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溶液の定義

dragon-2の回答

  • dragon-2
  • ベストアンサー率48% (117/243)
回答No.2

 溶液 solution 分子レベルで2種以上の化学種が均質に分散している液層の系をいう。均一系で、分量の多い方を溶媒(水の場合が多いですね)、少量成分を溶質という。  水を溶媒と考えましょう。普通の溶液とコロイド溶液は溶質の粒子の大きさの違いによります。普通の溶液の溶質が 0.1~1nm であり、コロイド溶液は 1~10^2nm で100倍ぐらい大きいのです。このため、真の溶液に無い性質、透析・チンダル現象・ブラウン運動・電気泳動などが観測されます。普通に見ると両者とも透明なのですが。あとは、濁った状態で均一な乳濁液・懸濁液と言われるものもあります。  水にものが溶解する場合は2つの状態があります。どちらも、水分子がもつ極性(酸素原子はマイナス、水素原子はプラスの電荷がある)による「水和」(溶質が水分子に取り囲まれること)が溶解なんです。  1)溶質がイオンに分かれ、溶解する。NaClがNa+とCl-に電離して溶けるようなもの。(電気が流れる。)  2)溶質分子が分子のまま溶ける。砂糖の溶解が例です。(電気が流れない。) では、前置きこのぐらいで質問に答えます。 >いつかテレビで「海水も真水になる」ろ過器  海水は不純物もありますが真の溶液(食塩水)と考えてよいでしょう。この場合の装置はイオン交換膜を使って、ナトリウムイオン・塩化物イオンを取り去るのです。現在、私たちが使用している食塩の大部分はこのイオン交換膜法でつくられたものです。 >上の溶液の見分け方って間違ってるのでしょうか?   そもそも定義が違うのでしょうか?  これは、前置きの溶液の定義でいいでしょう。 >あと、コロイド溶液って「溶液」っていってますよね。   ろ紙を通るとは思えないのですけど。  ろ紙は通ります。コロイド粒子の大きさはろ紙の目を通るのに十分小さいのですが、セロハンなどの膜は通過できません。このような膜を半透膜といいます。(溶液は溶媒も溶質も通過できるが、コロイド粒子は通過できない。)これを、利用したものが透析(人工透析も)なのです。ただ、コロイド溶液に塩類を加え、凝析や塩析を行うと、コロイド粒子は沈殿しますから、ろ過が可能になります。

buchurin
質問者

お礼

コロイドがろ紙の目を通るとは驚きでした。そうだったのですね、なぜか感激。ありがとうございます。

buchurin
質問者

補足

補足ではないのですが、質問が。  上の溶液の定義では「均質に分散」とは有りますが、透明である必要はないのでしょうか?ということは乳濁液・懸濁液も溶液ですか?  「分量の多い方少ない方」と表現されていますが、質量でしょうか体積でしょうか?質量は大きいけど体積は小さい(もしくはその逆)というものはそもそもないんですかね?だったら、問題ないんですけど。  serameさんは「コロイド溶液は別物」と言われてたんですけど、dragon-2さんのを読んでると、少し疑問に。(serameさんごめんなさい)実際のところコロイド溶液は溶液?別物? 以上の疑問がわいてしまいました。お手数でしょうが今一つ教えを。

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