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拉致問題
ucokの回答
- ucok
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先日から拉致問題に心を痛め、被害者たちの日本への帰国を願っていらっしゃるご様子ですね。拉致被害者全員が、というわけではないでしょうが、私も質問者さんに賛成ですよ。そこを考えないと、解決や再会は遠のくとも思っています。 厳密に言うと、被害者たちは家族に会いたいし、故郷にも戻ってみたい、しかし不安も大きく、また、今の自分たちを理解してもらえないかもしれない、という思いがあるだろうと推測します。私は、いわゆる西側の国に4年暮らしただけで、そういう気持ちになりました。35年前に離れたその国の風景や友人たちと無縁になり、身を切られるような思いです。 日本のご家族が、「会いに行けば、私たちは北朝鮮側に言いくるめられるだろう。あんな国の言うことは信用できない」と思っているのと同様に、拉致された人々も、「日本の家族に会えば、私たちは日本側に言いくるめられるだろう。北朝鮮でしばし味わった幸せを説明しても、日本の人々は理解してくれないに違いない。日本に帰れば、私の子供たちは、一生、生まれたところに戻れなくなるに決まっている」と考えていても不思議ではありません。正直、私ならそう考えるでしょう。 北朝鮮を全否定するのではなく、馴染んでしまった土地に対する執着は誰にでもあるのだと理解する必要があると思います。幸い、帰国した元被害者たちは、メディアを通じて北朝鮮での暮らしを懐かしんだり、それをご家族は寛大に受け止めたりしているようです。そういった価値観が堂々と守れる世の中であってほしいと思います。そして、被害者たちが元気なうちに、北朝鮮と日本とのあいだを、安心して自由に行き来できる時代になってほしいと考えています。
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