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アメリカ国内に損害を与えたテロ事件を教えてください
9.11の他にアメリカに直接損害を、あるいは脅威を与えたアラブ ゲリラによる(と思われる)テロ事件はどれ位あったのでしょうか? 9.11のテロについては陰謀論、自作自演論が流布されています。 その説得力のある材料として自爆したテロリストが生存していた事。 旅客機の攻撃を受けていなかった低層のビルが原因不明で崩壊し た事などが挙げられています。 このテロも首謀者がアフガンに潜在していたタリバンだかアルカイーダ であると断定しこれをを殲滅すると言う目的でアフガンへ軍介入し、そ れが今も続きアメリカだけでなく日本にも経済的損失を与えています。 私は20年前に前ブッシュ大統領が起こした湾岸戦争もアメリカは拙速 過ぎたと思うのです。それ以来アメリカ程自国外で戦争を起こした国は ないと思うのですが、それも併せてご意見を伺えれば幸いです。
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こんにちは、kandenさん。 911のときに、「パールハーバー以来」とよく耳にしました。 911はテロ、パールハーバーは戦争、という違いはありますが、 『アメリカ国外のグループからの、アメリカ本土での、一般人を無差別に巻き込む攻撃』という意味では違いはありません。 どちらの惨事も犠牲者・被害者にとっては、予測すらしない突然の出来事です。 パールハーバーは、アメリカ本土で攻撃を受けた初めての事件(?)として有名です。 以上のことから、世界に衝撃を与えたアメリカ本土攻撃はこの2件だけだと思います。 アメリカ国内での、宗教グループ等がテロを起こすことはたまにあるようですね。また、人種、国籍等によるアメリカ国家に対する個人的怨恨でのテロというのも、結構あるようです。よく見慣れたハリウッド映画の強盗シーン、あんな感じで、市役所で銃乱射など起きたことがあるようです。精神以上になって学校で乱射するパターンはご質問に該当しませんね。 「アラブゲリラ」と指定されていますが、911は「アラブ」と明確に指摘していいのかどうか、私は判断情報を持っていません。記事・ニュース等では、イスラム勢力タリバンと言っていました。アラブ系イスラム勢力なのかもしれませんが、あの地域は、○○系とひとくくりにして同じ目的をもった親戚団体と考えるのは非常に危険だと思います。イスラム系とはくくれますが、イスラム系でも、国によって、まったくイスラムの戒律の度合いが違います。 911の指揮をとったのは、イスラム教を教義とするタリバンであって、アラブがどれほど表立って関係しているか、確かな情報を私は記憶していません。タリバンをアラブと含めていいのか、アラブの言葉の示す範囲は地理的に、権力的に、どこまでを含めるのかもわかりません。アラブ首長国共和国だけを指して使われるだけではないようですが。 アメリカ国内では、「イスラムのわけのわからない人たちが、豊かな国アメリカを妬んでビルに突っ込んだ。まったくわけがわからない。」という見方が一般的だそうです。イスラム=性的被害を受けた少女や女性を助けるどころか残忍な方法で殺してしまう非人間的な人たちという認識があるようです。bbcでもこのタイプの事件はよく取り上げられています。 タリバンの指導者は、アフガニスタンでの内戦の時にアメリカ側の指導を受けたといわれています。この辺りはアメリカ映画、トムハンクス主演の「チャーリーウィルソンズワー」でも触れています。アメリカ製映画ということで、どこまでの事実があるのか疑問に思われるでしょうが、ブッシュジュニアの2期任期満了にともなう選挙の際に作成されたもので、政党間の争いのプロパガンダ的な背景で制作されたものなので、けっこうアッサリと描いてくれています。ご存じでなければご覧になることをお勧めします。プロローグのトムハンクスの何とも言えない顔が、なかなか、おそらくアメリカという国に限らず政治と戦争の世界を物語っていると思います。 アメリカが起こす戦争については、武器製造会社のためにはしょうがないのが現状でしょう。武器の製造にはお金がかかりますが、アメリカのお得意さんは、アメリカ政府と日本政府、あとインド・韓国などが続きますがトップとの金額差は大きく少額。対ロシアは、反アメリカのイスラム教の国々、パキスタン、北朝鮮等など、表立っては取引していないかもしれませんが、アメリカよりも自由に売買しています。ロシアは非公式に古くなった武器を前述のルートでお金に変えれる。アメリカは、戦争で消費する。 アメリカの最新鋭のステルス式戦闘機が一台いくらでアメリカ政府に売られているか。大量生産してはいけないものなだけに高額と呼んでいい範囲を超えています。そういう兵器を揃えて自国を守るという建前のもと、古い兵器を消費する必要があったという説明もできると思います。 ブッシュ家は武器製造会社とつながりがあるといわれています。政界の権力維持のためには、戦争は任期中に一回はすることがブッシュ家の方針となっているのかもしれません。ブッシュジュニアのお子さんがもし政界デビューして政権を手中に収めることが将来あったら、そのさいに、武器製造会社とのパイプがまだ太いようでしたら、戦争がおきるかどうか、その頃の時代にどんな風が吹くか見てみたいですね。 戦争は、起こすこと自体が国家として稚拙だと思います。 戦争を起こすまえに芽を摘む。力でねじ伏せるのではなく、国として、その国の宗教・教義・人々を尊重して、争いではなく対話で国の人が理解し合って幸せに暮らすことが出来るよう支援する。アメリカや日本の政治家みたいに超短期的利己追及プランだけが念頭にあっては到底できません。こどもの養育ですらこういう理想どうりに進めるのは難しいです。親の利己的な考えが養育方針に入ってしまいますから。 自分の身内、自分自身が被害を受けて、それでどうやって復讐を考えずに残りの人生生きていけるか。このテーマだけは、克服できる人・できない人、両方いて当然だと思います。 歴史からは、国際法・国際団体が裁くのは戦争敗者側の指導者くらすや残忍極まりない人。直接戦争行為をした人たちについては、戦争敗者側だけが、戦争勝者によって裁かれる。戦争敗者勝者両方の戦争被害者、つまり、一般の人たちが納得できるようなことは起きないと言ったほうが正確でしょう。そういう状況を作りだす国家指導者はとても稚拙だと思います。 余談ですが、世界大戦時の日本の戦争の開始について、調べてみられると結構おもしろいですよ。国際連合だなんて言っても、自国利益だけを考える人たちの張りぼての枠なだけということがよくわかります。
お礼
まず冒頭にイスラムゲリラをアラブゲリラと言ったために混乱させて しまいました。謝罪と訂正します。 冷静で公平に分析されておられまして大変参考になりました。 それにしても朝鮮戦争、ベトナム戦争などアメリカが自国から遠く 離れた所で展開された戦争はどれも勝利していません。 アメリカ国民はこれらをどう思っているのでしょうか? 回答者様の最後の部分には全く同感です。 ご指摘されたトムハンクスのDVDを観ようと思います。 有難うございました。