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未就学児に対する掲示物の表記方法

日本語ですと、語彙を易しくし、かつ、漢字を使わずひらがなやカタカナで書くと言うことをやりますが、中国語では、語彙を易しくすることは出来ても表記そのものを漢字以外にすることはできないように思います。どうやって、学齢年齢に達していない子供に対して、注意などの掲示をするのでしょうか。 それとも、中国などの漢字のみの使用国では、3・4歳になったらある程度の漢字は自然に読めるようになるのでしょうか?

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  • jayoosan
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回答No.3

>街中のたて看板に絵文字を使っていたとか 江戸自体はよくわかりませんが、私的にはう図を使うか、漢字(という外観)を使うかだけで、やっていることは同じではないかと思います。 また簡略化された漢字(現代の簡体字漢字そのものではない、漢字をもとにし音を連想させる字(図形))も同じだと思いです。 たとえば日本で、□に・をうってマス(升)から「ます」の音を想像し、ますと読ませます。字が読めない人や学校を出ていない人でも、会話はできるので、音がつたわれば言葉がつたわり、意味が伝わります。 漢字圏でももとの漢字が難しくても、ある似た字または簡略化された図形(文字)に同じ音がむすびつけば、人民は理解してきたのだと思います。 実際漢字圏では、漢字はかなりにアレンジされてきました(普通話が施行されるもっと昔の話。日本も明治以降と戦後になってかなり体系化されたとするなら、昔は自由だったとも考えられる)。 http://homepage2.nifty.com/Gat_Tin/kanji/onpukae.htm http://homepage2.nifty.com/Gat_Tin/kanji/genryaku.htm http://homepage2.nifty.com/Gat_Tin/kanji/onpukae.htm 飛ぶという字が難しくても、その外側の上の部分だけを飛ぶという音(fei)であると伝わるなら、漢字としては飛ぶという文字を書かなくても伝わります。廠が厂でも、停の字が[イ丁]であっても同じです。 日本の幼稚園で「てをあらいましょう!」と水道の近くに書いてあったとき、それだけでは児童は「て」が漢字の「手」とは思っていませんし、、また「あらう」も「洗う」とは思わないでしょう。しかし、親や先生から「て」は自分の両手の映像であり、「あらう」とはそれを水の下にもっていって水ですすぐイメージを教えれば、「てをあらう」ということを理解するのと似ています。 古い字は日本のカナほどシンプルなものもありました。 http://homepage2.nifty.com/Gat_Tin/kanji/koji.htm 凹凸は漢字ですが(中国の漢字辞典にもでてきます)、これは形と音と意味がむすびついた良い例だと思います。この形から、突と窪(み)を形と音から連想させます。では、たとえば日本で、大人のように突と窪の漢字を学ばないとイメージできないかというと、そんなことはなく、たぶん凹凸という形と音だけでイメージがわかり、意味を理解するでしょう。 停が[イ丁]だったとしても、その音と意味をだれかが教えれば、それは児童にかぎらず、学のない人にも伝わるのだと思います。あとから大人になって停の字を学んだら、(政府や教科書に)規定された漢字として理解するでしょう。 漢字も画数は別として、それ自体実は絵であり図形なのです。どの形を使うのか、どれだけの量の学ぶのかは、また時間と地域の問題なので(全国同じペースで教育がいきとどいていない)分けて考えていいとおもいます。

taked4700
質問者

お礼

丁寧に回答をありがとうございました。 御礼が遅くなり申し訳ありませんでした。 確かに、 >日本の幼稚園で「てをあらいましょう!」と水道の近くに書いてあったとき、それだけでは児童は「て」が漢字の「手」とは思っていませんし、、また「あらう」も「洗う」とは思わないでしょう。しかし、親や先生から「て」は自分の両手の映像であり、「あらう」とはそれを水の下にもっていって水ですすぐイメージを教えれば、「てをあらう」ということを理解するのと似ています。 と言うことは、その通りであると思います。 多分、絵文字のようなものも、それだけで伝達されたのではなくて、必ず内容を理解した人がいて、備忘録とかメモ、または、解説のような意味で使われたのでしょうね。その意味では、やはり、表意文字というよりは表音文字の役割が大きかったのかも知れないなと思い直しました。 いわゆる表音文字と表意文字の境目が、どこにあるのか、どう言う形で両者が成立分化して行ったのか、益々分からなくなってきました。 重ねてありがとうございました。

