イラクの大量破壊兵器保有の企図は何か

質問

イラクに対する米・英等による攻撃が予想される現在、いろんな人たちが米・英等は仏・独等の反対にも拘わらずなぜイラクを攻撃しようとするのかという観点で、議論され、またマスコミも同様の観点で沢山の論調を出していますが、反面イラクはなぜ国連の査察に非協力的なのか、もしイラクが大量破壊兵器を保有（隠匿）しているとするならば何のためにこのような兵器を保有（隠匿）しようとしているのかという観点での議論・報道はほとんどありません。
皆さんはイラクがなぜ大量破壊兵器を保有（隠匿）していると考えますか？
（査察に非協力的＝大量破壊兵器を保有（隠匿）しているという仮定で）
なお、私の仮説は「イラクは大量破壊兵器を有し、あるいはこれを使用することにより、中近東地域の産油国を併合して石油利権を専有しようとしている。」
というものです。
その兆候の一例は、「近いところでは湾岸戦争の原因となったクウェート侵攻、古くからあるのはイランとの確執（イライラ戦争）」と考えています。

回答No.3

emptyhead · ベストアンサー

個人的な想像(空想)ですので,「それは無いだろ～」と思っても気にしないで下さいね.

大量破壊兵器が何を指すのか,厳密な定義を知りません.
しかし核兵器は,技術的な問題から保有してないと想像します.
化学兵器に関しては,湾岸戦争でマスタード・ガスを使用しているので,何らかの化学兵器は保有している,もしくはしていたのは間違いありません.

そしてこれらの兵器を保有する理由ですが,建前として自国の防衛が挙げられるでしょう.
しかしイラクはクウェートに攻め込んだ過去があります.
従って国際世論はこのような説明を信用しないでしょうね.
ただ,防衛のために兵器を所有する事は国家として当然の事です.
これを武装解除させようとする米・英は内政干渉と言う事ができます.
が!国連で国連決議1441というものが可決されています.
これはイラクがクウェートに進行した過去から,フセイン政権を危険視し武装解除させようという決議案です.
これが可決されていて,尚且つ国連の場で問題を解決しようとするイラクはこの決議案に従わねばなりません.
ここにイラクのディレンマがあります.

石油利権に関しては,私は逆で,アメリカが利権を得る為にイラクに進行したがっていると見ています.
少なくともイラクにとって,OPEC全てを武力で併合する事は現実的ではありません.
クウェートへの進攻でさえ,あんな目にあったのですから.
しかしイラクはサウジ・アラビアに次ぐ世界で2位の原油埋蔵量を持つ国です.
イラクからフセイン政権を排除した後,アメリカ資本がイラクの石油の権利を手に入れれば,現在OPECが価格を定めている原油に関して,安く手に入れられるだけで無く,OPECの価格調整を無効化できます.
これがアメリカの目的だと思います.
アメリカは去年辺りからロシアから原油を買うようになりました.
ロシアからならOPECより安く供給されるからです.
というより,OPECが独占的な市場で価格を上げて行った結果,ロシアが参入できるほどに原油価格が上がりました.
このような状態で,アメリカは原油が喉から手が出るほどほしい筈です.
戦費は湾岸戦争同様,日本等の同盟国に負担させればアメリカの懐は痛みません.
おまけに手に入れた原油の利権で日本に高く原油を売れば,簡単に取り返せます.
それでも日本にとっては,現在ジャパン・プレミアムでアメリカより高く設定されている原油価格でOPECから買うより,安く手に入るでしょう.

という訳で,長いですが結論はイラクの原油を欲しがっているのはアメリカだと言う事です.
実は最近報じられたビン・ラディン氏の肉声もC.I.Aの捏造もありうると思ってます.
あの声明が出たことで,アメリカはイラクのみならず,パレスチナ問題でも強硬姿勢を取り易くなるからです.
（ここまで行くと空想というより,妄想かもしれませんが）

お礼

回答有り難うございます。
さて、大量破壊兵器とはＣＢＲ兵器のことです。
石油利権をアメリカが欲しているというのは、ある程度あり得ることだと思います。
メリットがなければ、自国の軍人の戦死の虞があるにもかかわらず軍事力を使うはずがないですからね。

回答No.5

gon1234

イラクの大量破壊兵器保有を前提とされているようなので私の見解とは異なるのですが。（私はイラクに核兵器はないと考えております。鉛筆一本の輸入にも査察が入る中で核兵器の原料は手に入らないと考えるため。生物化学兵器は湾岸戦争以前より保有している疑惑があるので何ともいえません。いまだに持っているかもしれません。）

