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薬の名前はなぜわかりにくい

タイトルの取りです。 新聞でも名前の似た薬の取り違えがでていました。 実は私の知人も入院中点滴の液を間違えられました。 年間何百件もひやり事故があると思います。 私が不満に思うのは 1.日本語で例えば、血圧降下剤・劇薬・○○などと 表示できないのでしょうか。 それとも制限があるのでしょうか。 医療ミスは減るはず打と思います。 専門家の意見を聞きたいです。 人の命にはかえられないと思います。

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  • SAT40
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回答No.1

薬剤師で医薬品の開発に携わっております。 まず、 >日本語で例えば、血圧降下剤・劇薬・○○などと 表示できないのでしょうか。 というご質問の件ですが、これは既にパッケージには表示するように薬事法上で規定されています。医薬品のパッケージをごらんになる機会があれば理想的なのですが、パッケージには 1.医薬品名 2.薬効分類名(例えば「ベータ2気管支拡張薬」とかいった記載) 3.麻薬や劇薬・要指示薬であればその旨の記載(赤字で「劇」とか「劇指」とかいう風に記載されている) といった具合です。 問題は箱の記載云々より他の部分で起こっていると思います。 1.例えば医師の出す処方箋は、医薬品と用法用量の記載のみです。医薬品名は個々の製薬会社が考え出すものですので、似たような名称のものも存在します。薬剤師が調剤する段になって、名称が類似しているものを取り違える可能性は完全にゼロではありません。実際に患者さんに出す前には二重三重のチェックが行われますがそれでもゼロというわけには行かないでしょう。しかしながら身内びいきではありませんがこの段階ではかなり入念なチェックを行いますのでミスは本当に少ないです。 2.日本の医療環境もあると思います。看護師さんは異常に忙しいです。私の父が入院していた病院では、明け方の病棟看護師さんは二人、この二人で病棟全員の点滴その他の薬剤をチェックして、患者さんに配る準備をしています。量は半端ではありません。大テーブルにずらっと並んだ医薬品を二人でチェックして配るのですから、これはつらいです。処方箋と薬剤のマッチングをチェックするだけで精一杯ではないでしょうか?もし元々の処方箋がちがっていても、そこは見つけ出すのは相当つらいことだと思います(もちろん看護師さん達が怠慢だというわけでは毛頭なく物理的な問題で)。 あとは、医師自体がその薬剤に精通しておらず、用法用量を間違ってしまう場合もあるのは新聞などでご承知の通りですが、大元で違ってしまったらその下流の業務従事者は手も足も出ません。薬剤師法では、薬剤師は医師の出す処方箋により調剤を行うことになっていますので・・・どうみても明らかにおかしい場合を除いては、誤りを発見するのは難しいですね。 以上、ご参考になりましたでしょうか?

noname#10263
質問者

お礼

早速の回答でありがとうございます。 おおよそのことはわかりました。 患者さん自身がもう少し分かりやすくチェックするような案はないのでしょうか? 質問した後、考えましたが、「がん」の治療薬と書かれていた場合は患者さんのショックが大きいから、微妙な問題かなと思いました。

その他の回答 (5)

  • nozomi500
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回答No.6

結局、健康保険の認定でも「商品名」でされているから、メーカーがつけた名前で通ってしまう。F沢とかS野義とかY之内とかT田とか、それぞれ勝手にネーミングするから、まぎらわしい名前が登録されてしまう。 医師のカルテでも「成分名」でなくて「商品名」で処方してある(そのために、医師が商品名を知っていなくてはならない。逆に、医師に名前を覚えてもらえば確実に売れるから。メーカーは「試供品」とかいってタダで病院に薬を渡し、病院は堂々と保険請求して丸儲けすることもある)。 こんなのなら、私が薬剤師やっても調剤できるんじゃないかと思います。学生の頃実験で薬品はいっぱい使いましたからね。 薬剤師と医師の会話「先生、この『○○リン』は今月から『××シン』に変わったんですけど」「あ、そう、カルテ変えとくね」 実際に耳にしましたよ。 まえ、「湾岸戦争」のあと、国際救援チームが難民キャンプにはいったとき、日本の薬品は「商品名」しか書いていないので、日本語のよめない外国人の医師が使うことが出来なかったとか。成分表示(化学式なら世界共通)してありゃ、誰でも使えただろうに。 よけいな勘繰りをすると、日本の医者のレベルが低くて「頭痛に○ファリン」「咳には○ンザ」みたいな「キャッチフレーズ」で処方していて、「そもそも化学反応としてどういう働きをするのがどういう薬品だ」という勉強をしていないんじゃないか? 成分名で「これはガンの薬だ」とわかってしまうような患者はいない(そこまでわかる患者ならわかっても動揺しない?)んじゃないでしょうか。

