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狐と狸
今日家族で何気なく 「そういえばなんで狐とか狸は化けるとか言う話が日本中にあるんだろう」と疑問が浮かびました 確かに言われてみれば狐が化けて人をだますやたぬきが頭に葉っぱをのせて化けるとかいう話はなんででてきたのしょうか できれば詳しく知りたいです カゴデリーについては なににするかわからなかったので
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- 2009ken
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民話の源典なんて、いまさらわかるはずもありません。ただ、各地に似たような話があるものについては、何かの伝聞か伝承があって、広まっていったと考えるしかないのでしょう。少なくとも、実は数百年前は化けていたが、今はその機能が失われて、当時の記憶が伝承されてた・・・ってのは、ないでしょうし。 葉っぱについては、確かに今ではステレオタイプですが、各地の伝承で絶対にそのスタイルであるということではありません。むしろ、それはメディアが発達した近年にできたスタンダードではないでしょうかね。 まあ、狸がばかすって話の由来は、狸は複数等で行動することが多く、1頭があちらに逃げたのに、こちらから別の一頭が現れ、「なんだ、瞬間移動か!」ということになったためだという話は、聞いたことがあります。狐も、天気雨を「狐の嫁入り」ということがありますし、狐火ってものもあります。 まあ、昔は、説明できないことに対して、畏敬の念も込めて、そういう表現などを使ったんでしょうね。
狐狗狸(こっくり)さんとは、低級化した自然霊のことで、要は生物として生まれた事のない自然界の精霊の中で、低俗なものです。 計算、義理、単純反応という言葉で表現できるかと思いますが、人間のやった事が気に入らないとすぐ悪さとして反応し、存在を知った人間が何か祈ると現世利益的な願いを叶えてくれることがあります。しかし、お礼まいりをしないと祟るという反応となって機械的に返ってくるという性質があります。それは自然の物理的法則のような無情の性質なのです。特に近頃の人間は自然霊を完全無視しているので、ただでさえ怨念を蓄積させ完全な魔物と化している場合が多いようです。もはや今の日本は全体的な雰囲気が荒廃していますが、人間の荒廃と自然霊の荒廃がもちつもたれつ相乗効果で悪化の悪循環をしています。 それで、人を化かす狐、狸ですが昔の人は自然霊が良く見えたのでしょう。その自然霊が悪さをするシーンも目撃したのかも知れません。葉っぱとかは人の面白い創作だと思いますが。 ところで本物の狐や狸の霊は動物霊であって、言われている自然霊のような知的な存在ではないと思われます。
ちゃんとした回答ではありませんが、参考までに。 まだ幼い頃、祖母に同じ質問をしたことがあります。 「キツネは騙すの?タヌキは本当に化けるの?」 祖母曰く、田畑を荒らす(雑食)、イタズラする(食べないのに掘り返したり)=悪さをするという意味で、人に悪いこと(騙す、嘘をつく)の象徴になったと。 「夜遅くまで遊んでると、タヌキに化かされるよ」と。 小さい子どもにとって、猫以上の動物は脅威で、早く帰りなさいと言う脅しだったと言ってました。
補足
そういえば狐火や天気雨などのこともありましたね できればそっちも知りたいですね