その他の回答 (7)

  • happi1
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回答No.8

No5です。 今日、知り合いの中国人に確認しました。 人に拠り程度差はありますが 4,5歳になれば簡単な漢字はある程度読めるようです。 上、下、木、自分の名前、家族の名前など 身近にあるものは最初に覚えるでしょう。 まあ、日本の子供が入学前に ひらがながある程度読めるのが一般的なのと同様に あちらの国では漢字が自然に読めてしまうようですよ。

taked4700
質問者

お礼

ありがとうございました。 中国人は、漢字文化が長いだけあって、それだけ、漢字認識能力のようなものが幼いときから発達しているのかも知れませんね。 まあ、それも環境がなせるわざと言えるのでしょうが。

noname#68430
noname#68430
回答No.7

語彙を易しくすることは出来ても表記そのものを漢字以外にすることはできないように思います。 中国などの漢字のみの使用国では、3・4歳になったらある程度の漢字は自然に読めるようになるのでしょうか? ↑ これは質問者の方の認識通りで、間違いありません。 中国語では、漢字よりも簡単な表記法はありません。 日本語では平仮名、片仮名が最も簡単な表記法になりますが、これ以上認識のし易い表記はできないのと同じです。 http://www.21newcn.net/NewsInfo.asp?id=235 ↑このWEBサイトに掲載されているようなものが、幼児向け漢字教育の最も易しいレベルです。 このような質問には、必ず「幼児にはピンインというアルファベットによる読み方を覚えさせ、これを振り仮名代わりに併記する」という回答をする人が必ず現れますが、絶対にそのようなことはありません。掲示物には振り仮名はつかず、漢字のみで表記されます。

taked4700
質問者

お礼

ありがとうございました。

noname#68410
noname#68410
回答No.6

日本の尺度で何でも物事を考えてはいけないと思います。それに 3・4歳と言ったら、日本人だって平仮名を読める子は少数です。 >どうやって、学齢年齢に達していない子供に対して、注意などの掲示をするのでしょうか。 これは簡単です。大人の人が何度も子供に言って教えます。

taked4700
質問者

お礼

ありがとうございました。

  • happi1
  • ベストアンサー率53% (118/221)
回答No.5

手元に中国の小学1年生が使う「語文」の教科書があります。 いわゆる国語の教科書です。 これを見ると上巻(9月から1月の半年間)で約500の漢字を習います。 書けなければいけない漢字と読めれば良い漢字に 分かれていますがそれでも1年生で1年間に1000以上の 漢字を習うんですね もちろん簡体字ですがけっこう難しい漢字もすぐに出てきますよ 燕、睡、掌、嘴、顆など さらに発音練習の為にピンインを習うのでアルファベットも書き方から習います。 自国語とは言え、親が標準語を話していない地方の子供達は 標準語学習は外国語を習うのとほとんど同じです。 日本の小学1年生が英語を習い1年間でぺらぺらになるのを要求されているのと同じですね 教科書のピンインは後半からはもうありません。 数ヶ月後からはすべて漢字だけです。 で日本の小学生が6年間かけてならう漢字を1,2年で学習終えてしまいます。 さすが漢字の国、学習能力高い 小学1年生でこれを全国、誰でもやるので 今はTVもあるし幼児教育も都市部ではかなり発達しているので 未就学児でも漢字はある程度読めているものと思います。 なお一般社会生活上ではピンインを振り仮名としては使いません。

taked4700
質問者

お礼

ありがとうございます。 日本と比べると比較にならないほど覚えなければ行けない漢字の数が多いですね。文字として漢字以外が無いから、必要性があり、また身近にそれだけ多く漢字があると言う前提があるのでしょうが、それにしても、漢字を学ぶと言う面だけで、落ちこぼれを多く生み出す可能性が高いように感じます。そこらへんの対策はされているのか、どんな対策があるのか、興味のあるところです。 送り仮名をふれないという点が今回の疑問の一つの側面でした。漢字は、言語と言う側面から眺めた場合、非常に不思議な言語だと感じています。 重ねてありがとうございました。

