• 締切済み

免疫染色の方法について(モノクローナル抗体の場合?)

geneticist12の回答

回答No.1

1.一次抗体のみ省いた、ネガティブコントロールの結果はどうでしたか。非特異的な染色がみられる場合、一次抗体の非特異的な結合による場合もありますが、二次抗体以降の非特異的反応が原因であることが少なくありません。 もし、このネガコンでも同じように染まるなら、見えている染色は標的タンパク質の分布を反映していないことになり、「今のベッタリ染色像が正しい染色像だ」というのは否定できます。 2.標的組織はなんでしょうか(マウスかラットかは別として、A教授がやっているのと同じですか?)。組織によっては免疫グロブリンが(Fc領域を介して)非特異的に結合する場合があります。 3. 供与先のプロトコールらしきもの詳しく書かれていますが、肝心の実際に行った方法(ブロッキング、二次抗体などの情報)がないので、気になる点はといわれても答えにくいです。 それと、ウサギ抗血清から精製した抗体はポリクロですね(モノクロはハイブリドーマで作る、一次構造から同一で多様性のない抗体。ポリクロは同じ抗原を認識する多様な抗体を含む)。

shuffle2
質問者

お礼

大変参考になりました。 どうもありがとうございました。 お礼が遅くなり、大変失礼いたしました。

shuffle2
質問者

補足

失礼いたしました。言われてみると穴だらけの書き込みでした。 1.ネガコンでは、1次抗体を加えない限り、組織内の細胞は全然染まりません。1次抗体以外全部同じプロトコルで同時にやっても、です。 2.標的組織は、A教授、私たち共に下垂体です。(研究室を特定されるのが怖くて書きませんでした。苦笑) 3.詳しく書いたほうのプロトコルは、私が実際行っているものです。分かりづらかったですが、ABC法を用いたのが私、PAP法を用いたのがA教授です。より詳しく書くとこうです。 (1)定法により脱パラ(キシレン→EtOH系列)、浸水化(流水10分)。 (2)抗原賦活化液(0.01Mクエン酸ナトリウム緩衝液 pH7.0)中で121度20分加熱。流水10分。 (3)内因性ペロキシダーゼ除去(0.1%過酸化水素水30分)。wash×2 (4)FcRのBlocking(Elite ABC kit内のもの、30分)。wash×3 (5)1次抗体(A教授の使用濃度にて、4℃、overnight)。wash×3 (6)2次抗体(Elite ABC kit内のもの、1時間)。wash×3 (7)ABC(Elite ABC kit内のもの、1時間)。wash×3 (8)DAB発色液(0.2mg/ml DAB in 0.05M Tris buffer pH7.6、20分程度)。 あとは必要に応じてヘマトキシリンでcounter stainして、封入です。 ・wash・・・PBS5分。 ・記載のない場合室温にて処理。 ・抗体は全て2%FCS-PBS(0.02%アザイド加)にて希釈 ・kitはこれです↓ https://search.funakoshi.co.jp/fsearch/ProductInfo.jsp それと、失礼しました( - -)汗、血清から精製と書きましたが誤りでした。(自分のとこの抗体精製と混同してました。)多分普通にB cell精製して取ってきたはずなので、モノクロが正解です。 それと追加情報ですが、このベッタリ染色像は核の中まで染まってます。しかも、ヘマトキシリンを入れると、ヘマトキシリンだけで染まる(つまりDABは結合していない)ような核もところどころにあるのです。いったい全体これは・・・。 なんだかこの質問締め切って仕切りなおしたほうがいい感じですかね・・・。(もうすこし待ってみますが。)質問が下手で申し訳ないです。

関連するQ&A

  • サイトカインと免疫染色

    口腔粘膜の組織(頬粘膜)を使用して免疫染色(ABC法、DAB・ヘマトキシリンによる対比染色)を行っているのですが、染色結果の理解に悩んでいます。以下内容についてどなたかご教授いただけないでしょうか? IFN-γを染色すると、一般的に上皮下の浸潤リンパ球が染まります。しかし時々上皮の角化細胞のしかも核に染まっていることがあります。基底層から有棘層にかけて染まっています。これはDABが強すぎるためでしょうか? サイトカインは細胞から分泌されるタンパクであるため、細胞内の核に染まらないのではと考えるのですが、この考えは正しいですか? リンパ球のみならず角化細胞も分泌するIL-22や23についても上皮における染色部位がわかる方は教えていただけないでしょうか?

