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中南米におけるODA

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日本の中南米におけるODAが減額しているのは何故なのでしょうか。

回答 (全1件)

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1990年代後半から、ODA予算全体が減っているという要因があります(1)。
海外からは、日本の国民所得対比のODA支出は平均よりも少なく、
もっと支出してもらいたいという要望も来ますが(2)、
国内では財政赤字が険悪で海外に気を遣う余裕はないという声が強かったり、
不況期にODAに対する世論の支持が下がったりして(3)、
なかなか援助の規模を増やすというのが難しい状況です。

こうした中で、アフリカや南アジアなどの、より所得水準が低い国への援助を増やそうとすれば、
援助先の中では相対的には所得水準の高い中南米や、
成長環境の良好な東南アジアや中国などへの援助まで手が回らなくなってしまいます(4)。
時期的にアフリカやイラク、アフガニスタンの債務免除も重なっています。

ずっと前から言われていることですが、日本と貿易関係の大きい東南アジアや中国や、
戦略性の高い資源を有する一部の資源国と比べて、
中南米には日本の外交戦略上の重要性が相対的に高くならないために、
援助の優先順位が後に回ってしまうと言われます。

2000年以降に円の総合的な為替レートは安くなり、一方で中南米は
1990年代末の危機から一段落を経て通貨価値も立ち直ってきたため、
援助先の側から見ると存在感が低くなってしまったというのもあるかと思います。

(1)外務省より、一般会計ODA予算の推移。
一般会計ODA予算は最盛期の1997年から4割も削減された。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/yosan.html

(2)OECDによる2007年速報値によると、
日本のODA支出規模は、アメリカ、ドイツ、フランス、イギリスに次ぐ五番目に後退。
ODAの国民総所得に対する比率は、OECD開発援助委員会加盟国中、下から三番目になった。
http://www.oecdtokyo2.org/pdf/theme_pdf/development_pdf/20080404oda.pdf#page=5

(3)外務省の「外交に関する世論調査」によると、
経済協力を積極的に進めるべきだという世論は、
不景気を背景に1990年代後半~2000年代初頭にかけて大きく低下した。
一方、景気回復感に併せて2005~2007年には回復した。
http://www8.cao.go.jp/survey/h19/h19-gaiko/images/z29.gif

(4)ODA支出純額の地域別推移
1998年 合計86.1億ドル
中南米5.5億ドル アフリカ9.5億ドル 東南アジア24.4億ドル 北東アジア12.1億ドル 南西アジア14.6億ドル 中東3.9億ドル
2000年 合計96.4億ドル
中南米8.0億ドル アフリカ9.7億ドル 東南アジア31.3億ドル 北東アジア7.0億ドル 南西アジア11.3億ドル 中東7.3億ドル
2002年 合計67.3億ドル
中南米5.9億ドル アフリカ5.8億ドル 東南アジア17.5億ドル 北東アジア8.7億ドル 南西アジア11.6億ドル 中東2.1億ドル
2004年 合計59.5億ドル
中南米3.1億ドル アフリカ6.5億ドル 東南アジア9.1億ドル 北東アジア9.8億ドル 南西アジア3.4億ドル 中東10.3億ドル
2006年 合計74.8億ドル
中南米4.3億ドル アフリカ25.6億ドル 東南アジア7.3億ドル 北東アジア6.2億ドル 南西アジア5.2億ドル 中東10.5億ドル
(外務省より)
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