• 締切済み

エステルの除去の反応機構について

エステル官能基を持った化合物に, 塩化マグネシウムとDMSOを加え還流を行うとエステルが除去できると論文に書いてありました。その反応機構を知りたいのですが、どなたか教えていただけないでしょうか? また, NaCNとDMSOを加えてもエステルは除去できるみたいです。DMSOがやはりかかわっているのでしょうか?

  • 化学
  • 回答数3
  • ありがとう数3

みんなの回答

noname#66526
noname#66526
回答No.3

No2です。 この反応は、 -CO-CH2-COOCH3 CH3OOC-CHR-COOCH3 の様な、βーケトエステルやマロン酸型の構造をとっている時に、エステル基が分解されて脱炭酸を起こす反応です。 ご質問の、 >その後どのようにして、そのアニオンにプロトンがくっつくのでしょうか? 一般論ですが、反応は終了すると「後処理」といって「水を加えて」「有機溶媒にて目的物を抽出」と言う工程が有ります。 その時の水がプロトン源です。

sukima0501
質問者

お礼

ありがとうございます.分からなかったのでかなり参考になりました.たしかに,論文の後処理でエーテルと水で抽出を行なっていました.このときの,水がプロトンになるんですね!

noname#66526
noname#66526
回答No.2

この反応は、Krapchoの脱炭酸反応と言われるものです。 DMSOは、NaCN, MgCl2, NaCl等の無機塩を溶解する目的と反応温度が結構高いので用います。 http://en.wikipedia.org/wiki/Krapcho_decarboxylation このカテで、時々知識の不足している回答者が回答しており、質問者に誤った知識を与えているのを見受ける。 質問者は、間違えた知識を持って有機化学を嫌いにならないようにしてください。

参考URL:
http://en.wikipedia.org/wiki/Krapcho_decarboxylation
sukima0501
質問者

お礼

ありがとうございます。困っていたものでとても助かります。追加の質問よろしいでしょうか? この反応が、Krapchoの脱炭酸反応ということは分かったのですが、シクロヘキサン環の同じ位置にアルキル基とメチルエステルが両方付いている場合シクロヘキサン環のアルキルアニオンが中間体としてできると思うのですが、反応条件はDMSOとMgCl2だけなのに、その後どのようにして、そのアニオンにプロトンがくっつくのでしょうか?分かりにくい質問だと思うのですが、よろしくお願いします。(構造が書けないので分かりにくいと思いますが・・・)

回答No.1

ここを参考にしてください。 http://www.chem-station.com/odoos/data/ol-al-1.htm

sukima0501
質問者

お礼

ありがとうございました。大変困っていたもので助かりました。DMSOはこういう風に反応していくのですね!まだ反応機構になれていないので助かりました。本当にありがとうございました。

関連するQ&A

  • この反応について、詳しく知りたいのですが・・

    2’-ヒドロキシカルコンにDMSOとヨウ素を加えて加熱還流するとフラボンが出来るようなのですが、この反応の詳細(仕組み、反応機構、反応名)について教えてください。 参考になるURLでも結構なのでよろしくおねがいします。

  • 反応機構について。

    エステルのアルカリ加水分解(鹸化反応)の反応機構の式がいまいちよくわからないので教えてください。

  • エステル化反応の生成物の耐水性についての質問です。

    エステル化反応の生成物の耐水性についての質問です。 エステル化反応はカルボキシル基を有する化合物と水酸基を有する化合物からエステル化化合物と水ができる平衡反応であると学校で教わりました。また、エステル化反応はルシャトリエの原理に従っており、例えば反応系内に水が多量に存在する場合は平衡が左に傾き逆反応が進行すると教わりました。 そこで質問です。上に例で挙げたように、反応系内に水が多量に存在する場合、逆反応が進行すると考えられますが、エステル化反応の生成物でありペットボトルなどに用いられているポリエチレンテレフタレートなどは何故耐水性を有しているのでしょうか?

  • エステル交換の反応機構-塩基触媒下-

    エステル交換反応で酸触媒についての反応機構は本で見るのですが、塩基触媒下での反応について書いてるものを見つけることができませんでした。 ポリ酢酸ビニル→ポリビニルアルコール の反応について、水酸化ナトリウムを触媒として、加メタノール分解で合成を行いました。これの反応機構をわかる方がいましたら、教えてくださいませんか?よろしくお願いします。

  • 反応機構

    <電子の移動などを矢印で表している反応機構>を載せている化学の論文をサイト上で探しています。普通に化学反応だけが書かれた論文はあるのですが、細かい矢印まで書いてある反応機構を見つけることができません。そのようなサイトをご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。よろしくお願いします。

  • 金属アルコキシドのエステル交換反応はどんな機構で進む?

    金属アルコキシドのエステル交換反応について教えてください。 下の(1)式において、Mは例えばSiなど、比較的安定な金属アルコキシドです。 M(OR)n + R'COOR'' → M(OR)n-1(OR'') + R'COOR (1) 上記のような反応が(恐らく)酸性条件で進むと思うのですが、 これは通常の有機物でいうところの「エステル交換反応(2)」とは反応機構がまったく異なるのでしょうか? ROH + R'COOR'' → R''OH + R'COOR (2) (2)の(可逆)反応だと、エステル加水分解と同様、(酸性条件では)カルボニル炭素をアルコールが求核攻撃することによって反応が進むのだと思います(間違いがあればご指摘ください)。 しかし、(1)でそのような機構を考えるのはやや無理があるような気がするのですが・・・・ どなたかアドバイス頂けないでしょうか?

  • エステルの加水分反応について

    酸触媒および塩基触媒によるエステルの加水分解反応機構について教えて頂けますでしょうか。

  • エステル加水分解反応機構

    エステル加水分解反応機構って分かりますか? R-CO-OR' +H2O → R-CO-OH + R'OH Oに電子が引っ張られて、C+になって求電子試薬になって、水の電離で生じてるOH-の電子がくっつく。 これでいいですか? 大学レベルで回答できる方、どうか分かりやすくおしえてください。 お願いいたします。

  • Davis酸化の反応機構

    論文中にDavis酸化という知らない反応がでてきたので調べたところ、私の大学で使っているマクマリーの教科書および大学図書館で調べたウォルハルトショワーやウォーレンの教科書からは私が調べた限りでは、Davis酸化についての記述は見つけることはできませんでした。 そこでネット検索したところ下記サイトを見つけました。 http://www.chem-station.com/odoos/data/davis.htm 「ケトンに塩基を作用させ、エノラートとした」ここまではわかるのですが、この後の「2-スルフニルオキサジリジンを加えることでケトンやエステルのα位を酸化」ここの反応機構がわかりません。 上記箇所の反応機構を教えてください。よろしくお願いします。

  • DMSOの除去について。

    現在、植物の抽出物を使用して 実験を行っていて、 得られたサンプルをDMSOに溶解して 活性試験を行っています。 活性試験の結果を基に 活性を示す化合物の単離も目指しているのですが 量が少ないサンプルについて 一度活性試験のために DMSOに溶解したサンプルを NMR解析に使用したいと考えています。 DMSOを除去する必要があるのですが DMSOはどうやって除去したら良いでしょうか?? 沸点が高いので エバポレーターで除去するのは難しいな… と思い、今現在は凍結乾燥を視野に入れているのですが 他に何か、良い除去方法をご存知の方はぜひ教えてください。 よろしくお願いします。