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捕鯨について

「調査捕鯨しかしていない」と発表している割に、日本のスーパーに鯨の肉って意外と並んでませんか? 地域によるかもしれませんが。 それに鯨肉を使った料理を売りにしている飲食店も、未だにありますよね? これらの鯨肉ってドコからきたものですか?

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  • tyr134
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回答No.5

現在市場に流通している鯨肉には以下のようなモノがあります。 1・調査捕鯨で捕獲した鯨 国際捕鯨取締条約第8条第2項に「前記の特別許可書に基いて捕獲した鯨は、実行可能な限り加工し、また、取得金は、許可を与えた政府の発給した指令書に従って処分しなければならない。」とあり、この規定に基づいて処理された鯨肉です。 これには、ミンククジラ、ニタリクジラ、イワシクジラ、ナガスクジラ、マッコウクジラなどが該当します。 2・定置網での混獲された鯨の肉 定置網漁に引っかかった鯨や座礁した鯨などです。 以前は、地元で金銭の授受が発生しない限りにおいて食用にすることが認められていましたが、地元の漁師らからの要望などもあり、しかるべき手続き(報告の義務、DNA分析の義務など)を取った上で販売する事も可能となりました。 ただし、シロナガスクジラやホッキョククジラなどの希少種は禁止されています。 3・IWCの指定対象外の種類 IWCによって、指定されているのは下記の13種です。 シロナガスクジラ、ナガスクジラ、ホッキョククジラ、セミクジラ、イワシクジラ、マッコウクジラ、ザトウクジラ、コククジラ、ニタリクジラ、ミンククジラ、クロミンククジラ、キタトックリクジラミナミトックリクジラ、コセミクジラ 上記以外の種は対象外とされており、地域によっては(日本政府の管理制限の元に)商業捕鯨も行われています。 主に、 ツチクジラ、ゴンドウクジラ、イシイルカ、ハナゴンドウetc,,, です。 4・他の捕鯨国から輸入された肉 アイスランドやノルウェーなどの捕鯨国から輸入された肉です。 IWCでは1977年に非加盟国からの鯨製品の輸入を禁じる決議が採択され、日本もそれに従っていたので1991年を最後に輸入はされていませんでした。 それ以降に出回っていた鯨肉は、91年以前に捕獲され冷凍保存されていたモノです。 しかし、2000年ころからノルウェーなどと協力し、密漁を防ぐ為のDNAデータベースを構築して商業捕鯨を再開しようという動きがありました。 日本の対応の遅さにノルウェーからクレームが来るなど、紆余曲折があったようですが、ようやっと去年ノルウェーとアイスランから65トンほど輸入されたようです。 と、以上が日本で主に流通している鯨肉ですね。 商業捕鯨を求めている日本ですが、その市場ニーズがどれくらいあるのかは把握出来ていないようですね。 一説には、在庫量は市場ニーズに比べて十分すぎるほどあるのに、商業捕鯨解禁するために在庫量を偽ってるとか、逆に鯨肉の在庫量が少ないので値段が高騰してるとか、論者によってマチマチです。 「捕鯨」の賛成派、反対派の情報合戦になっていて市場の詳細はなかなか見えてきませんね。 早く決着を付けて、しっかりした管理体制を作らないと、それこそ「密漁」が増えて鯨資源の枯渇しそうですね。

sonhorie
質問者

お礼

ご回答有難うござます。非常に詳しくよく分かりました。 僕は日本が密かに鯨の密漁をしてるんだと思っていました。 では、シーシェパードなどの環境保護団体は一体何について抗議をしてるんでしょうか? 本当に「鯨が可哀想」とかいうだけの理由で抗議を行っているのであれば、あれほどの数の支援者がいるのはオカシイ気がします。

その他の回答 (5)

  • ESE_SE
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回答No.6

> では、シーシェパードなどの環境保護団体は一体何について抗議をしてるんでしょうか? 恐らく信仰的な理由でしょうね。 キリスト教ということではなく、「鯨=智恵ある生き物=殺すことは罪である」という信念でしょうか。 個人的には「牛は殺しても良いけど鯨はダメ」という感覚の方が信用できないんですが。 あとは、IWCの加盟国のほとんどが「非捕鯨国」であるというあたりでしょうか? 悪い言い方をすれば、「援助金を餌に」IWCの自陣営票数確保のために欧米各国が非捕鯨国をIWCに加盟させているというのがあるそうです。 本来IWCは、 ・過去の過ちとして存在する鯨の乱獲が再発することを防ぐために ・水産資源としての鯨を維持するために ・定期的に調査を行い、適切な捕鯨数を国際的に確認するために 立ち上げられた委員会ですが、非捕鯨国である欧米諸国が「環境保護の旗印として」捕鯨禁止を訴えたことで委員会の方向性が変わってしまいました。 結果として、IWCの枠組みでは大幅に制限をかけられることになりました。 IWCは定期的に国際会議が開かれています。 国際会議には「調査捕鯨」により行われた調査の結果が報告される「科学小委員会」がありますが、これにおいては 「シロナガスクジラなど絶滅危惧種は存在するが、ミンククジラなど一部の種については適度に捕獲することが海洋の生態系維持のために望ましい」と報告されています。 ところが、委員会の本会議になるとこれが「科学的根拠に乏しい」と一蹴されて捕鯨数の増加は却下されるわけです。 そもそもクジラ(小型種であるイルカを含む)は海洋の生態系の頂点に君臨するものであり、クジラが増えれば増えるほど「クジラのエサ」であるイワシなどの魚が減ることになります。 それくらいのことが分からない人達だとは思えないのですがドイツ人の議長がろくに議論もせず否決するあたりはもう信仰としか・・・ねえ。 Wikipediaによると、シーシェパードの所有戦力は艦船3隻とそんなに大規模では無いようですね。 ただ日本では彼等が何か行動を起こすたびに大々的に報道されるので大規模な戦力に見えてしまうのでしょう。

回答No.4

調査捕鯨をしてそれを食事にすると、反捕鯨団体の袋だたきにあう国などでは、お金を出して買ってくれる国の日本などに出されます。また鯨が増えすぎている現状から他の魚が減って困っている地域などもあり、そういった地域で捕鯨されているという噂もあるとの事(そうすると流通数が合うらしい)。

  • huna-huna
  • ベストアンサー率5% (13/241)
回答No.3

冷凍されていた過去のもあります。 そのうち輸入なんてことにならないように、捕鯨再開していただきたい。

  • michael-m
  • ベストアンサー率50% (2724/5433)
回答No.2

解体調査した後は払い下げになるそうです。 一部民族には自分たちだけの消費分の捕鯨が認められているところがありますが、これは厳しく流通しないようです。 一部、捕鯨制限に反対して加盟していない国もあるので、ソコから入ってくるのかもしれません。

  • Ja97KG
  • ベストアンサー率26% (222/840)
回答No.1

調査捕鯨の副産物が主です。 あと量は少ないですが国内の定置網等に迷い込んだ ミンククジラ等は一定の基準の元国内流通が認められています。 DNAの登録等の手続 後沿岸捕鯨のツチクジラ等がありますがこれはほとんど 現地で消費されます その他正規輸入品および過去の在庫品もあるようです

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