  • ウエスタンブロットは上手くいかないが免疫染色可能な場合

    実験経験の浅い者です。初めて質問します。 細胞質、細胞膜上で発現しているあるタンパクに対する抗体を作成中です。既報にならって、合成ペプチドから抗体(血清)を作成しました。 目的の抗体ができているかを確かめるために、ELISA、ウエスタンブロット、免疫染色をしたのですが、ELSA、免疫染色は問題なく、ウエスタンブロットだけうまくバンドがでませんでした(非特異的なバンドのみ)。 発現しているはずの細胞を抗原としてβ-メルカプトエタノール、SDS入りのサンプルバッファーで溶解処理して、通常のSDS-PAGE、1次抗体は血清、2次抗体はWB用の抗体を使用しました。 免疫染色では、血清を2000倍希釈しても十分染色できました。 高次構造が変わると抗原性がなくなってしまうということなのでしょうか。 だとすると、ウエスタンブロットでは、還元剤なしにするとよいのでしょうか?何かよい方法はありますでしょうか。 よろしくお願い致します。

  • 免疫組織染色とDAPI について

     現在、核に局在すると推定しているタンパク質について免疫組織染色解析を行なっています。そこで、あわよくば細胞内局在まで見てやろうと思い、発色後の組織をDAPIで染色して観察しているのですが、どうも免疫染色のシグナルが強い切片ほどDAPIの蛍光が弱いのです。(DAPIは、ネガコンのpreabsorbedで最も良く染まり、次に抗体希釈条件によって免疫染色シグナルが弱いものが染まりやすいです。強く発色させたものでは、前二者で染まっていた細胞でも全くDAPI蛍光が観察できなかったりします。)  そこで、質問なのですが、核にあるタンパク質に結合した一次・二次抗体および標識タンパク質や発色物質によってDAPIの浸透が阻害されるようなことはありえるのでしょうか?  必要そうな諸条件を以下に書きます。 ・ブロッキング:10%(w/v) BlockAce, 10%(v/v)ヤギ正常血清 in PBS ・一次抗体希釈液:0.3% PBS-BSAまたはCan get signal solutionA(TOYOBO) ・二次抗体:ビオチン化抗ウサギIgGヤギ抗体 ・ABCキット:VECTASTAIN Elite ・発色試薬:DAB(Niは使用しない) ・DAPI染色:1 ug/mlで5 min(遮光) ・封入:余分なDAPI溶液を軽く除いてから、水溶性封入剤VectaMount AQ (VECTOR)、 ・遮光して乾燥後観察

  • 組織(細胞)を染色するとき。

    組織(細胞)を染色する際に抗体染色法よりも蛍光染色法のほうが一般的に用いられていると聞いたのですが、それはなぜでしょうか? 私的にはABC法などでは発色の強度を上げることができるので、抗体染色法のほうが良いと思うのですが…

  • 免疫染色のブロッキングで、2次抗体が作られた動物の正常血清を用いる理由?

    免疫染色のブロッキングで、2次抗体が作られた動物の正常血清を10%処理するようにプロトコルに書いてあります。何故"2次抗体"が作られた動物の正常血清を用いるのでしょうか?また、"2次抗体が作られた動物の正常血清"を用いると抗体の非特異的結合が減少する原理はどうなっているんでしょうか?

  • FACS用の抗体を免疫染色に使えませんか?

    免疫染色をしている学生です。 論文に書いてあるクローンとおなじクローンで蛍光をラベルされたFCM用抗体が研究室にあります。能書にはFCM用onlyと書いてあるのですが、おなじクローンで免疫染色用の抗体が市販されているようです。FCMで使っている抗体を免疫染色で使えませんか?高価な抗体を買わなくても済むかもしれないと思い、質問させていただきました。使える場合、又は使用した経験のある方、希釈倍率はFCMと比較してどのように考えればよいでしょうか?ご教授お願いいたします。

  • 免疫染色

    パラフィン切片で、間接法とペルオキシダーゼを用いた免疫染色をしています。一次抗体、ビオチン標識二次抗体そしてHRP-ストレプトアビジンは、反応処理後回収して数回利用できると聞いたのですが、本当でしょうか?もし、一次抗体のタイプが異なる場合、例えばマウスIgMで用いたHRPは回収後、ラットIgGの際に使って大丈夫ですか?さらにもう一つ質問、DABは要時作製とプロトコール本には書いてありますが、保存できる方法もあると聞きました。 たくさん質問しましたが、よろしくお願い致します。

