• 締切済み

培養細胞の核での免疫染色

はじめまして。いつも参考にさせて頂いてます。 培養細胞での免疫染色で困っているので伺いたいのですが、現在核内の転写因子に対する抗体を用いて、培養細胞で免疫染色を行っています。 しかし、なかなかきれいに染まらず(核のシグナルが弱く、細胞質がぺたーと染まってしまう)困っています。 抗体は、マウスの組織を用いてきちんとワークしている(核がきちんと 染まっている)事を確認し、その細胞で目的の遺伝子が発現している事はリアルタイムRT-PCRで確認しています。 プロトコルとしては、 スライドガラスに細胞を貼付ける→4%PFAで固定(4℃、20分)→0.1% TritonX100で可溶化(4℃、15分) →3%BSAでブロッキング→1次抗体(4℃、O/N)→2次抗体(RT,1h)→ヘキストで核染色 各ステップ間にPBSで3回Washを行っています。 細胞質が染まる事は2次抗体のバックではない事は確認しました。 何か些細な事でも構いませんので、何か注意点等ありましたら、よろしくお願い致します。

みんなの回答

  • qrl
  • ベストアンサー率73% (19/26)
回答No.3

私も培養細胞の免疫染色はいつも苦労します。他の回答者さんも述べていますが、固定条件ではないでしょうか。 私の経験ではPFAで固定したところ細胞質のみ染まるはずの抗体が核も一様に染まるので、100 % metanol、-20 ℃、20 minに変えただけで上手くいったことがあります。同じ分子で上手く免疫染色をしている論文を見つけてマテリアル&メソッドをチェックしてみてはいかがでしょうか。

linger
質問者

お礼

ご連絡が遅れました。 あいにくこの分子を蛍光で染めている論文がないので、今色々試しているところです。(APなどはありましたが、実験の都合上蛍光で行わなければならず、またサンプル組織も異なるため、同一方法での処理では上手く染められませんでした。) やはりメタノールで試すのが良い様ですね。以前メタノールで試した時に細胞が縮んでしまったので諦めていましたが、そのときの手技が恐らく良くなかったのでしょう。 改めて試してみたいと思います。 ありがとうございました。

  • tatoo
  • ベストアンサー率53% (38/71)
回答No.2

>抗体は、マウスの組織を用いてきちんとワークしている(核がきちんと 染まっている)事を確認し、 組織の切片はどのようにして作製したものだったのでしょうか? パラホルム固定? パラフィン?凍結? 組織に切片においての検出方法は何だったのでしょうか? 蛍光?アルカリフォスファターゼ?ホースラディッシュ? 抗体のデータシートはあるでしょうか? そこにどのような固定法でいけると書いてありませんでしょうか? IHCはいけるけど、IFはだめとか書いてないでしょうか?

linger
質問者

補足

情報が少なくて申し訳ありません。 組織は4%PFAで固定した後、30% スクロースで置換し、凍結切片を作成しました。 検出方法は蛍光で行っています。(その後の実験の都合で、APなどではなく蛍光で行う必要があるため) 抗体のデータシートは以前確認したのですが、固定方法に関する記述はありませんでした。 またIHCに関しては希釈倍率等が書いてあり、IFは書いてなかったのですが、IFがダメ、とも書いてないのでIFでも行えるのかなと考えています。

回答No.1

私なら、まず固定法を変えて試してみるかな。組織切片と細胞のwhole mountだと、条件が異なっていてもおかしくないですから。 例えば、細胞固定や核の固定に適しているといわれる、酢酸エタノール(またはメタノール)(1:3)、Carnoy、Methacarnなど。これらを使う場合は、浸透性を高めるための界面活性剤処理はいらないでしょう。 ひょっとすると、培養細胞で細胞質が染まり、核が染まらないのはそういうものであって、なにか特定の誘導がかかったときだけ、細胞質から核に移行する転写因子だったりするのかもしれません。

linger
質問者

お礼

お礼が遅くなりました。 >ひょっとすると、培養細胞で細胞質が染まり、核が染まらないのはそういうものであって、なにか特定の誘導がかかったときだけ、細胞質から核に移行する転写因子だったりするのかもしれません。 その可能性も否定できないですね。 それを確かめるためには、細胞質画分と核画分の蛋白をとってきてウエスタンする、などが妥当ですかね。 今度それも試してみたいと思います。 ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 免疫細胞染色

