• 締切済み

『中和』という用語について

ただいま高校化学の酸塩基について勉強している者です。 アレニウス定義による酸・塩基を混合した場合は中和反応が進行し水と塩が生じる。 つまり中和とは、アレニウス定義による酸・塩基がそれぞれの性質を打ち消し合うと、認識しています。 現に、ある教科書では『中和とは、酸から生じたH+が塩基から生じたOH-と結合し、水が生成する反応と言える。』と書いてあります。 では、ブレンステッド定義による酸塩基反応では中和は起こらない事もあるんですか? たとえば、塩酸+炭酸カルシウム→塩化カルシウム+炭酸 といった酸塩基反応があります。 この反応は、塩+水ではなく、塩+溶媒 が出来ています。(あってますか?炭酸は分解して水と二酸化炭素が出ますが・・・) しかし実際にはこの反応が、身近な『中和』の例として、 河川水(温泉由来の塩酸を含む)の『中和』と呼ばれていることがほとんどです。 そこで、疑問です。 ブレンステッド定義による酸塩基反応にも、中和というものが存在するのですか?存在するとしたら、その中和の定義とはなんですか? 現状だと、高校化学では中和という言葉がとてもあやふやに使われている気がします。 ただ単に、中和とは、酸と塩基を混合するとH+の授受がおこり、それぞれの性質が打ち消される。という意味ならこんな疑問は生まれなかったのですが…

  • cgv6
  • お礼率80% (17/21)
  • 化学
  • 回答数1
  • ありがとう数1

みんなの回答

noname#116453
noname#116453
回答No.1

そもそも中和というのはアレニウス定義に基づくものであり、水の存在が必須です。 ご存知のように、ブレンステッド定義で酸とか塩基というのは相対的なものであり、H+を与える能力の高さが基準になります。すなわち、ある相手に対して酸となる物質でも、相手がかわれば塩基になる可能性もあります。ゆえに基準となる点がなく、中和を考える基準がないことになります。なので、ブレンステッド定義には中和というのはないと思います。

関連するQ&A

  • ブレンステッドの酸・塩基の定義

    ブレンステッドの酸・塩基の定義  初歩的な質問ですみません。高校で勉強する「ブレンステッドの酸・塩基」に関する練習問題などで、「水は、その相手により、酸としても塩基としても働く」という問題がよく出題されていますが、酸と塩基の最も基本的な考え方は、「酸と塩基を混合すると互いの性質を打ち消しあう。」であると思うんです。気体のアンモニアと塩化水素の反応や、アニリンと塩酸の反応では、ブレンステッドの定義とおりに水素イオンがやり取りされることで、酸性・塩基性が打ち消されるときれいに説明できます。しかし、塩化水素が水に溶ける変化や、アンモニアが水に溶ける変化では、確かに水素イオンはやり取りされてはいますが、「互いの性質を打ち消しあう」ということが説明しにくくなります。どうせなら、ブレンステッドの酸塩基の定義は、水の存在しない環境下での反応のみを説明するものと考えたほうが自然な気がしてしまうのですが・・・・・・  どなたか解説していただければ幸いです。

  • 高校化学[多価の酸塩基混合物の中和反応]

    中和反応についての疑問[1]~[3]にお答えしていただけるとうれしいです。どれかひとつだけでも良いです。よろしくお願いします。 [1] リン酸(3価)と炭酸(2価)と塩酸(1価)の混合溶液を水酸化ナトリウム(1価)で滴定するとき、反応は次の順番で起こると考えてもよろしいですか? (1)リン酸第1中和+炭酸第1中和+塩酸第1中和 (2)リン酸第2中和+炭酸第2中和 (3)リン酸第3中和 [2] 多価の酸と多価の塩基の中和反応について。 例えば、リン酸(3価)と水酸化カルシウム(2価)ではどのようなpH曲線を描き、どのタイミングで何の反応が起こっていると考えられますか? [3] さらに複雑化してみます。 リン酸(3価)と炭酸(2価)と塩酸(1価)を水酸化カルシウム(2価)で滴定したとき、どのようなpH曲線を描き、どのタイミングで何の反応が起こっていると考えられますか?

  • 化学の質問

    アレニウスの定義とブレンズテッドの定義を両方読んでみて混乱してきました。 中学生の頃は塩酸は酸性で水酸化ナトリウムはアルカリ性(塩基性)と覚えてきました。 アレニウスの定義はそれぞれ決まった酸・塩基の性質を持っているという物質中心の考え方ですよね。これは僕が塩酸は酸性。なぜなら水素を放出するからということでこれまで中学で習った考え方と一致します。 一方、ブレンステッドの定義では、酸・塩基の性質は相手物質との関係で、酸・塩基という働きが変わることを示しています。 要するに、相対的ってことですよね。 この2つの定義のいったいどちらが正しいのでしょうか?? 後、中学の頃の酸性を示すなら水溶液に溶けている物質は酸性、 中性を示すなら、その水溶液に溶けている物質は中性と考えるということは間違いだったということになるのでしょうか(水が酸にも塩基にもなりえるから)??