  • negitoro07
  • ベストアンサー率24% (389/1569)
回答No.4

中国ではピンイン(アルファベット)、台湾では注音(日本の仮名に近い)があります。ピンインは、注音を元にアルファベット化したものです。ただ、台湾では、ピンインが実際の発音と少し違うので不正確だという人もいます。(私はよく分かりません。) 中国の例が紹介されていますが、台湾でも注音は学習用の発音表記であり、大人はあまり使いません。パソコンでの入力も、注音以外の方法を使う人も多いようです。 とはいえ、実は以上は標準語の話です。 中国の多くの地方も、台湾も、母語は標準の中国語じゃないんです。それぞれの地方で、違う言葉を話しています。ヨーロッパの諸言語と同じくらい違うんです。 中国語では、こうした話し言葉を「方言」としか位置づけていません。しかし、発音の違いが大きく、文法も少し違いますし、漢字でも表現できない音があると聞きます。さらに、発音の表記方法も確立していません。台湾語や広東語でも、複数の表記方法があって、習う先生によって違うぐらいです。 方言が母語の場合、中国や香港では母語を基礎として、標準語を学校で習うそうです。しかし、台湾では方言が有力な地方でも、テレビなどを通して、小学校入学前に標準語が理解できるようになる人も少なくないようです。 もちろん、標準中国語が母語だという中国人や台湾人もいないわけではありません。特に親が違う地方の出身者であったり、あるいは異なる地方の出身者が集まる都市(深センや台北)で生まれ育った場合です。 さらに、母語と、近くの大都市での共通語(たとえば、上海語)が違う場合もあり、そうなると標準語を含めて3つの言葉を使いこなすことになります。留学でもすれば、さらに増えていくのです。 なので、華人系の人たちは、子供のころからバイリンガル、トリリンガルな状態にいることが多いようです。とはいえ、ヨーロッパでも何カ国語もできる人がいますよね。違う言葉とはいえ、共通点もあるので、日本人が思うほど難しくはないのかもしれません。

taked4700
質問者

お礼

ありがとうございます。 広大な中国ですから、方言の独立性は結構高いのでしょうね。ただ、文字や熟語の意味はある程度統一されているのでしょうか?それとも、機能語としての単語や、熟語も地方によって意味がずれることがあるのでしょうか? また、別の機会に、質問を立ててみます。ありがとうございました。

  • jayoosan
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回答No.2
  • jayoosan
  • ベストアンサー率28% (929/3259)
回答No.1

