4期肺線癌治療への疑問
72才の父が4期の肺線癌の告知を受けております。
原発巣は肺右下に4cm,右下葉肺門部リンパ節に少なくともN1までの転移,脊柱管内右側から右神経孔に進展する軟部結節,後膜嚢は左側に圧排,脊椎転移はナシ,右副腎への転移,小脳・右前頭葉・右視床に小さな転移,との事でした。骨への転移はないものの,父は他に肺繊維症と肺気腫とリウマチもあるとの事でした。父の自覚症状は咳が出るだけで,それ程苦しくはないそうです。
82の高齢でうつ病の母の事や,父の気持ちを考えても,誰かの介護が常に必要になる事は現実的とは思えません。
担当医によると,原発巣を取るのは他への転移があるので意味はなく,脳の転移部分についてはガンマナイフをあて,あとは抗癌剤にて治療との事でした。私が疑問に思う事は,なぜ他へ転移していると原発巣の摘出は意味がないのでしょう?この癌はこのまま放っておいてもこれ以上は大きくならず父の肺の中で悪さをする事はないのですか?担当医は「原発巣を取るとなると全摘出になり,もう片方の肺の状態が非常に悪い為片肺を取ると恐らく寝たきりになる。尚且つ肺繊維症に放射線をあてる事はできないので,副腎の癌と一緒に治療をするには抗がん剤」との事でした。しかし、抗癌剤は肺線癌には効かないとの話を聞きますが,実のところはどうなのでしょう?
肝臓では動注療法という治療法があり,それは高濃度のまま病巣に抗癌剤が届き,副作用のリスクが極めて少ないと聞きました。
手術も放射線もダメで治療方法は抗癌剤のみならば,この動注療法はどうなのだろう?と思ってしまうのですが,肺や副腎への動注療法というのはないのですか?確認できる癌がそこにあるよりは無いほうがマシと思ってしまうのですが。
たとえ4期だとしても,奇跡があるからこそ奇跡という言葉があると思いたいですし,父の長い未来を信じたいと思っています。どなたかお答え頂けますと大変有難く存じます。