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日ロ間の領土問題について
こんばんは。 あそこらへんの領土について、いくつか気になるところがあります。 (1)南樺太と千島列島は戦後サンフランシスコ条約で日本が放棄し、 今は調印しなかったロシアが実効支配しているといいます。 しかし地図帳などではこの二つは色を塗られていなく、どこの領土とも書かれていません。 これは日本にとって(ロシア領と明記しないのは)なにかしら都合が悪いからなのでしょうか? (2)もし、ロシア領とも断言出来ないとすると、 この二つが独立しようとしたらロシアは受け入れるべき立場なのでしょうか? (3)よくは分からないんですけど 最近、日本が北方領土への支援(ビザなしなんとか?)をロシアにもういいと言われて止めたようですが、 それは北方領土をロシアのものと認めていることなのでしょうか? 携帯から失礼しました。
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(1)いえ、むしろ日本にとって都合よく白色(所属未確定)にされています。日本としては、サンフランシスコ平和条約によって日本政府が千島列島と南樺太の所有権を放棄しましたが、それらの地域がその後どこの国の帰属になるかということは、国際法上有効な約束が存在しません。ロシアの実行支配だけが存在します。日本は、ロシアによる単なる実行支配を本来は認めても認めなくても良いのですが、北方領土で争っている関係上、敢えて意地悪をして空白地としているということだと思います。 (2)「受け入れるべき」立場ではなく、「受け入れてあげるか、拒否するか選べる」立場だと思います。かつての領主だった日本が放棄し、実行支配しているのがロシアですから、ロシア以上に大義名分上領有権を認められる国家(たとえ新国家と言えども)は考え付きません。また、ロシアとしてはチェチェンのように独立グループを「ロシア国内の反政府テロ組織」とみなすことができ、そのグループへの外部からの支援は「内政干渉」として反対することができるので、それほどロシアと決定的な対立をしてまでも独立を支持するメリットがどの地域・組織にも存在しないと思います。 (3)そうですね。北方領土問題について妥協しないというロシア側から日本へのメッセージでしょう。ソ連が解体された直後のロシアは経済混乱がひどく、ただでさえ貧しい北方領土は、すぐ隣の豊かな日本からの経済的援助を望み、日本もこれで恩を売ることで北方領土問題を有利に解決したいという下心があり、経済援助が始まりました。ところが、今やロシア経済は復活し、日本マネーをプライドを捨ててまで欲しがる必要がなくなったので、援助受け入れを拒否し始めたのだと思います。
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- mat983
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2009年5月12日の新聞報道では 「森元首相とプーチン首相が都内で会談し、北方領土問題について、2001年のイルクーツク声明を原点に協議を継続すべきとの認識で一致」とあります。 http://4islands.jp/problem/2001325.php 「イルクーツク声明」の骨子 (3)93年の東京宣言に基づき、四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結する。 つまり、日本とロシアの間には4島の領土問題があるということを 最高実力者のプーチン首相も認めているのです。 領土問題解決に向け日本とロシアが今後交渉のテーブルに着き、日ロ平和条約を含め今後も話し合います。 これが両国の基本です。
- nao_king
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質問(1)については、質問者様が見られた世界地図は日本で発行された地図でしょう。この南樺太と千島列島が白色になっているのは、日本の地図だけです。(中国の地図でも日本と同じ様になっているようそうですが・・・)私が見たアメリカ発行の地図でされロシア領でした。国際的にはロシア領になっているのが一般的なようです。(国際パイロットの人も言ってましたよ。)日本の地図が白色にしているのは、#1の回答にもあるように、日本には北方領土の問題で認めないだけだと思います。 質問(2)については、まぁ独立を主張する事はないと思いますが・・・上記の様に、現在はロシア領なので、その独立がロシアにとって不利益になるなら、軍事力をもって阻止するでしょうね。独立を日本やアメリカは支持する立場になるかもしれませんが・・・それはとても危険です。なぜなら、ロシアはすぐに軍事行動を行いますので、今のグルジアの様な事が日本の直ぐ側で起こるのは、日本(特に北海道)にとってはあまり良い事だとは思いません。 質問(3)については、もともと北方領土への支援は日本の領土返還運動の一環として行われた活動であり、それをロシアも分かっていて受入していたわけですが・・・ロシアはソ連崩壊時とは異なり、経済的にも成長してきていますので、現在のロシアにとっては、そんな裏がある支援はもう要らないって事だけでしょう。 最後に、私の考えでは北方領土はすでにロシア領です。北方領土については、戦後のどさくさ時に占領されたとか、日本にも色々は主張があると思いますが、戦争で取られた領土は戦争で取り返すしかないと思います。ロシアと戦争をするほどの価値は北方四島にはないと思います。まぁロシアに勝てるとは思いませんが。そこで、今のままの4島返還を主張している限り、絶対に解決しません。(北方領土返還を主張する人の中には、解決すると困る人達がいる様ですが・・・)国連や国際裁判へ提起しても無理です。相手は常任理事国です。私も#2の回答にあるように、2島(歯舞諸島、色丹島)についてはロシアも返還する意向があるので、まずこの2島については無条件に返還してもらい、その後、交渉すれば良いと思います。交渉では自分の意見ばかり主張しても解決しません。お互いがWin-Winの関係になるようにしないとビジネスと同じで、まとまる交渉もまとまりませんよね。
- nishikasai
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回答から少しずれるけど、北方領土はもう二島でいいよ。 領土は戦争で決まるものです。日本は負けました。正当性を争うというなら勝てるとは思うけど領土は正当性では決まりません。竹島が良い例です。裁判に持ち込めば日本有利だけど、韓国はそれがわかっているから裁判を拒否して実効支配を続けている。ロシアも同じです。ロシアはまだいいです。過去の恨みがロシア側にはないですから日本さえ譲歩すればすぐ仲良くなれます。日本側にとってもロシアと手を結べば利益は大きいです。ロシアは日露戦争には負けたけど、先の大戦末期に領土を取り返しシベリアで10万人もの日本人に強制労働をさせて復讐をした。日本側にはその恨みは残っているけど、まあしかし戦争は日本がパールハーバーを奇襲して始まったのだから仕方ない。北方領土は二島で手を打ち、平和条約を締結したほうが良いと思います。
お礼
長らくお返し遅れました。申し訳ないです。 参考になるご意見ありがとうございます。 自分も少し調べてみましたが、ロシア側は歯舞諸島と色丹島はもう返還してもいいと言っていたんですね。知らなかった…。 確かに四島返還が目的ならば、まず二島を返還してもらってもこれ以上の期待はできないですね。 半月前に麻生さんは「四島でも二島でもない」という発言をしてたようですが、仮に2等分するとしたらそれはそれで島に国境が入るのは揉めそうな気がします。 政府はときどき変に無茶しようとするんですね…。
お礼
お返事遅れて申し訳ないです。ありがとうございました。 なるほど…あのプーチンさんがですか。 ロシアの首都は西寄りなのでそこらはお粗末になっているのではないかと心配だったんですが、意識はしてくれているのですね。