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NATOと軍事日本の同盟

日米安全保障条約が不安視され、「核の傘」が「破れ傘」と言われる中で新たな同盟としてNATOと日本の軍事同盟(北朝鮮、中国から守ってもらう)を結ぶことは可能でしょうか?

みんなの回答

回答No.13

少し議論っぽいので参加させてもらいます。 >lvmhyamznさんへの反論 ・日本の相手をしてくれるNATO軍て結局は米軍です。 との見解は一見して妥当かと思いますが、これは少し考慮の必要性があります。それは経済の相互依存体制の進化が安全保障の規模を拡大化させている事実です。  lvmhyamznさんの指摘ならば、NATOはアフガンへの大規模派兵はありえないわけです。(地政学的には直接的な関連は希薄でしょ?)  アフガンへのNATOが関与したのは、安全保障上において軍事的・政治的バランスの問題が大きいからでしょう。  仮に極東のパワーバランスの問題が大きな問題になりえる状況ならば、日本を支援する動きも必要になってくる。  極東アジアにおいて日本はEUにとっては大きな相手ではないにしても、中国を通して日本の存在価値は重要です。  そして自由主義社会においてコントロールしやすい日本は、EUにとっての、アジアのバランサーであることも考えにあるようです。(特に東欧諸国では)  従って、アメリカしか日本を救ってくれない、というような発想は短慮と言えるでしょう。 >wwbcさんへの反問  日本に憲法改正の必要はない。ただ、その憲法解釈を変えれば良いだけ。 という見解は現実的だと思いますが、安全保障問題として憲法だけで考えるのは非現実でしょう。むしろ、解釈改憲(合憲解釈論)によってどのように周辺法を改定させるか?という課題を残しているのであって、そこを考えてから、解釈改憲という逃げ道が正当化されるでしょう。そのような9条の解釈改憲の経緯を考える必要性があるでしょう。むしろ、立憲主義国家としての日本国憲法の価値が揺らいでいる現在を考えると解釈論に逃げるのも限界といわれそうですが、解釈改憲論を個人的には支持します。(ただし、現状の国際法認識のレベルでは到底無理。片務性についての議論も国民にないのが致命的だし、軍事同盟条約と集団的自衛権の相違点も理解しないのは問題でしょう) >いや、私はNATOの主たる仮想敵国は未だロシアだと思うのですよね。  この議論に関して問題提起しておきたいのですが、NATOの背後にある欧州評議会などのEU政治組織の意思をどこまで勘定に入れてますか?  NATOの意思決定とEUの政治枠ではEU政治枠の方が強いわけで、NATOの動向だけでロシアとNATOを観測しようというのは、視野狭窄です。つまり、EUという枠組みでNATOを見るようにしてほしいのです。  ちなみに、これも重要なのですが、NATOがまるでアメリカの傀儡のような感覚であれば、それはもう化石のようなNATO観だと言えます。  それを例証するのが、レバノンへのNATO派遣です。イスラエル寄りのアメリカの反対を押し切って、レバノンへのNATO軍の派遣が行われたことは、NATOにおけるアメリカの地位陥落であり、その前兆として、第二次湾岸戦争も確認できます。  少なくとも、国際政治学において、過去のようなNATO観ではすでに通じないのです。これは冷戦構造の崩壊という縮図もありますが、第三世界の台頭によってNATOの戦略が変わったことも見逃すべきではないでしょう。  補足:質問者の質問の意図が掴めないので、できれば、厳密に質問を記述してほしいものです。

  • lvmhyamzn
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回答No.12

#8ですが、質問は極論すれば「米国は頼りにならないから欧州と手を結ぼう」というようにみえます。 質問者はNATOというのは#1の人が言うように米加+ヨーロッパの軍てわかっているのでしょうかねぇ。 片務的かどうかといういう話を抜きにして日本がNATOに加盟したとしても、日本の相手をしてくれるNATO軍て結局は米軍です。 だって、地理的に近いのはアメリカで、NATOて米加+ヨーロッパの軍なんだから。 タタミゼされたフランス軍が暇つぶしにくるかもしれんがね。 NATOは日米安保よりもより軍事同盟的な性格が強くその方が日本の安全保障上都合がいいからNATOに入れるのかという質問なのか、 アメリカは頼りにならないから欧州と同盟したいという意味の質問なのか、どちらなんでしょうか? 「アメリカは頼りにならないからNATOに入りたい」と言いにいっても、NATOのアメリカ人理事に寝言かと言われるだけだと思います。

