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エステルがあるベンゼンのモノニトロ化するときの配向性
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noname#160321
回答No.1
1.ベンゼン環(1)はカルボニル基により電子密度が減少しています。 2.矢印の様に電子が移動したらカルボキシル基がベンゼン環(2)と離れて安息香酸アニオンとベンゼンカチオンに分かれます。こういった極限構造の寄与は無視して構いません。 実際には環(2)についた酸素上の非結合電子対(lone pair)の寄与が左にカルボニル基があっても残っているため環(2)のo-,p-配向性が現われます。
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noname#116453
回答No.2
ベンゼン環に-COORがついていればメタ配向性、不活性化であり、RCOO-がついていればオルト、パラ配向性で活性化です。後者に関しては-OHや-ORがついえいるのと同じことです(活性化の程度は異なります)。 エステルと安直におっしゃいますが、どのように結合しているかが重要です。 ご質問の例では(1)が前者、(2)が後者に相当します。したがって、(2)で優先的に反応が進み、オルト、パラ配向性になります。
質問者
お礼
回答ありがとうございます。どうして、後者が優先するのかがいまいち分からないのですが、何か決め手となる理由はあるのでしょうか?
お礼
回答ありがとうございます。なるほど、酸素上の非共有電子対の寄与が関係してくるのですね。