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統計で、有意水準を、0.01あるいは、0.05に決める意味は?
統計で、有意水準を、0.01あるいは、0.05に決める意味が わかりません。分析する人によって決められると思うのですが、何を基準に きめればよいのでしょうか? あと、t検定とは、どんな検定の仕方なのでしょうか?よろしくお願いします。
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◇0.05と0.01の使い分けについて 一般的には 0.05 (危険率5%)を使います。 理由は、工業製品の場合、多数の集合体から少数をサンプリングして カタマリが合格するか?または違いがあるか短時間に判断を 下す(スクリーニングする)ことが要求されます。 また、正確な結果を求めるには、それ相応のデータ数を採る必要 ありますが、それには時間と労力が掛かります。 従いまして、費用対効果を念頭におき、危険率を決めます。 大抵の場合、危険率5%の有意差検定にて済みます。 但し、要求が厳しい場合とか、測定結果の差が大きい場合には 1%でも検定して結果を記載します。 ◇t分布表にて判断する適用範囲;下記条件の場合 t分布を使います。 << 適用条件 >> ロットが異なる2つのサンプル群の標準偏差が未知な場合。 << 適用範囲 >> 1.サンプリングして得られた平均値の差に違いがあるか?判断する場合。 2.平均値の範囲を推定する(区間推定)場合。 例)ある製品を条件を変えて製造した場合、2つの集合体(カタマリ) ができる。そこから各30ケづつサンプリングして平均値を求める。 この平均値に違いがあるか判断する場合に t分布を使います。 一般的な工業製品は、全数検査しないうえ、これから作るモノの品質を 予測しながら保証しければなりません。この場合にはt分布を使うわけです。 一方、サンプル全数を測定して標準偏差が分かっている場合は、 正規分布表にて有意差検定します。 つまり、母集団の標準偏差が既知(キチ)の場合、正規分布表を使います。 ◇その他 ご参考まで、既にご存知であろうと思いますが・・・ ・0.05 とは危険率 5%という意味で, 確率 5%の割合で間違った 判断を下す事があるという事です。 ・検定結”判果にて ”有意差が無い”ということは ”同じである"という事 ではありません。 このデータだけからでは断が下せない”と いうだけです。 以 上
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報告書をまとめるときに.*にするか**にするかのちがいです。 通常5%で検定しておいて.1%でも優位ならば**マークをつけるだけですね。 計算方法は下記リンク集を参考に。群馬大学青木氏の内容で十分でしょう。
お礼
ありがとうございます。 サイトに行ってみます
- kikero
- ベストアンサー率33% (174/517)
O.O5と言う事は、「おおよそ±2σを外れたものを除外する」と言う事になります。±2σの外側は、「普通よりは変わっている」と言えるでしょう。
お礼
ありがとうございます!!
- oolong_tea13
- ベストアンサー率55% (44/80)
こんにちは. 統計処理を行う分野によって,0.10というのも見たことがあります. 有意水準を0.01から0.10にすると,当然有意差はつきやすくなりますよね. 有意水準を下げていって有意差がついたとき,その有意水準を独自に設定した理由を説明できれば問題ないと思います. 私にはそれが無理なので,仕方なく文献にならうしかないのですが. ちなみに,私の分野は薬学関係です. t-testは,2群間での統計処理方法です. 検出力も大きく信頼できる統計処理方法なのですが,なんでもかんでも2群間の統計処理だからt-testというわけではなく,t-testに不向きなデータもありますので,注意してください.
お礼
ありがとうございます。 もっと勉強してみます
- coroske
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うーーん、学問によって違うのでは? 私は心理学でしたが、だいたい0.05でした。 .05で結果がでて、念のため.01も・・・・みたいなかんじでした。 ちなみに、t検定は、抽出した標本が母集団を表しているものなのか、2つの標本が同一の母集団から抽出されたものと言えるのかを決める検定手法です。
お礼
ありがとうございます。 では、最初から0.1 でやっておけばよいでしょうか??
お礼
ご丁寧にありがとうございます!勉強になりました