広い土地なので、全国的に教育システムが徹底されにくい中国ですが、掲示物に関しては漢字でしかないとおもいます。 それを全て児童が読めるかは別問題です。日本だって「てをあらいましょう!」と書いてあるのを、自分が当時読めていたかは不明です。絵本でさえ、絵ばかり追っていたような気がします。 当時読めていたという気がするのは、現時点の意識でかなも漢字もわかるためのオーバーラップで、同級生の名札が読めていたのは音をくりかえしていただけで、意味は理解していなかったとおもいます。たとえば、「おおにしけんじ」と書かれていた友達の名札を読めても、その後ろに「大きい」とか「西」という意味がはいっていたことを認識はしていなかったと思います。あくまでも「音」でとらえていました。 日本では漢字とかなの関係は、現代では表意文字+表音(または音節)文字として紹介されることが多いですが、漢字はもともと意味だけではなく、漢字を構成する部品(つくりやへん)の中に音を借りてきたり、音を想起させる(漢字は音節も表す)要素があります。 小さな子どもと唄う歌で、同じような音ばかり繰り返す歌もあるので、そういった音のとっかかりのあるところから入り、漢字を身につけていくのだと思います。 シンセンに住んでいたとき、住んでいたマンションのとなりに現代的な小学校がありましたが、保育園らしきものは目に見える場所にはありませんでした。しっかりした小学校に通う生徒はみな、金持ちの家の子にみえました。幼稚園的なものがあっても、ごく一部の高収入層が通わせているだけでしょう。地方にいけば、小学校に入るのも(人口が多いため)行くのも(金銭的にも、また近くにないので寄宿舎のところも多く)大変です。日本は一般家庭をみたとき平均層が多く例外層(超金持ちや超貧乏)がどちらかといえば少ないですが、中国は平均層は絶対的貧乏といっても過言ではないため、一概にどの年齢に何が行われているかを語りにくい部分があります。 「北京や上海の都市部における、中流層が子どもを通わせる幼稚園では」のような、限定で考えた場合、 Wikipediaには下記のような記述があります。 幼稚園招收3-5歲的兒童,進行初步的教育,但以遊戲為主 3~5の児童には(幼稚園で)初歩的教育が行われる、ただしお遊びが主。 また、都市部では子どもが喜ぶおもちゃ屋が増えていますが、店内の看板等にはもちろん漢字が使われています。繰り返し音を連想させるような簡単な漢字をよく目にしたおとおもいます。 漢字は、日本の漢字も数字から始まったり、九九も簡単な段からゆっくり練習するように、学習が容易な順に学ぶようにはなっていると思います。 幼稚園年長組から小学校低学年が見そうな番組で、すでにかなりの漢字が使われています。(出演者が視聴者よりすこし年齢が高めなのは、日本も同じ)。 http://jp.youtube.com/watch?v=EybuHj-lgeE 少し年齢が上がりますが、下記は中国Amazonの児童文学(絵本)ですが、これに限らずこのページに現れるいくつかの絵本の対象年齢は0~10歳となっています。ちょっと範囲が大ざっぱですが。 中間をとるとして、小学校にはいる年齢の6歳くらいでも読めるような漢字の訓練を、このようなメディアでしているのだと、私は考えています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%BC%A2%E8%AA%9E%E5%B8%B8%E7%94%A8%E5%AD%97%E8%A1%A8 上の番組でも絵本でもそうですが、大人がつくるものは意味がわからず歌っていたり、見ているかもしれませんが、子どもたちの漢字や語彙の限界のちょっと高いところを、こういった作品は引き上げているのだと思います。日本だってアニメの歌詞の意味が難しくてしばらくわからなくても、友人から聞いたりして意味がわかっていきますよね。 また、先日まで日本のTVでよくみかけたCMでも、6~7歳くらいのこどもが早口で歌っていた、あの語彙程度はなんら問題亡いと思います。実際の歌はもう少し年齢が上の子の録音で、口パクの可能性はありますが、詞はながくなく意味も複雑ではありません。 http://www.agc-group.com/campaign/tvcm/index.html 余談ですが、中国大陸では、現代漢語常用字表として計3500字あり、そのうち第一水準(使用頻度の高いもの)ともいえる常用字が2500字あります。 昔は毛沢東語録の漢字をすべてカバーしないといけなかったのかもしれませんが(たしか3000文字程度ある、ただし日本の「畑」などの中国漢字ではない字もある)、以前ここに書かれていた中国人の方の話では、2000数百字あれば毛沢東語録の98~9%をカバーしているようなことも書かれていたと記憶しています。 日本人も2000近い漢字を学ぶとしても、実際には生活では1000数百しか使っていないのではないでしょうか。 学ぶことと、理解することと、生活で使えること、はそれぞれ完全にリンクしていないと思います。 余談二ですが、ちなみに中国人は、政策的に施行された言語である普通話を簡体字とピンインとともに覚えていますが、しかしパソコン入力はピンインを使うひとはたぶん50%を超えていないとおもいます(統計はないが周りを見ると3~40%がいいとこ)。多くは五筆またはそれに類する筆順入力をしているのではないでしょうか。 何がいいたいかというと、子ども教育も漢字に関するものも、ネットでみる情報よりも、現地中国で起きていることは、だいぶ違う印象があるということです。

taked4700
質問者

お礼

長文の詳しいご回答ありがとうございました。 やはり、子供向けの掲示にも漢字を使うのですね。 時々疑問に感じるのは、漢字を覚えるのはかなり大変なので、漢字文化であることが却って社会の階層化を進める要素になっているのではないかということなのです。 多分、日本も、漢字文化で、ひらがなを使う機会がない人々がかなり多くいた時代があったはずです。ただ、多分、(すいません、多分と言う言い方が多くなり)絵文字とか、何らかの方法で、文書の形で意味を伝える方法を使っていたのだと思うのです。そして、多分、中国でも、ある程度昔は同じ状況であったのではと思うのです。そして、現在、そう言う習慣が今でも残っているのか、もし残っているのなら、どんな形で意味を表しているのだろうと疑問に思ったのです。 江戸時代(?)とかに、街中のたて看板に絵文字を使っていたとか言う話を聞いたような、かなりあやふやな記憶ですが、あったので、それで質問をした次第です。 もし、そういった形の意味の伝達方法があったかどうか、ご存知でしたら、重ねて申し訳ないのですが、ご回答を頂けたらと思います。 重ねてありがとうございました。

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