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エステルがあるベンゼンのモノニトロ化するときの配向性

画像を添付しました。曲がった矢印は私が書きました。直線で書かれた矢印はこの化合物がモノニトロ化するときの配向性です。 曲がった矢印のようにエステルが共鳴安定してると思い、モノニトロ化されるときの配向性は、右のベンゼン(2)のメタ位になるのではないかと思ったのですがなぜ、オルトとパラなのでしょうか? また、電子吸引により左のベンゼン(1)では、モノニトロ化の際にはメタ位についてもいいように思うのですがなぜ配向性を持たないのでしょうか?

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noname#160321
noname#160321
回答No.1

1.ベンゼン環(1)はカルボニル基により電子密度が減少しています。 2.矢印の様に電子が移動したらカルボキシル基がベンゼン環(2)と離れて安息香酸アニオンとベンゼンカチオンに分かれます。こういった極限構造の寄与は無視して構いません。 実際には環(2)についた酸素上の非結合電子対(lone pair)の寄与が左にカルボニル基があっても残っているため環(2)のo-,p-配向性が現われます。

shinn418
質問者

お礼

回答ありがとうございます。なるほど、酸素上の非共有電子対の寄与が関係してくるのですね。

その他の回答 (1)

noname#116453
noname#116453
回答No.2

ベンゼン環に-COORがついていればメタ配向性、不活性化であり、RCOO-がついていればオルト、パラ配向性で活性化です。後者に関しては-OHや-ORがついえいるのと同じことです(活性化の程度は異なります)。 エステルと安直におっしゃいますが、どのように結合しているかが重要です。 ご質問の例では(1)が前者、(2)が後者に相当します。したがって、(2)で優先的に反応が進み、オルト、パラ配向性になります。

shinn418
質問者

お礼

回答ありがとうございます。どうして、後者が優先するのかがいまいち分からないのですが、何か決め手となる理由はあるのでしょうか?

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