回答No.11

下の人も違うよ。 日本に憲法改正の必要はない。ただ、その憲法解釈を変えれば良いだけ。 現政権はこれをやろうとしている。 集団的自衛権の合憲解釈ですね。 というか、日本国憲法では集団的自衛権が否定されていないんだから、わざわざその憲法解釈を変更して、集団的自衛権は合憲である、と定める必要はないわけ。 NATOでもイスラエルでも、どこ相手でも良いけど、同盟結んでから文句言われたら、集団的自衛権の行使は合憲である、と言えば良い。 現に豪州・印度とは同盟結んでるしwww (ま、どんな同盟かはよく知らんけど) ちょっと事情は異なるが、ソマリア沖の自衛隊派遣に関して、関連法の審議がようやく参院でも始まったようだけども… 似た問題ではありますね。

  • Bayonets
  • ベストアンサー率36% (405/1121)
回答No.10

>日米安全保障条約が不安視され そりゃ、通常の対等な軍事同盟ではなくて、『日本が都合よく米国に守ってもらう』条約だからですね… 米国の都合で米国主導で作られたものです。 ですから、NATOが北大西洋条約であるということをさておいても、同名とは基本的に対等な権利と義務を含んだものですから、軍事同盟の義務を果たせない憲法を持っている日本には締結が根本的に無理であると考えます。 まずは、何をさておいても、日本は憲法の改正から始めないといけません。

回答No.9

下の人、違うよ。 米国と大西洋・ヨーロッパ諸国がヨーロッパ・大西洋地域その他を共同して守るのがNATOだよ。 米国が一方的に地域を守るのではない。日米同盟とは違う種類の同盟。 日本がNATOと域外同盟を結ぶと言う事は、日本が英国と同盟を結び、仏と同盟を結び、独と同盟を結び、伊と同盟、カナダと同盟、トルコと同盟、スペインと同盟… 同時に数十カ国と同盟結ぶ事だよ? こういう国々は日本みたいに平和ボケしてないし、同盟結んだら日本防衛の為に日本に軍隊送ってくるし、核ミサイル撃つし、最低でも国際世論上100%の日本の味方になる。 常任理事国が3ヶ国も入ってるし。 現在の北朝鮮情勢をめぐっての国連は、丁度こういう図式ですね。ロシアまでNATO側だしwww 下手すれば中国は北朝鮮と一緒に孤立しちゃうね。

  • lvmhyamzn
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回答No.8

アメリカもNATO加盟国ですが、わかってますか? NATOとはアメリカ合衆国を中心としたアメリカ・ヨーロッパ諸国によって結成された軍事同盟です。 日米安全保障条約が不安ならNATOと何か結んでも同じこと。

回答No.7

>しかしロシアはNATO準加盟国ですよね?NATO側にとって同盟を結ぶメリットはありますか? いや、私はNATOの主たる仮想敵国は未だロシアだと思うのですよね。 もし日本がNATOに準参加。若しくは域外同盟のような形態を作るとしても、どこを敵国として扱うか等は決める訳はないです。従って日本が参加するにしても、ロシアを正面に据えた同盟とは「表向き」なりません。 日本にとってのNATO域外参加(同盟)の大きな意味は、 1.米軍に覆面をかぶせる 2.敵の標的の分散 です。 米軍はNATO軍としても日本防衛に協力可能となり、これに他のNATO諸国を引き込める。日本周辺で日本防衛に米軍が当たるとしても、それは最早米国単独軍ではなくなり、NATO主力軍と成る訳ですから、日本の敵対国家にとってはかなりの威圧効果が出る。 場合によってはヨーロッパから米軍核ミサイルを北朝鮮に撃ち込んじゃってもいい。それを米軍ではなくNATO発射にしてしまえば、と。 実際のところ、大西洋の原潜から北朝鮮に核ミサイルを撃ち込んでも、米軍が撃ったのか、NATO軍として撃ったのか、分かんなくなっちゃいます。 覆面米軍です。 また、日本周辺の有事の際、日本がNATO軍として参戦するにしても、NATO主力軍たる米軍の補佐役に限られる事になるわけですが、この時日本もNATOの覆面をかぶれる。 こういう状況ですと、日本の敵国家が日本に関係する脅しをかける時、どこにかけたら良いのか? 米国か?英国か?ドイツか? NATO全部に脅しを掛けなければならなくなる。 日本に脅しをかけたら、NATO全部、つまり世界の主要国家の殆んどが反撃体制に出る、と。 こうなっちゃ、中国も北朝鮮もうかつに日本に手出しできなくなります。ここにロシアもNATO側に、もし、付くならば万全ですがね… 日本がNATO間同盟を作れば誰が一番得をするかと言えば、●米国●です。 米国戦略に幅が出来、日本防衛がやり易くなります。 その代わり、日本も世界各地の有事の際には兵力派遣しなければならなくなりますが、これはNATO同盟とは無関係にいずれ発生してくる必要性ですから、NATO同盟参加とは直接関係ないかと。