  • アレニウス酸、ア塩基においては価数を定義しますが

    アレニウス酸においては価数を定義しますよね アレニウス酸おいて 価数=1molあたりが出すH+のmol数 同様にアレニウス塩基においても価数を定義しますよね アレニウス塩基において 価数=1molあたりが出すOH-のmol数 わからないのがブレンステッド酸やブレンステッド塩基において価数を定義するかどうかです ブレンステッドの定義ではある物質が反応によって酸になったり塩基になったりしますよね こういった状況で価数を考える意味は無いからブレンステッド酸やブレンステッド塩基においては 価数は定義しないような気もしますが、自信が無いです 定義をするかどうか、もしするならばその定義 を教えてください

  • 塩酸と水酸化ナトリウムの中和反応における疑問

    中和反応についてお伺いいたします。塩酸と水酸化ナトリウムの反応において、HCl、NaOH、NaClは、ともに水溶液中では完全に電離している……という説明が、あるテキストに書かれてありました。 中和反応は、酸と塩基が反応して、塩と水が生じる反応であるならば、塩であるNaClが完全に電離して、Na++Cl-になっていたら、もはや化合物ではなく、「塩」と呼べないのではないでしょうか? 化学に精通された方のアドバイスをよろしくお願いいたします。

  • (有機化学)化学反応について

    参考書を読んでいて、「カルボン酸は「炭酸水よりも強い酸」であるから、炭酸の塩である炭酸水素ナトリウムや、炭酸ナトリウムと反応して、炭酸(水+二酸化炭素)を遊離させる(二酸化炭素を発生させる)」 と書いてありました。 酸性+塩基性→塩+水 っていうのは知ってるのですが、これは関係ないですよね・・・。 ☆有機化合物で酸性を示すのはカルボン酸ってのは覚えましたけど、炭酸よりも強い酸とはどうしていえるのですか? これは高校の範囲内では暗記で済ませればいいでしょうか・・・? ☆「酸」と、「酸」の塩が反応するのがいまいちピント来ませんでした・・・ ☆塩の定義は何ですか? NaHCO3は、カルボンさんより弱い酸の塩のようですけど、 ナトリウムは塩基で、炭酸は酸だから中和反応みたな感じでNaHCO3は「塩」なんでしょうか?

  • 酸と塩基の反応

    授業で、酸と塩基の反応というところを習っているのですが、 アレーニウスの電離説の定義がよく分かりません。 (ブレンステッドの方は分かります。) アレーニウスの電離説の定義により、 酸か塩基か、どちらでもない、に分けるとき なぜNH3が塩基になるのですか? NaOHが塩基なのは理解できます。 あと、CH3OHがどちらでもないになるのもよく分からないです。 誰か教えてください。 回答よろしくお願いします、 高1

  • アニリンは、炭酸とも中和反応を起こすのでしょうか?

    受験生です。  「アニリンとフェノールを分離するための操作は?」という問題がありました。選択肢には、「塩酸を加える」と「炭酸を加える」がありました。  アニリンが塩基ならば、塩酸、炭酸どちらとも反応し、それぞれアニリン塩酸塩、アニリン炭酸塩となって、水層へ移る、フェノールは、エーテル層に残るのだと思って、両方を答えにしたのですが、答えは塩酸のみでした。  参考書で調べてみると、多くの参考書では、アニリンの中和反応の例として、塩酸との反応のみで、炭酸との反応について詳しく述べられているものはありませんでした。  アニリン炭酸塩のようなものは、不安定で存在しないのでしょうか?

  • 中和滴定曲線の形を決定する要素

    高校範囲です 中和滴定曲線の形を決定する要素は何があるのですか? (1)純物質の酸と純物質の塩基の中和ならば 一価の酸と一価の塩基で中和滴定を行った場合の概形は単純なhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Titration-HCl-NaOH.jpgとなりますよね。 しかし多価の酸と一価の塩基 一価の酸と多価の塩基 多価の酸と多価の塩基 などで滴定した場合はどうなるのでしょうか (2)↑さらに混合水溶液の場合などはどうなるのでしょうか?   (3)純物質の酸と純物質の塩基の中和ならば 中和滴定曲線の左端と右端の高さは滴定する物質とされる物質によって決定されると考えて よろしいでしょうか? 例:強酸を強塩基で滴定するならば中和滴定曲線左端は低く 中和滴定曲線右端は高い 例:強酸を弱塩基で滴定するならば中和滴定曲線左端は低く 中和滴定曲線右端はやや高い (4)↑ならばどちらかが混合物だったらどうなるのでしょうか? (5)純物質の酸と純物質の塩基の中和ならば、中和点の高低は生成される塩によって 決定されると考えていいでしょうか?(加水分解により) (6)↑しかしどちらかが混合物だった場合はどうなるのでしょうか? 例:水酸化ナトリウムと炭酸ナトリウムの混合物を塩酸で滴定

  • 中和に関する正誤について

    中和に関する正誤について Q 「酸・塩基の強弱によらず,1価の酸2molは2価の塩基1molで過不足なく中和される。」は正しいか誤りか。  この問いに関して,「正しい」とは思っているものの,どうもすっきりしません。  確かに放出可能な水素イオンと水酸化物イオンの数は一致していますが,「中和される。」としてもよいのでしょうか。塩基性塩などを考えなくてよいのでしょうか。  また,強酸と弱塩基の中和では,正塩であれば確かに酸・塩基の放出した水素イオンと水酸化物イオンの数は一致していると思います。ですがこの塩は酸性のはずでこれをph7にするには塩基を少なめにしなければいけないのでは?  どうも,自身の中で中和の定義が曖昧です。  よろしくお願いします。