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古文

問・この人々の深き心ざしは、この海にも劣ら(  )べし。 (  )の中には、助動詞氏のず連体形のざるが入るようですが、 助動詞のべしは、終止形にくっつく助動詞じゃないのですか?

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回答No.2

 「べし」は通常は終止形接続ですが、例外があります。  辞書や古典文法のテキストでたしかめてみましょう。  打ち消しの助動詞「ず」の活用は、「下二段型」とかの単純な活用ではなく、文法のテキストでは「特殊型」ということになっているかと思いますが、細かく見ると3つの系統が合わさったものです。 ぬ系 (な)・(に)・ ○  ・ ぬ ・ ね ・ ○ ず系  ○ ・ ず ・ ず  ・ ○ ・ ○ ・ ○ ざり系 ざら・ ざり・(ざり)・ざる ・ざれ ・ざれ このうちの「ざり系」は「ず」系の連用形の「ず」にラ変動詞の「あり」が付いた「ずあら」や「ずあり」「ずある」「ずあれ」がなまって「ざら」「ざり」等に変わったものです。  したがって、「ざり」系の活用はラ変型なのです。  このことと、先の「べし」の接続の特例とを考え合わせると、なぜ「劣ら【ざる】べし」となっているのかが分かります。

mi1223
質問者

お礼

とってもわかりやすかったです。ありがとございます。

その他の回答 (1)

noname#111034
noname#111034
回答No.1

そういう理屈をこねないで,教科書を丸暗記しましょう。言葉というものは,自然に出てこなきゃしょうがないです。

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