イラクのクウェート侵攻に関してはすでにご存知かもしれませんが、アメリカが誘導した戦争です。当時、アメリカはクウェートには「イラクを無視しろ」と言い、イラクには「クウェートを攻撃しろ」と経済援助をタネに揺さぶりをかけていました。結局、イラクがクウェートの油田を占領しきったところでアメリカは寝返り、湾岸戦争が勃発しました。その結果、クウェートの油田はすべてアメリカの支配下となり、おまけにサウジアラビアに軍事基地まで作ってしまいました。

中東の騒動はアメリカの自作自演の歴史であり、今回のイラク問題もアメリカの自作自演によって浮上し、爆発するものと思われます。

イラクが査察妨害をした証拠はありません。
大量破壊兵器の保有は（個人的には保有していないと考えていますが）防衛のためと思われます。

アメリカがイラクを攻撃する前に「生物化学兵器」によるテロか攻撃が起こると思います。もちろんアメリカの自作自演で。

お礼

回答有り難うございます。いろんな見方があるのだなと思いました。
しかしながら、ご意見はかなり事実誤認があるように思われます。
まず、大量破壊兵器とはＣＢＲ、すなわち化学兵器、生物兵器、そして核兵器を示すことは常識であります。
また、イラクのクウェート侵攻はアメリカの誘導だとの見解のようですが、例えそうだとしても最終的に侵攻するか否かを決定したのはフセインのはず。
最終的な決定について、一国の指導者レベルが他国のせいにすることはありえないでしょう。
イラクが査察を妨害しているのは報道のとおりだと思います。
報道が誤っているとの見解ならば、それを証明しなければならないでしょう。
フランスやドイツの反対は単に査察の期限を延長すべきというものであり、最終的な武力の使用は否定していません。
なぜなのだろうかとの分析が必要でしょう。

回答No.4

K-1

石油の利権はあんまり関係ないとおもわれます。
アメリカはリビアからも石油は買っていましたからね。
セブンシスターズがイラク原油をボイコットしてもインデペンデンスが喜んで後を引き受けるでしょうし。

イラクが「大量破壊兵器」を持ちたがるのは、核など持つことにより、
他のアラブ諸国に睨みをきかせて「アラブの盟主」を目指してるからでしょう。
こうなればＯＰＥＣ内での発言力も増しますし。
ま、「アラブの盟主＝フセインの野望」ってとこでしょうか。
核は賞味期限もあるし、メンテし続ける必要があるので、
自国で生産できないと「保有しつづける」ことは出来ないのです。
そのため原子炉を作ったりして材料調達を自力でやろうとしていたのですね。

で、アメリカとしては、自国に対抗できる勢力の台頭は面白くないし、
中東は混沌の方が石油、武器の取引でなにかと都合がいいのです。
小競り合いが起きていれば、なにかとちょっかいを出す口実になりますしね。

お礼

回答有り難うございます。
さて、アメリカが石油の利権を考慮しているのは、対北朝鮮対応との違いを考えれば、あると考える方が自然でしょう。
イラクがアラブの盟主を目指しているとの見解は同意します。
しかしながら、中東が混沌としている方が米国にとって都合がいいのかどうかは現状からは難しいところで、その見解に立てば戦後処置の話は出てこないでしょう。

回答No.2

rikey

そもそもイラクが持ってる大量破壊兵器と呼ばれている兵器はアメリカから買ったものです。イランイラク戦争の時はアメリカはイラクを支援しました。兵器も沢山渡しました。

だからもともとはイラクが中東の利権を狙って大量破壊兵器を持ったのではなくアメリカに持たされたのです。アメリカとしてはイランが邪魔だったのでイラクを使ってイランを攻めたのです。そしてイランイラク戦争が終わりました。そうすると次はイラクが邪魔になった。そして湾岸戦争へ・・というのが道筋です。この時期起きたクルド人の虐殺もフセインがしたと言われてますがブッシュパパのゴーサインのもと行われたものでした。

ＵＲＬはイラクの現状の写真です。

参考URL：

http://www.morizumi-pj.com/iraq/iraq.html

お礼

回答有り難うございます。
大量破壊兵器を持たされたとの見解及びクルド人の虐殺に対する見解は、一国の大統領レベルならばとても言わないでしょうね。例えそのような事があったと仮定しても、最終的に受け入れるか否かは大統領の判断の問題でしょう。

回答No.1

riekosan

私もそういう意図はあると感じます。フセイン政権もひどい政権だと思います。ただ、攻撃が予想される今、イラクの人々、とりわけイラクの子供達のことをきくにつけ、もどかしい思いです。ブッシュ政権にフセイン政権をたたく権利はないと思います。互いの民衆たちが、それぞれの自国の政府をもっとしっかり見定めていく必要があるんだろうと思います。日本ももちろんそう。

お礼

回答有り難うございます。
ご意見の大要は同意です。
アメリカも世界の警察官のような行動はをやめて、各種の問題は国連に委ねるべきでしょうね。
イラクのこともフランスやドイツに任せればいいのにとの思いもあります。