サービス残業について
こんばんは。20代男性の会社員です。
様々な方のご意見を聞かせていただけると助かります。
現在、社員が30名ほどの会社で働いているのですが、世の景気もあまりよくない部分もあり、
厳しい経営状況の中で、「経営状態がよくないから」という理由で残業代が支払われません。
残業代を請求するときは用紙でその都度申請しなければならないの
ですが、申請しても却下されるため、最近はだれも申請を出そうとしていない状況です。
転職して今の会社で働かせてもらっていますが、どうも組織というものが形骸化されているように
感じています。責任のあり方が明確でなく、仕事ができる人間にだけ仕事が集中しており
残業する人しない人に分かれてしまっています。残業代が支払われない(これは景気云々ではなく
伝統みたいです)がために、仕事から逃げることが「得」な環境になっているのが現状です。
会社には営業と技術部門があるのですが、専務、部長が「技術職」というものに理解を示そうとせず、
圧倒的に営業寄りの評価をしています。(この2人は元々営業をしていたらしいです)
また、営業部門にも専務の息子が課長職で働いていることもあり、この課の社員は
好き勝手に仕事し、早い話が「楽している」状況です。
これまでもいろいろと職場改善を図ろうとしていたみたいですが、上層部が今の現状を
見て見ぬふりして改善しようと動いてくれません。たとえば、
残業代支払いについては、
「効率よく仕事をしていないから」
「残業というのは上司の命令がないとだめだ」(←これは当然なのですが)
「営業はお客様も相手にしながら数字をとらないといけないからもっと大変なんだ。
技術だけに残業代を払うのは不公平じゃないか」
という名目で却下されたそうです。
営業がとってくる仕事というのが、いわゆる自治体の案件であり、対して利益率の少ないものばかり
を大量に受注してきます。仕事の量が多いので、残業しなければ納期に間に合わないのです。
受注額で見ると営業的には数字があがるので、一見すると営業が優れているように見えますが
利益率の低いものばかりとってきているので儲けが少ないということです。
また、見積もりや提案書作成なども技術部門で作成して、営業はこれをお客様先に持って行くだけ。
誰でもできるような仕事をさも大変そうに創意工夫しています。
本来なら見積もり作成や提案書作成は数字をとるべき営業の役割ではないでしょうか。
いろいろ改善することはあるのですが、まずは責任の所在を明確にして、上司から残業命令できる
ような状況にする必要があると思っていますが、業務の分担も同時に進める必要があるとも
思っています。
忙しいなりに仕事の対価として残業代が支払われ、組織の役割がしっかりと分担されれば、
仕事から逃げる社員が少なくなり、しっかりと仕事をすることでスキルが向上することで
どんどん効率の良い仕事ができ、利益も向上できると私は思っております。
どのようにすれば残業代も請求できるような組織のあり方にできるでしょうか。
ご意見いただけると参考にさせていただきます。