  • 免疫染色でシグナルが出ない。。

    2種類の別の抗原を認識する抗体で、卵巣を凍結して免疫染色を行いましたが、シグナルがみられません。。 -80℃の2-メチルブタノールで凍結後、切片を作製、アセトン固定後免染を行いました。 免染自体は、みな同じプロトコールなので問題ないと思います。 論文を参考に新しく抗体を買った(その論文では製造会社までしか指定がなく、型番までは不明)ので、失活していることはないはずです。 ただ、論文に書いてあった抗体候補は複数あり、違う抗体を買ってしまった可能性もあります。 最初、2次抗体を蛍光のものを用いたのですが、全体が薄く染まり、特異的なシグナルが見られませんでした。 そこで、ABC染色によりビオチンを介したのですが、本来でるはずのところには見られず、細胞がポツポツと卵胞の周りで染まっているだけでした。 抗体濃度は、データシートのスタート濃度でやっています。 この場合、次に何を試してみればいいでしょうか?? 抗体の賦活化はまだやったことがないので、次やってみようかと思っていますが、今回の結果で特異的に全くでていなかったので望み薄のようですが。。。 シグナルが出ない場合はみなさんはどのようなことを試すのでしょうか? 何か他に書いた方が答えやすいとのアドバイスもあれば、お願いします。

  • 免疫染色の原理について

    免疫染色の原理について 仕事で、免疫染色をすることになりました。 文献で調べてみたところ、プロトコルは手に入りましたが、いくつか原理が分からないところがありました。 ・ブロッキングについて 1次抗体を反応させる前に、他種の血清を切片にかけて、標的タンパク以外のタンパクをブロックして、非特異反応を防ぐ、とのことですが、そもそもなぜ他種の血清をかけるとブロッキングになるのでしょうか? 抗体の非特異反応とは、標的タンパクのエピトープに似た分子構造を持つタンパクが他にあればそこに抗体が結合してしまう反応と解釈しているのですが、他種血清をかけることで標的以外のタンパクがブロックされるという原理が分からないです。 例えばヒトの口内粘膜上のTLRを抗ヒトTLRマウスモノクローナルIgGを1次抗体として染めるとして、この試料を、例えばカエル血清で処理するとなぜ、非特異反応を防げるのでしょうか? カエル血清に、ヒトTLRと1次抗体の結合だけを保護し、TLRに類似するエピトープを持つタンパクと抗体の反応を抑制するなどというピンポイントな機能があるとは思えないないです。 実際にはTLR以外を染める場合でもカエル血清は有効とのことですし(カエルでなくてもヒトと類似するタンパクを持っていない生物の血清であればいいそうですが)。 ・試料を過酸化水素水で処理する理由 DAB法ではDABと過酸化水素とHRPで標識した2次抗体を発色しますが、この反応の非特異的な発色を防ぐために、試料中のもともとあったペルオキシダーゼを失活するために過剰な過酸化水素水で試料を処理するとありました。 ペルオキシダーゼはミトコンドリアの水素伝達系で生じた過酸化水素やフリーラジカルを分解する酵素とのことですが、過酸化水素を分解する酵素が、過酸化水素で失活するものなのでしょうか?過剰であれば壊れるのでしょうか? 酵素は反応を促進させるものであって酵素自体は反応の際に構造は変化しないと記憶しているのですが。 また、過酸化水素は有機系の高分子を破壊するものと思っていましたが、標的タンパクを変性させる可能性はないのでしょうか? 知識がないもので、的外れなことや間違ったことを書いているかもしれませんが、よろしくお願いします。

  • 培養細胞の核での免疫染色

    はじめまして。いつも参考にさせて頂いてます。 培養細胞での免疫染色で困っているので伺いたいのですが、現在核内の転写因子に対する抗体を用いて、培養細胞で免疫染色を行っています。 しかし、なかなかきれいに染まらず(核のシグナルが弱く、細胞質がぺたーと染まってしまう)困っています。 抗体は、マウスの組織を用いてきちんとワークしている(核がきちんと 染まっている)事を確認し、その細胞で目的の遺伝子が発現している事はリアルタイムRT-PCRで確認しています。 プロトコルとしては、 スライドガラスに細胞を貼付ける→4%PFAで固定(4℃、20分)→0.1% TritonX100で可溶化(4℃、15分) →3%BSAでブロッキング→1次抗体(4℃、O/N)→2次抗体(RT,1h)→ヘキストで核染色 各ステップ間にPBSで3回Washを行っています。 細胞質が染まる事は2次抗体のバックではない事は確認しました。 何か些細な事でも構いませんので、何か注意点等ありましたら、よろしくお願い致します。