回答No.6

不可能とは断定できませんが、可能とは言えません。  理由を簡単に (1)NATOにとって日本との軍事同盟の必要性・必然性が低い (2)NATO綱領などNATOの行動規範として日本を加盟させる動機がない (3)ロシア情勢含めてこれ以上、広い範囲の国際紛争への主体的介入の余裕がない(=同盟を広げることは、介入する紛争が増えることにもなる) まず、集団的自衛権として日本は「片務的集団的自衛権」は認めています。  これは、日本国が攻撃される限りにおいては、軍事同盟の参戦を肯定しえるわけで、その理屈によって日米安全保障条約および日米軍事協定などが正当化されています。NATOとの軍事同盟として片務性であれば違憲と回避できますので、間違わないように この問題に関しては、回答者に間違いがあるようなのでそれを指摘しつつ解説しましょう。 >mmkyさんんの回答の問題点  いわゆる外交の『遠交近攻』原則の説明が行われていますが、物理的距離の障害が希薄になりつつある現代戦争においては、『遠交近攻』はあまり説得力がありません。投射兵器の登場によって距離を問わない安全保障論が行われているからです。  そして、NATO同盟の参加の重要性は、準軍事的側面ではなく、情報の共有化などを考えるのが妥当でしょう。  そして、安全保障に関しては時代として軍事力だけで考えるものではありません。NATOは、欧州評議会などの地域の総合的政治同盟との連帯性から包括的総合的な安全保障が立案されていることに大きな価値があると言えるでしょう。(安全保障を軍事だけではなく総合的な政治活動として立案・計画しているからこそ、有意義なのである)  歴史上多くの同盟が緊急時における軍事同盟関係を主体化していますが、NATOのような集団安全保障体制は、平時の安全保障にこそ大きな価値があるのであって、軍事面だけでNATOや軍事同盟を考える発想は、すでに『化石』の軍事構想と言えるでしょう。 >wwbcさんの間違い  多くの人が間違いを犯していますが、日本は集団的自衛権を行使しない、というのは厳密には間違いです。単純に集団的自衛権が片務的なものであるだけに過ぎません。  質問で想定される自衛権発動は、片務的集団的自衛権として憲法解釈として既存の政府見解から逸脱しませんので、不可能ではありません。  そもそも、集団的自衛権問題に関しては、この片務性にこそ問題があるのであって、「行使しない」、という話は主眼とは言い切れません。(少なくとも、アメリカの安全保障委員会は片務性の課題を投げつけています) >他の回答者へ  NATOとの同盟が事実上、皆無という考えは現実的ではありません。 NATOは地球規模での広い地域紛争への介入を綱領としています。その綱領に基づいて、アフガンまで軍事派遣していることを忘れてはなりません。  現在、EU諸国は中国経済との関係性を密にしています。仮に中国の政治状況が問題になれば、NATO諸国は国益に大きくかかわる問題として介入する可能性は高いでしょうし、介入するでしょう。 NATOは”大西洋”上の安全保障のための組織・・という冷戦構造の時代はもう過去のものです。(基本路線ではあるでしょうが)  多くの回答者が、古い冷戦構造時代のNATOのモデルで論じていますが、ユーゴ紛争などの経緯や最近のNATO枠の活動を冷静に見つめるべきでしょう。 ちなみに、麻生総理は外務大臣時代に頻繁にNATO会合に参加しています。外交的にはNATOへの関心は麻生総理がもっとも早かったようです。  国連の限界から発生したNATOの安全保障機能の強化という歴史は、日本ではほとんど研究されていませんが、今後はHOTな問題になるでしょう。  拡大するNATOがロシアと衝突し、ロシア・中国の『上海機構』と次世代の地域同盟の闘争なんてシナリオは夢物語でしょうが、あながち夢想とも言えません。  新たな同盟としてNATOではなく上海機構を考える選択肢もありますし、国連とのかかわりを再考する国連待機軍構想も新展開でしょう。  もっとも、個人的には、スイス的な重武装局外中立のポジションを希望していますが・・・・・  それに、あれだけ盛んだった「国連不要論」は今は昔ですが、国連という国際法の母体なしには、国際政治は大きく動きません。 外交オンチの保守派の妄言に従っていたら、国連を使役した経済制裁などは出来なかったでしょう。  NATOも重要ですが、非軍事的な分野での安全保障・ジョセフ=ナイ的なソフトパワー論での安全保障の構想もまだ日本には欠けていますので、もっと総合的な安全保障から考えるようにしたいものです。

