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Fe2O3のヨウ素滴定の手法
0.1Mチオ硫酸ナトリウム溶液の標定には成功しました。 しかし、その後の滴定がうまくいかず、Fe2O3の価数を求めることができません。 私は、化学が得意ではなく、この実験もできる方から拝見したら出来て当たり前なのかも知れませんが、 何故か成功せず困っています。分かる方、もし居られたら、お手数をおかけして大変申し訳ないのですが、アドバイスをよろしくお願いします。手法は以下の通りです。 Step1 : Fe2O3粉末100mgを1MのHClに溶かす。 (ホットスターラーでrpm:250, Temp:80℃) この後は、グローブボックスを用いて行う。 Step2 : ヨウ化カリウムを20 ml加える。 Step3 : でんぷん溶液を2 ml加える。 Step4 : 標定したチオ硫酸ナトリウムで滴定を行う。 Step5 : 以上の結果よりFe3価の計算を行う。 この手法で行ったのですが、Fe3価の価数が限りなく0に近くなってしまいます。 本当に分からないので、よろしくお願いします。
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- km1939
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再質問の回答です。 (1).冷えた溶液とは試料溶解後の検液を室温にすることです。 (2).KIを加えてからなるべく早く滴定するは好ましくありません。 前回書き忘れましたが、KIを加えて暗所で放置するとき、容器 はよう素フラスコ(三角フラスコにゴム栓等をしたもの)を用 いで遊離したI2の揮散を防ぎます。 参考 JIS K-8142 塩化鉄(III)六水和物(試薬)に鉄の純度試験法 が載っていますので参考にして下さい。私の回答とほとんど 変わりません。
- km1939
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私もこの方法で分析していますが、規定液濃度と試料量合をわせれば 低濃度から高濃度まで精度良く測定できます。 反応式をもう一度整理してみますと 2FeCl3 + 2KI → 2KCl + 2FeCl2 + I2 (1) I2 + 2Na2S2O3 → Na2S4O6 + 2NaI (2) となります、従って 0.1N Na2S2O3 1ml=0.005585gFeです。 分析上のポイントは、 (1).冷えた溶液を用いる、(2).KIを加えてから暗所に20分位放置し 十分よう素を遊離させる、(3).でんぷんは出来るだけよう素の色 が薄くなってから入れる、(4).滴定は30秒間放置し青色の復色があ れば追加する等です。
お礼
回答ありがとうございます。 では、失敗の要因にはFe2O3の量が多いせいもあるのかもしれないです。 もしかして、私の式も間違ってました? あと、折角回答して頂いたのに聞き返して申し訳ないのですが、 その分析のポイントについて、 冷えた溶液ということは、HClで粉末を溶かす際に ホットスターラ-を用いない方が良いですか? また、色々調べたところ、KIを加えてからは、 なるべく早く滴定するようにと学んだのですが、 放置しても大丈夫なのですか? 本当に初歩的なようなことを聞いてしまってすみません。 よろしくお願いします。
- elpkc
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試験の方法的には、合っていますが、 ヨウ化カリウムの量が充分か? でんぷん溶液を入れる時期は、ヨウ素の色が消えかけた時点です。 滴定値と計算を示した方が どこが間違えているか指摘しやすくなると思いますが。
お礼
回答して頂き、ありがとうございます。 ヨウ化カリウムは0.016Mのものを使用しています。 でんぷん溶液もその位置で試みたことはあるのですが、 色が変わらなかったので最初から入れてしまいました。 計算方法としましては、 2Fe3+ + 2I- = 2Fe2+ + I2と、 2S2O3(2-) + I2 = S4O6(2-) + 2I-より、 I2(mol) / Fe3+(mol) = 1 / 2, I2(mol) / Na2S2O3(mol) = 1 / 2。そして、 Na2S2O3(mol) / Fe3+(mol) = 1 / 1となるため、 Fe3+ = Na2S2O3の標定した濃度 × Na2S2O3の滴定量 / 1000 という計算で算出しています。
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お礼
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