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公共工事を削減された地方の経済について

eulenspiegelの回答

回答No.12

>地方で努力しようにも、人口問題にしろ発展できる土壌自体がないのですからどうしようもありません。 あらゆる資源が都会に流れているという趣旨のことを書いたのはまさに上記の認識だったのですが、書き方が悪かったのか伝わりませんでしたね。 土壌がないとしても、自分達でやるしかないのではないでしょうか。 誰かが助けてくれるんですか? 少なくとも出発点として自助努力でどうにかするのが大原則であることは間違いないと思うのですが。 国だってもう地方の面倒を見られるほど豊かではないですよ。 それと余談ですが、もともと、農業という産業は制度としては特権階級的な制度ではあるんですよ。 農地法との関係で農業は新規参入が極めて困難です。 →今はあまり儲からない産業と考えられていますから参入したがる人は多くありませんが。 →戦後に地主から土地を没収して小作農をなくしました。そのお陰で小作農が搾取される構造はなくなりましたが、今は大規模農業が出来にくい法制度になっています。 米の国内市場はほぼ100%守られている。 →国際的な標準よりも5倍くらい高い値段で日本国民は米を買っている。 →味は良いと思うが。 →それでも農家の収入は低いようですが。 助成金が入る。納税額と比べた場合、どちらが多いか。 →農家の場合、農協に対して金を納めたり、機材の購入に金がかかったり、もともと収入が少なかったりしますからないとやっていけないわけですが。 農家というよりも田舎の特徴として選挙区割りとの関係で投票価値が高いことも挙げられます。 →都会の人と比べた場合、政治的に意見を反映することが出来る。 →農業を競争力の乏しい産業にした要因は農業地域の人達にもそれなりの責任があるんですよ。農家の政治的な意見を反映した結果現在のような依存体質の制度が出来たわけですから。 農産物の国際的価格が高騰していることは日本の農家にとっては競争力が相対的に上がることを意味しているので良いことだとは思いませんか? 苦しいけどなんとか自分達でやるしかない、 ということだけなんですよ。 持たざる者は知恵を絞るしかない。 他の自治体の活動や他国の自治体の活動を調べてみたり、自分達の今あるものを活かしてどうすれば原状を改善できるか、それを考えるだけではないでしょうか。 それと、私は少なくとも地方が良くなった方が良い社会であることは認めていますよ。 >あなた方が有難がって買っている国産品も多くは地方の労働者が作っています。 有難がっているかどうかは別として、個人的には生産者と製造者はどちらが偉いというわけでもなく、相互に存在していなくては成り立たないと思うのですが、、、 私が都会の人間であるかどうかは別として(特に都会に住んでいるわけではない)、「あなたは都会の人間だから田舎のことを理解していない」、ということを言うことの意味があるのか。 そのようなことを言うよりも地方の状況を改善する方法を考えたほうが良いのではないでしょうか。

noname#130748
質問者

お礼

確かに回答者様の述べられた意見を見れば、優遇されているのはむしろ農家のほうだと捉えることができますね。しかしなぜそこまで優遇されなければならず、なおかつ特別扱いを受けてまでも自分たちの力で這い上がることができないのは、地方が末期的だからです。  各自治体でできる努力はしてきたように思います。たとえばIターンUターン住民者に対する特別住宅援助。格安でマイホームを持つことができます。子供を生めば一人当たり50万円支給など・・・。こうした対策も自治体自体に若者の住む魅力がないのですから意味がないと思いますが、自治体の限られた予算ではこの程度で限界なのです。  国の産業構造自体が変化しない限り、どんな対策も付け焼刃で終わってしまうと思います。 >農産物の国際的価格が高騰していることは日本の農家にとっては競争力が相対的に上がることを意味しているので良いことだとは思いませんか? この意見にはもっともだなと思う反面、農家に圧倒的に後継者がいないという現状では、恒久的な利益が見込めるはずもなく、楽観的意見としか受け止めることができません。  私は農村育ちで、常に農家の人たちの苦しい現状をそばで目の当たりにして育ってきました。その故あなたが都会の人間だからといった傲慢な言い方になってしまったことについては謝ります。  しかしこの現状は努力した結果でも自治体だけで解決できないハードルがあります。私は、若者に魅力ある産業がないことが一番のハードルだと思います。何をしようにも将来的に展望できる知恵がそのものが産まれ難い状況です。私もできれば自分の生まれついた故郷を支えて、両親の近くで生活したいけれど、何しろ仕事がありません。近くの中堅都市に在住しています。  長くなりましたが、こうした問題は、さまざまな立場の方がいるわけですから何が正しいとか、正しくないかとか結論する目的で質問したわけではありません。  しかし、回答者様がご自分なりに考え、真摯にお答えいただいたことに感謝いたします。たいへん参考になりました!ありがとうございました!

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