    実験で免疫細胞染色を行ったのですが、その際に固定、可溶化、ブロッキングをしました。何のために固定、可溶化、ブロッキングを行わなければならないのですか?できれば、固定、可溶化、ブロッキングの意味から詳しく教えて下さい!!

  • 細胞を固定し1週間後に免疫染色したのですが・・・

    細胞をPFA2%で固定後、乾燥させないようにPBSをいれて1週間冷蔵庫に入れておきました。その後、免疫染色したのですが予想外の場所が染色されてしまいました・・・さすがに1週間保存は難しいのでしょうか?それとも他の原因を考えたほうがよいのでしょうか?

  • 免疫組織染色とDAPI について

     現在、核に局在すると推定しているタンパク質について免疫組織染色解析を行なっています。そこで、あわよくば細胞内局在まで見てやろうと思い、発色後の組織をDAPIで染色して観察しているのですが、どうも免疫染色のシグナルが強い切片ほどDAPIの蛍光が弱いのです。(DAPIは、ネガコンのpreabsorbedで最も良く染まり、次に抗体希釈条件によって免疫染色シグナルが弱いものが染まりやすいです。強く発色させたものでは、前二者で染まっていた細胞でも全くDAPI蛍光が観察できなかったりします。)  そこで、質問なのですが、核にあるタンパク質に結合した一次・二次抗体および標識タンパク質や発色物質によってDAPIの浸透が阻害されるようなことはありえるのでしょうか?  必要そうな諸条件を以下に書きます。 ・ブロッキング:10%(w/v) BlockAce, 10%(v/v)ヤギ正常血清 in PBS ・一次抗体希釈液:0.3% PBS-BSAまたはCan get signal solutionA(TOYOBO) ・二次抗体:ビオチン化抗ウサギIgGヤギ抗体 ・ABCキット:VECTASTAIN Elite ・発色試薬:DAB(Niは使用しない) ・DAPI染色:1 ug/mlで5 min(遮光) ・封入:余分なDAPI溶液を軽く除いてから、水溶性封入剤VectaMount AQ (VECTOR)、 ・遮光して乾燥後観察

  • 細胞骨格タンパク質の免疫染色について。

    細胞骨格タンパク質の免疫染色についてお伺いします. ある細胞骨格蛋白(中間径フィラメント)の抗体を用いて免疫染色された正常組織の写真があるサイトに載っていました。その抗体の説明書には『局在;細胞質』と書いてあるにもかかわらずその写真では核にのみ染色性を呈しておりました.ちなみにそのサイトには同じ標本を別の会社の抗体でも染めているのですが、そちらの抗体を使用した写真では完全に細胞質のみが染色されております. そこで、細胞骨格蛋白(中間径フィラメント)の場合にのみ限定してお聞きしたいのですけれど、 1.このようなことが起こる原因としてどんな事が考えられますか?. 2.ご自分で実験された場合そのような結果が出た時はどう解釈しますか? 何卒よろしくお願いいたします.