  • 6697
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回答No.5

NO1の方がおっしゃるとおりです。 普通の街の調剤薬局にも1000品目以上の薬があります。承認が出ている医薬品は何万種類もあります。また、同じ成分でも会社が違って名前も違う物が多い物では何十種類もあります。間違えないようにするのが薬剤師でありますが、人間ですから思い込みや、うっかりもあると思います。だから、調剤した薬剤師とは別の薬剤師が監査したりする工夫もシステムとしてあるわけです。 かりに、薬剤を番号や記号で整理するとしたら、もっと、特徴がないために間違いやすくなると思います。 薬剤師はプロですから、薬の名前と薬効がわからなくて調剤を間違えるのではなく、思い込み、うっかりだと思います。また、調剤機器の誤動作もあると思います。それを一括して監査で確認するシステムになっています。 NO1さんの回答で誤解があるといけないので、補足させてください。(間違いというわけではありません。) ・・・医師自体がその薬剤に精通しておらず、用法用量を間違ってしまう場合もあるのは新聞などでご承知の通りですが、大元で違ってしまったらその下流の業務従事者は手も足も出ません。・・・ 全ての医師が精通していないんじゃあなく、ごく一部にはある、また、医師が間違うのは、医師だからではなく、人間の宿命、うっかり、思い込みが相当あると思います。また、大元(医師)で間違った場合は下流の病院薬局、街の調剤薬局の薬剤師は、手も足も出さなくてはなりません。つまり、その処方自体の正当性、適切性のチェックをかけて、間違っているか不適切な場合は、処方した医師に疑義照会をしなければならないことになっています。それが法律で定められた薬剤師の特権であり、職能、義務の一つです。これを怠って、見過ごした場合には、医師と同等の過失責任が問われるのが普通の判例に見られます。これが医薬分業の本来の姿です。 ・・・薬剤師法では、薬剤師は医師の出す処方箋により調剤を行うことになっていますので・・・どうみても明らかにおかしい場合を除いては、誤りを発見するのは難しいですね。・・・ この部分は、薬剤師は、処方せんによって調剤を行うんですが、難しいのではなくて、誤りを発見しなくてはならない義務があるんです。誤りでなくても、不適切も含んで、処方した医師に照会をかけて、処方変更を助言したりするわけです。それだけ、薬剤師には自覚と責任が必要なわけです。 では、間違いがゼッタイにないか、といえば、そうはいきません。医師の処方が正しくてもその通りに調剤していない場合だってあるわけです。思い込みやうっかりで。これは薬剤師が全て悪いことになります。あってはならないことですが、人間ですから、高度な調剤機械(全て人間の指示で動くんですが)だって電気的な、物理的な原因で誤動作で間違える場合があります。 日本全国で1日に百万件単位の調剤行為がおこなわれていますが、間違いは報道に出るだけではなくもっとあるはずです。プレスだって誤報道することもあるんです。でも、それを少なくする努力が大切で、間違ったこと事態は安易に片づけてはなりませんが、ある意味で仕方ないことだと思います。(ただし、責任の所在はきちっとするべきです。) 間違いを、医師、薬剤師等の医療従事者で出来るだけ少なくしていく努力が必要で、そのためにいろんな研修会や薬剤師会のヒヤリハット事例の収集などもあるわけです。医薬分業の意義なり、問題点は、下のサイトで熱心に取り上げられています。私もよく訪れていろいろな人の考え方を教えていただいています。 少し、理屈っぽくなってすみませんでした。 確かに、ご指摘のように間違いやすい名前はたくさんありますねえ。なにか良い考えはないかと思うんですが。(笑い) 薬剤師としての自覚と責任で、間違わないように、しっかり努力せねばと思っています。 付録:業界で間違いやすい事例(医薬品名)・・・外にもたくさんあります。 テオドール:テグレトール     アストミン:アスドリン:アスベリン クラビット:クラリシッド     パナルジン:パラミジン セレネース:セレナール      プロパジール:プロパコール それに、同じ名称でも、錠剤、カプセル、また、成分の含有量が何種類も!! 以上です。 ああ疲れた。(笑い)    http://www2.nsknet.or.jp/~s-yoshi/index.htm

