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コロイド溶液
学校で水酸化鉄(3)のコロイド溶液をつくり、その性質を調べる実験で、 水酸化鉄(3)のコロイド溶液をセロハン袋に入れ、 50℃の純水中につるして、しばらく放置しました。 セロハン袋中の液を試験管3本に5mlずつとって、 各試験管に、それぞれ塩化ナトリウム、塩化カルシウム、硫酸ナトリウムの各水溶液を2mlずつ加えて放置し、その変化を見ました。 結果は、塩化ナトリウムと塩化カルシウムを加えたときは変化なしで、硫酸ナトリウムを加えたときは白く濁りました。 この結果から、水酸化鉄(3)のコロイド粒子が帯びている電荷の種類と、その理由を考えなければならないのですがわかりません。 教えてください。おねがいします。
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高校の化学(1)Bの実験だという前提で話を進めさせていただきます。 ※この回答では価数を、かっこでくくって表します。 この課題は、試薬(電解質)の価数がキーポイントです。 <実験結果> 塩化ナトリウム:NaCl 1価の酸Na(+)と1価の塩基Cl(-) →変化なし 塩化カルシウム:CaCl2 2価の酸Ca(2+)と1価の塩基Cl(-) →変化なし 硫酸ナトリウム:Na2SO4 1価の酸Na(+)と2価の塩基SO4(2-) →白濁 ここで、 「コロイド粒子はその表面電荷で互いに反発し合っているから沈殿しない」 っていうのはなんとなくわかりまよね? ここに電解質を加えてコロイド粒子と反対符号の電荷のイオンを増やすと、 その表面電荷を打ち消してしまうため、コロイドは沈殿します (凝析とか塩析として紹介されていると思います)。 その打ち消す力は、反対符号の、電荷の価数が大きいイオンほど強いです。 「コロイド粒子と反対符号の電荷の価数の大きいイオンほど、 コロイド粒子を粒子を凝析させる力が強い」 という感じのことが教科書に書いてあると思いますので見てみて下さい。 このことが分かれば、今回の実験結果でコロイド粒子が凝析された(白濁した)電解質の種類が理由となり、水酸化鉄(3)のコロイド粒子が帯びている電荷の種類が分かると思います!
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- rei00
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#1 さんの回答が正しいと思いますが,下記のページは参考になりませんか。 ◎ 高等学校_化学_テキスト 「化学 Ib」の「第3章混合物の性質」の「3.5 コロイド」を御覧下さい。
お礼
回答ありがとうございました。 とても参考になりました。
学年が分からないので.私の趣味で。 すいさん化鉄の界面状態がFe(OH)nですから.OHリッチとなり.電化はマイナス。 ぜーたー電位の関係で Na-<<Ca2+ Cl-<<SO42- これで.答えがかけるでしょう。界面科学はコロイド化学の最初の50ページも読めばわかるでしょう。 セーター電位関係は.化学便覧の界面どうでん現象あたりに書いてあるはずです。
お礼
回答ありがとうございました。 もう一回教科書ちゃんと読んでみます。
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お礼
回答ありがとうございました。 分かりやすくて、大変助かりました。