  • 海馬初代培養の蛍光免疫染色 ~固定法について~

    日頃お世話になっております。 海馬初代培養の蛍光免疫染色法での固定法について教えてください。 培養神経細胞のシナプス蛋白質(vGluT1,PSD-95など)を染色する目的で、 蛍光免疫染色を行っております。 その際、4% PFA (Pre-warmed at 37℃)にて細胞を固定しているのですが、 いくつか論文を調べてみると、4%PFA / 4%スクロース で固定を行っている方も多いようです。 固定の際に4%スクロースを入れる目的とは何でしょうか? また、シナプス蛋白質を染色する目的の場合は、 4%スクロースを入れて固定した方が良いのでしょうか? 入れても入れなくてもあまり違わないのでしょうか? ご存じの方がいらっしゃいましたら、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

  • 免疫染色による細胞の染め分け

    ヒトとサルの細胞を免疫染色によって染め分けたいのですが、 ヒト(出来れば核)と交差して、サルに交差しない抗体と言うのはあるのでしょうか。 種が近いので、なかなかサルと相同性のないタンパク質がないとは思うのですが。 ご存知の方、教えて下さい。

  • 免疫染色の方法について

    マウスの副腎の免疫蛍光染色をしようと思っています。 自分なりに考えた染色の方法を書くのでおかしいところや改善したほうが良いところを指摘していただけるとありがたいです。 副腎凍結切片(パラホルムアルデヒド固定) PBS洗浄 ×3  10mM glycine-PBS(5min×3) PBS洗浄 0.1%TritonX-100/PBS (RT,15min) PBS洗浄 ×3 3%BSA-PBS (RT、30min) 10mM glycine-PBS(5min) 0.1%BSA-PBS(5min×3) mouse-anti Ki67(1:50/1%BSA-PBS) (4℃、over night) 0.1%BSA-PBS(5min×3) donkey-anti mouse Cy3(RT,60min) 0.1%BSA-PBS(5min×3) F(ab')2 donkey-anti mouse(RT,60min) 0.1%BSA-PBS(5min×3) rabbit-anti P450aldo(1;100/1%BSA-PBS) mouse-anti P45011β(1;125/1%BSA-PBS)(4℃、over night) 0.1%BSA-PBS(5min×3) goat-anti mouse Alexa488(1;100/1%BSA-PBS) donkey-anti rabbit Cy5 (1;200/1%BSA-PBS)(RT,1hr) 0.1%BSA-PBS(5min×3) 封入 以上です。長い文章ですがお願いします。    

  • 培養細胞のギムザ染色のコツ

    培養細胞のギムザ染色を行っていますが、 なかなか綺麗な染色を行うことができません。 現在は、培養液除去→PBS洗浄→すぐにメタノールで90秒固定→  PBS洗浄→完全に乾燥→PBSで10倍希釈したギムザ、37度60分→洗浄 でやっています。 多くの参考資料を見ると、 「メタノール固定前に乾燥させる」との記載と、「なるべく乾燥させない」 と両方の記載があり、羊土社の文献にはエタノール固定なる方法が乗っています。 綺麗に培養細胞をギムザで染める際のコツはありますでしょうか? またメタノール固定前の乾燥の是非はどうなんでしょう? 教えてください。

  • 免疫染色の固定について

    お世話になっています。 免疫染色の際に、2次抗体後washまでは検鏡して細胞が形を保っているのに、その後乾燥させると細胞の形がなくなってしまうのは 固定がきちんとできていないのでしょうか? 4%パラホルムアルデヒド/PBSは1年ほど前に作成して-20度保存の物を用事溶解して使っているのですが… 心当たりのある方アドバイスお願いします。

  • 二重染色プロトコル

    ある2つの細胞の共培養系を、 1次抗体:anti α-actinin(sarcomeric)mouse、anti vimentin rabbit 2次抗体:Alexa 532 goat anti-mouse IgG、Alexa 488 goat anti-rabbit IgG にて蛍光二重染色しようと思います。 その際のプロトコルなのですが、 固定処理後→PBS→ブロッキング→1次抗体(actinin)→PBS→2次抗体(Alexa532)→PBS→1次抗体(vimentin)→PBS→2次抗体(Alexa488)のように1つずつ付加していかなければならないでしょうか。 1次抗体同士、同様に2次抗体同士を同時に付加してはダメでしょうか。くっつく部分は異なるのだから、同時に付加しても問題ないのではと思ってしまうのですが、甘いでしょうか。 よろしくお願いいたします。