noname#10263
質問者

お礼

お礼が遅くなりすいませんでした。 ありがとうございました。

  • SAT40
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回答No.4

後発医薬品の名称に関する問題については#2の先生がおっしゃるまったくそのとおりです。後発医薬品の名称に関しては、あまりに紛らわしい場合には名称使用差し止めなどの名目で訴訟を起こす場合もあったようですが、相当に紛らわしくない限りは訴訟自体を起こすのが難しいという話を聞いたことがあります。この点、法規制がなされていない現状では、製薬業界自体が何らかの自主規制はもうけるべきだとは感じます。

  • SAT40
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回答No.3

補足です。患者さん自身によるチェックはとのことですが、薬の名称と剤型だけのチェックと話を限定してお答えします。 1.外来患者さんの場合でしたら、まず病院でもらった処方箋上の薬剤名が以前にもらったものと違っているかどうか、また薬局で出された薬と添付されている薬剤リスト内容との整合性で容易にチェックできますよね? 2.入院患者さんの場合は、これは見た目だけでは難しいですね。何故なら、静脈内投与の薬剤などですと点滴用の生理食塩水や注射用蒸留水に混ぜて投与されてしまうので、そもそも何か薬が入っているかどうかも見た目では??でしょう。ただ病棟薬剤師を配置している病院も昨今増えてきましたので、そういう方々がいらっしゃればある程度情報を仕入れることはできますよね。 因みに蛇足ですが、それ以上の情報というと、傲慢なようですが、ある面「聞いてどうするの?」という側面も出てきます。個々の薬剤の薬理作用など、情報としては得れれるかもしれませんが、内容を正しく理解するにはそれ相当の医学・薬学の知識が必要となってくると思います。無用の騒ぎになる可能性も否定できませんし、そうなると治療上マイナス的側面も出てきますよね。この辺は難しいところです。 どうしても情報を仕入れたい場合には・・そうですね、日本医薬品集や医薬品識別コード表などの書籍を仕入れれば完璧な情報を得ることは出来ます。 ご参考になりましたでしょうか??

  • marutaka
  • ベストアンサー率23% (27/113)
回答No.2

精神科医をしています。幸い、我々の分野では薬の取り違えをすることは、まずありません。これは精神科領域の薬が限定されているからとも思いますが、他科では報道されているように確かに多いですね。ご質問に関しては、既に専門家の方が詳しく述べられているのでそれ以上はありませんが、少し思うところを述べます。 日本の医薬業界は、所謂ゾロ品(成分は同じだが後発品)と言われる薬で成り立っています。先発品の特許が消失すると、自然と後発品(こちらが購入価格が安い)が市場で幅を利かすようになります。ここで問題なのが、既に報道されているように、後発品に対して他科薬剤と間違えやすい紛らわしい命名をすることです。そうすると、何千と存在する薬の中で他科領域にまたがり、似たような名前の薬がでてきてもおかしくありません。 そもそも命名する段階で、将来間違いのないように厳重にチェックするべきですが、どうもそれが出来てないようです。基本的には、薬品に対して許認可権のある厚生労働省が、紛らわくかつ間違えそうな薬品に関しては名前の変更を指導する等、積極的に介入する必要があると思います。 これからも、新人の医師や薬剤師は毎年何千人と出てきます。それにも況して、薬品数は増えつつあります。現場だけの責任にせず、国が指導的立場になっての抜本的な解決が必要と思われます。

noname#10263
質問者

お礼

専門の方にこんなに回答してもらいお礼が間に合いません。 私が思うにカタカナの名前と併用してわかりやすい日本語の名前とか図を使うようにはできないのかなと素人ですが、思います。 また、後でお礼いたします。

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