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和を以って尊しと成す
十七条憲法の「和を以って尊しと成す」 の尊しの読みは「とうとし」なのか「たっとし」なのか どちらが正しいのでしょうか? また「尊し」ではなく「貴し」という感じも使われている ようですが、どちらが正しいのでしょうか? よろしくお願いいたします。
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ふつうは「以和為貴」(和を以て貴しと為す)です。 写本によっては「尊」の字を使っているのでしょうか。私はこれまでに「貴」以外は見たことがないのですが。 読み方ですが、「たっとし」でも「とうとし」でもどちらでも間違いではありません。 ただ、個人的に見聞きする限り、読み癖として、「たっとし」と読む方が多いかなあという感じです。 実際、振り仮名が打ってあるものを見ると、「たふとし」としてありますので、「とうとし」と読むべきなのかなあとは思いますが、「たっとし」と読もうが「とうとし」と読もうが、意味が変わるわけではないので、読みやすい方でいいと思います。 ただ、「貴」と「尊」の字の違いについては、この二文字は、意味は似ていますが、全く違う字ですし、聖徳太子が書かれたものとして連綿と伝えられているのは「貴」の方だと思いますので、これを勝手に書き換えてしまうのはどうかと思います。
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- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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昔の人の発音や意味を研究している人がいます。 お経や高座、科白からのアクセスをしています。 声も心も今は変化してきているでしょう。 戦後しばらくの間の映画の科白や呼吸、発音も今の人とは格段に違います。わずか60、65年の間のことです。 “たふとし”とか“たうとし”とかルビ仮名のあるのを見たことがありますが、“たっとし”というのが意味内容に合うと、私は存じております。 “たっとぶ”という動詞からの言葉だと存じますので。
お礼
ご回答ありがとうございました。参考になります。
お礼
ネットで調べてみるとどちらもありましたので、混乱していました。ご意見とても参考になります。