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社会の階層化、組織について

(1)社会の階層化の成り立ちはなんでしょうか?  狩猟時代に軍事組織が形成されましたが、  階層化された組織ではないと聞きます。  農耕などが始まって人々が定住し始めてから、  社会の階層化が始まり、権力者が現れはじめたと聞きますが、  みんな権力を持ちたいと思うのに、どうやって認められたのか  不思議でしょうがありません。 (2)私的権力(階級制度)は(1)とは別に形成されたとも聞きますが、  それはどうやって形成されたのでしょうか。 (3)社会が階層化され、組織化されて行きますが、  組織化するメリットはなんでしょうか。  最近、組織改革などをよく耳にしますが、  そもそも組織と言うものが  どういうものであるかわかりません。 以上、駄文になってしまって申し訳ありませんが、 ご回答いただければ幸いです。

みんなの回答

noname#94392
noname#94392
回答No.2

狩猟・採集を基本とする世界では、人口を支える単位面積が広く、大きな集団で済むことは困難です。階層化の起きにくい社会です。  農業を営むようになると、田植えや稲刈りを一斉にする必要があり、集団生活の利点が出てきますし、小麦、稲が支える人口は狩猟よりもはるかに大きく、それが東南アジアで多くの人間がいられる理由です。  水田開発には、灌漑用水を作る、維持するなど、協同作業が多く、命令系統が必要になります。  集団を率いていく能力がある家系に集積されていく、すなわち使用者と被使用者が生じて階層化が起こっていきます。  権力を持ちたいといっても、船頭多くして船進まずではどうにもなりません。仕事の能率は、ピラミッド型の社会構造により、より効率的になります。  農業に向いた土地、すなわち豊かな土地を占有するときは、他人に奪われないように自衛軍を作る必要がありますし、豊かな土地がほしいと思えば軍隊を作って奪うしかありません。戦闘を得意とする人間が権力を握ることにもなります。  人間が3人集まれば社会が発生するとさえいわれています。

hoshouke
質問者

お礼

わかりやすい論理的説明で、とてもよかったです。 お忙しい中、意見していただき誠にありがとうございました。

hoshouke
質問者

補足

「集団を率いていく能力がある家系に集積されていく」と ありますが、なかなか飛びぬけた能力をみんなが認めるのは 難しそうですが、カリスマ性や宗教といったからみで、 選ばれるのかも知れませんね。 能力主義を軸とした理論的説明でとてもわかりやすいです。 ただ、昨今の多くの企業で同様の評価を行っているようですが、 その評価に納得している人は、少ないと聞きます。 昔はどのようにして、納得性を高めていたのでしょうか。 今の企業の人事部は昔の人からアドバイスをもらったほうが よさそうですねw

回答No.1

一般に、農耕が行われ貯蔵技術が発達したことで余剰の食物=富 が生まれたために集団内の貧富の差が出来はじめ、階級化したといわれています。 また、食物に余裕が出たことで人口増加速度が上がり、集団の母数の増加によりルールを持つ社会(組織)となります。 次に、社会の巨大化に伴い、意思決定のため・社会の統率のために権力が形成されます。 初めの権力者が選ばれた理由は、当人達しか分からないと思います。

hoshouke
質問者

お礼

お忙しい中、アドバイスいただき誠にありがとうございました。

hoshouke
質問者

補足

「農耕が行われ貯蔵技術が発達したことで余剰の食物=富 が生まれた」 とありますが、農耕による貯蔵技術の発展によって、 余剰の食物が発生するのは、一部の人にかたよって発生するとは、 考えにくいのですが。 「社会の巨大化に伴い、意思決定のため・社会の統率のために 権力が形成されます」とありますが、ルールをもつ社会の 状態で、合議的に社会を運用すればよく、権力はとくに 必要性がないと思われるのですが。

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