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因子分析の前に確認すべきこと
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因子分析をする場合、因子負荷量の推定法に最尤法を用いることが一般的です。最尤法は正規分布していることを仮定していますから、そうでないと推定値に不安定さが生じることになります。そういう意味で項目の度数分布から明らかに正規分布しないであろうと予感させられる場合には不適切ということでしょう。 そういう場合には、大きなサンプルサイズが必要になりますが重み付け最小自乗法を用いると頑健性が高いです。 正規性の仮定がどの程度まで求められるべきものかは灰色でしょう(^_^;) 経験と実質科学的な立場での解釈に頼るということになります(これといった基準があるものではないので)。
お礼
いつもありがとうございます。 アドバイス頂いた内容から、最尤法を用いたいのですが、今回は正規分布していないので、「重み付け最小自乗法(SPSSでは、一般化した最小二乗法)で実施しましたが、サンプル数(ケース数)が59サンプル(全体では400サンプルですが、今回の因子分析の対象が59サンプル)だったので、下記のエラーが出てしまいました。 --------------------- a. 5 個の因子の抽出が試みられました。反復 9999 で局所的な最小値が見つかりませんでした。抽出が終了しました。 --------------------- この場合は、「正規性の仮定がどの程度求められるか」が灰色ということで、最尤法でやってしまおうと思います。 ありがとうございました。