  • mmky
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回答No.5

軍事同盟というのは、強い国の場合は遠い国とするものですね。だから日本のような強い国はNATOとの同盟は有効ですね。 現実的にはインド・オーストラリアとの同盟関係を推進していますがこれは対中国封じ込めのためですね。実際に隣国のどこかと戦争状態になれば近い国は利害関係の問題で役には立たないものですね。 そのような場合、遠い国(利害関係の薄い国)に戦略物資の援助を望めるからですね。 日露戦争では日英同盟が有効で多くの軍艦や戦費を英国から調達できましたね。英国が軍事的に協力したことといえばロシア艦隊のスエズ運河通過を拒否したということだけですね。 現在の日米同盟は遠い国との同盟ですが、米軍が強いのでその傘の下に入っている状態ですね。同盟というよりか庇護を受けているという状態ですね。それも同盟形態の一つですが普通は対等な同盟ですから戦略物資や戦費の調達のみになりますね。 自国民が隣国と戦い、そのための兵站を遠い他国から得ることが出来るというのが軍事同盟の本来的な意義ですね。常識的には戦争は隣国ということですね。遠い国とは戦争する理由が無いということですね。 日本の隣国といえば中国・ロシア・韓国・北朝鮮だけですからNATOとの軍事同盟も有効な手段ですね。 そういう意味では日独伊3国同盟も定石ではあったのですがお互いに戦争している状態では同盟の意味が無かったということでしょうね。 まあ、米国が強いうちは米国で、弱くなったらそのとき考えるでいいんじゃないでしょうか。

回答No.4

集団的自衛権の問題さえ解決すれば、「可能」です。 憲法の不純解釈を長年継続し、集団的自衛権行使は不能として米国に一方的に日本防衛をさせるという戦略を政府自民党は採用してきました。 これは正解です。 しかし米国弱体化、世界的に米軍撤退傾向、仮想敵国の成長、これらにより集団的自衛権の積極行使が日本防衛にとって望ましいと考えられるようになりつつあります。 そこで現政権は集団的自衛権の行使目指し、憲法解釈を変更する予定のようです。 それで、この集団的自衛権を行使し、NATO軍と域外軍事同盟を結ぶ事も可能。当然アチラ側の合意が必要ですが。 NATOは主たる仮想敵国をロシア(ソ連)としていますから、ロシアがNATOに対する軍事行動を取ったら、極東地域で日本が東方よりロシアを攻撃し、NATO援助を行う。 逆にロシアの日本攻撃に対し、NATOは西方よりロシアを攻撃する。 また、日本が中国・北朝鮮から攻撃されたら、NATOは中国・北朝鮮に対しミサイル攻撃。主としてこれは核関係でとなりますが、これで米国・NATOの2重の傘に守られる事になります。 またNATO軍は米国と共にアフガニスタンに兵力派兵していますから、もう少し足を伸ばせば極東。というか、アフガンの隣が中国ですが… 中国・北朝鮮へはNATO軍の即応体制に問題はありますが、大東亜戦争時にも日本は現NATO諸国の一部とも戦ったわけで、NATO軍が日本防衛にこの地まで来るのは、輸送能力の発達した現代においては何の問題もないと。

unijac1108
質問者

お礼

ありがとうございます。 しかしロシアはNATO準加盟国ですよね?NATO側にとって同盟を結ぶメリットはありますか?

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