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計測器スペアナで表示される縦軸

普通、パワースペクトルの縦軸といえば、 power (W) ではなく spectral power (W / Hz) だと思います。 しかしスペクトラムアナライザで表示されるパワースペクトルの単位は、 W / Hz ではなく W とだけ書かれていると思います。 (実際には W でなく dBm でしょうが) これは何故なんでしょうか? 本当に power (W) を表示しているのか、 あるいは単に W / Hz を W と略記しているだけなのでしょうか? 御教示いただければ幸いです。よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ytrewq
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回答No.1

W/Hzで表示したとすれば、純粋な単一スペクトラムの信号は周波数の広がりがありませんから、無限大になってしまいます。 ホワイトノイズのような信号を観測するなら、それでも良いでしょうが、実際に対象とする信号の多くは単一スペクトラムが合わさった物が多いので、厳密な意味でW/Hzを使っていては意味のある表示はできません。 スペアナには分解能帯域幅というものがあり、その周波数特性は中心をピークとした山のような形になります。スペアナの縦軸表示はその周波数特性と信号を掛け合わせた電力です。 たとえば、無変調キャリアをスペアナで観測し、表示帯域幅を狭めていけば、表示は線ではなく、山のような形になります。その信号の実際の電力が1mW(0dBm)であれば、その山のピークの値が1mWと表示されるはずです。

ides
質問者

お礼

御回答ありがとうございます。 なるほど。分解能帯域幅の範囲で掛け合わせていたのですか。 式にすると (power) = ∫ (spectral power) × (スペアナ周波数特性) df みたいな感じでしょうか。 だから W と表示されていたのですね。 わかりやすい御説明、本当にありがとうございました。

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