については、こういう理解でいいのでしょうか^^; めぐる【巡る】〈自五〉 (ア)周囲を取り囲む。囲繞する。「内堀が城のまわりを―」 (イ)あちこちを順にまわって歩く。 めぐらす【巡らす】〈他五〉 (ウ)ぐるりと周りを囲ませる。「家の周りに塀を―」 (エ)あれこれと頭を働かせる。「思い[策]を―」 めぐらせる【巡らせる】〈他五〉⇒巡らすに同じ。 > 1.最近起きたあれこれについて思いを巡らせた。⇒(エ)―使役ではない > 2.最近起きたあれこれについて思いを巡らした。⇒(エ)―使役ではない ・工事業者に家の周りの塀を巡らせた。⇒(ア)―使役 ・工事業者に家の周りの塀を巡らさせた。⇒(ウ)―使役(意味からいうと、囲ませることをさせたとなりますが^^;) ・授業の一環として、生徒に町内を巡らせた。⇒(イ)―使役 ・授業の一環として、生徒に町内を巡ら(×した/○せた)。⇒(イ)―使役(「やら‘し’てもらう」といった俗表現、方言?などはあるようですが) 拙回答ですhttp://oshiete1.goo.ne.jp/qa5265531.html 詳しい方、間違っていましたらぜひご教示いただきたいです^^; 質問者様、大変意義のあるご質問を提示くださり本当にありがとうございました。大変勉強になりました。でも、かなり悩ましいですね^^;

1mizuumi
質問者

お礼

 ご親切に回答していただき誠にありがとうございます。参考になりました。

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回答No.2

使役は「させる」「させられる」のように、自己と他者(二人称)の関係がある。 この場合、自己のみ なので使役には該当しないと思います。 ・「思いを巡らせる」といった場合、自分の「思い」を自分が「巡らせた」 ・「思いを巡らした」といった場合、自分の「思い」を自分が「巡らした」 なので意味は同じです

1mizuumi
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。すみません。意味はよくわかっていません。

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回答No.1

「巡らせる」と「巡らす」は別の言葉です。 ご存知のように、それぞれ別の過去形、「巡らせた」、「巡らした」を持ちます。 私も調べてみて初めて知ったのですが、「巡らせる」は「巡らす」の可能動詞(可能の意味を表すもので、例えば「読む」、「書く」に対する「読める」「書ける」などの類)だそうです。 使役ではないようです。 (ついでに言えば、「巡らす」(思いを巡らす)は、「巡る」(思いが巡る)に対する他動詞です。既に使役的な意味は持っています) 従って、「巡らせる」は言い換えると、「巡らすことができる」になると思います。 ただし、このような本来の意味とは無関係に、両者はまったく同じ意味合いで使われていると思います。 本来、「思いを巡らすことができた。」と「思いを巡らした。」というように意味合いの異なるものが同じ意味合いとして使われるようになった経緯は、申し訳ありませんが、よくわかりません。 専門家の方のご説明を心待ちにしましょう。

1mizuumi
質問者

お礼

 ご親切に回答していただきありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

1mizuumi
質問者

補足

>私も調べてみて初めて知ったのですが、「巡らせる」は「巡らす」の可能動詞(可能の意味を表すもので、例えば「読む」、「書く」に対する「読める」「書ける」などの類)だそうです。 使役ではないようです。 おかげさまで、気づきました。「巡らせる」は「巡らす」の使役ではなく、可能動詞です。「巡らす」の使役は「巡らさせる」ですよね。 それから、もう1つの理解もできそうです。「巡らせる」は「巡る」という自動詞の使役です。そうすると、次の結論が出せます。自動詞の使役は他動詞と同じような働きを持ちます。いかがでしょうか。

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